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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、日米金利差や米金利先高観で137円視野

2023/3/1 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、日米金利差や米金利先高観で137円視野 1日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。日米金利差が意識され、下げづらい値動きが続く見通し。また、今晩のISM製造業景況指数が堅調な内容となり米10年債利回りが一段高の場合、137円台浮上の可能性もあろう。 前日発表された米経済指標でシカゴ購買部協会景気指数や消費者信頼感指数などが予想外に低調な内容となり、米10年債利回りの低下でドル売り先行。ユーロ・ドルは1.06半ばに値を切り上げ、ドル・円は135円70銭台に軟化している。ただ、本日アジア市場で米金利は持ち直し、再びドル買い基調に振れた。ドル・円は下値の堅さが確認され、136円台を維持。日銀審議委員の緩和継続の見解による円売りもドルをサポートした。 この後の海外市場は日米金利差で、上昇基調を維持する見通し。また、米経済指標とそれを受けた米金利の動向が注目される。今晩発表のISM製造業景況指数は前回の47.4から48.0に改善すると予想され、連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め長期化を期待したドル買いが強まれば137円台の可能性も。ただ、想定通り景気の好不況の節目50を4カ月連続で下回れば、米金利の押し上げ効果は見込めず、ドル買いは限定的とみる。 【今日の欧米市場の予定】・17:55 独・2月失業率(予想:5.5%、1月:5.5%)・17:55 独・2月製造業PMI改定値(予想:46.5、速報値:46.5)・18:00 ユーロ圏・2月製造業PMI改定値(予想:48.5、速報値:48.5)・18:30 英・2月製造業PMI改定値(予想:49.2、速報値:49.2)・18:30 英・1月住宅ローン承認件数(予想:3.85万件、12月:3.56万件)・22:00 独・2月消費者物価指数速報値(前年比予想:+8.5%、1月:+8.7%)・23:00 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁討論会参加・23:45 米・2月製造業PMI改定値(予想:47.8、速報値:47.8)・24:00 米・2月ISM製造業景況指数(予想:48.0、1月:47.4)・24:00 米・1月建設支出(前月比予想:+0.2%、12月:-0.4%) 《CS》