マーケット
10/4 15:15
38,635.62
+83.56
42,011.59
-184.93
暗号資産
FISCO BTC Index
10/5 6:12:17
9,276,405
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

新興市場見通し:植田氏の国会聴取やPCEコアデフレータに注目、IPO1社

2023/2/18 14:26 FISCO
*14:26JST 新興市場見通し:植田氏の国会聴取やPCEコアデフレータに注目、IPO1社   ■インフレ・利上げ長期化への懸念強まる 今週の新興市場は続落。日本銀行の新総裁に、経済学者の植田和男氏が就任する見通しとの報道を受け、週明けは金融緩和の修正と国内金利上昇への思惑が強まる中、新興株も下落スタート。その後は、米1月NY連銀消費者調査の結果で、家計収入の伸び率予想が前月から大幅に低下した一方、米1月消費者物価指数(CPI)が強い結果となるなど、強弱材料が混在する中、新興株は一進一退が続いた。しかし、米1月卸売物価指数(PPI)が予想を上回ったほか、米連銀総裁のタカ派発言を受けて利上げ幅が再び0.5ptまで拡大されるリスクが意識される中、週末はリスク回避の売りが広がった。なお、週間騰落率は日経平均が-0.57%だったのに対して、マザーズ指数は-1.89%、東証グロース市場指数は-1.55%だった。 時価総額上位銘柄では週間でライフネット生命<7157>が-10.8%、ウェルスナビ<7342>が-6.6%、ビジョナル<4194>が-6.5%、FPパートナー<7388>が-6.1%、アイドマHD<7373>が-5.6%などと全般軟調。一方、そーせいG<4565>は+5.1%、今期見通しが好感されたBuySell Technologies<7685>は+8.4%、中期経営計画が評価されたI-ne<4933>は+25.3%と急伸した。週間騰落率ランキングでは、第1四半期好決算やリリースが材料視されたマイクロアド<9553>が人気化し、+77.5%と急騰した。 ■個人投資家の物色意欲は旺盛、IPO1社 来週の新興市場は強含みか。米雇用統計や米CPI、米PPI、これら指標結果を受けた最近の米連銀総裁のタカ派発言を受けて、インフレと利上げの長期化懸念が高まっている。ただ、マザーズ指数は25日移動平均線を挟んだ一進一退を続けており、上向きの75日線がしっかりサポートする展開となっている。 今週末はクリーブランド連銀のメスター総裁やセントルイス連銀のブラード総裁らの発言を受けて、利上げ幅が再び0.5ptに拡大されるのではないかとの懸念が高まったが、両総裁は本年は米連邦公開市場委員会(FOMC)での投票権を持たない。一方で、投票率を持つフィラデルフィア連銀のハーカー総裁などは利上げの終了が近づいていることを示唆しており、利上げ幅が再び引き上げられる確率は高くないと推察される。今週末の米株式市場も底堅く推移しており、週明けの新興市場では押し目買いが入りやすいだろう。 週末には次期日銀総裁候補の植田氏の国会での所信聴取や米連邦準備制度理事会(FRB)が重要視する米1月個人消費支出(PCE)コアデフレータの発表が控えるため、次第に様子見ムードが広がりそうだ。ただ、東証グロース市場の売買代金は今週末にかけて2000億円前後の推移が続いており、個人投資家の物色意欲は旺盛な様子。決算発表が一巡し、手掛かり材料難でもあるため、値動きの軽い新興株を物色する機運は高まりやすいだろう。 個別では、好決算ながらも出尽くし感から売られている銘柄や株価反応が控え目になっているところで、フーディソン<7114>、プラスアルファ・コンサルティング<4071>、サンクゼール<2937>などに注目したい。なお、来週は22日にプライム・ストラテジー<5250>が東証スタンダード市場に新規上場する。ほか、3月の新規株式公開(IPO)のスケジュールが徐々に発表されており、現在、SHINKO<7120>、ハルメクHD<7119>、カバー<5253>など5社のIPOが発表済みだ。 《FA》
関連銘柄 13件
2937 東証グロース
2,110
10/4 15:00
-5(%)
時価総額 18,652百万円
ジャム、ワイン等の製造・販売を行う。サンクゼール、久世福商店、MeKELなどを展開。グループ店舗数は170店舗超。長野県上水内郡に本社。FBCプログラムの充実化、生産・供給能力の拡大などに取り組む。 記:2024/08/09
2,192
10/4 15:00
+15(%)
時価総額 88,094百万円
タレントマネジメントシステム「タレントパレット」の提供等を行うHRソリューション部門が主力。「見える化エンジン」等のマーケティングソリューションも。タレントパレットは顧客単価が上昇傾向、低解約率を維持。 記:2024/08/29
4194 東証プライム
8,120
10/4 15:00
+60(%)
時価総額 311,735百万円
会員制転職サイト「ビズリーチ」、採用管理や勤怠管理等の「ハーモス」を運営。国内最大級の求荷求車サービス「トラボックス」等も。ビズリーチの累計導入企業数は2万8900社超。ハーモスは売上が順調に拡大。 記:2024/05/10
4565 東証プライム
1,273
10/4 15:00
+6(%)
時価総額 104,288百万円
バイオ創薬ベンチャー。膜たんぱく「GPCR」の解析技術に強み。15年買収の英国ヘプタレス社が収益の柱。24年4月に「そーせい」から社名変更。契約一時金及びマイルストン収入が伸びる。新薬の販売も好調。 記:2024/06/10
4933 東証プライム
1,882
10/4 15:00
-24(%)
時価総額 32,901百万円
ヘアケア製品、美容家電等の開発・販売を行う。ボタニカルライフスタイルブランド「BOTANIST」、ミニマル美容家電ブランド「SALONIA」等を展開。美容家電は中価格帯商品を拡充。新規事業領域の強化図る。 記:2024/09/02
5250 東証スタンダード
1,232
10/4 15:00
-6(%)
時価総額 4,083百万円
超高速CMS実行環境「KUSANAGI」のライセンス提供、Webシステムの保守運用サービス等を展開。さくらインターネットと提携。Webシステムの保守運用サービスが堅調。単価も上がりコスト増こなす。 記:2024/05/20
7114 東証グロース
1,184
10/4 15:00
-20(%)
時価総額 5,161百万円
飲食店向け食品Eコマースサービス「魚ポチ」、個人向け鮮魚セレクトショップ「sakana bacca」の運営を行う。食品事業者向け人材紹介サービスも。HRサービスでは飲食店向け営業の強化などに取り組む。 記:2024/07/04
7157 東証グロース
1,707
10/4 15:00
+60(%)
時価総額 137,038百万円
オンライン特化型の生命保険会社。定期死亡保険、終身医療保険、がん保険、就業不能保険などを提供。高い価格競争力などが強み。保有契約件数は60万件超。協業パートナーとの深化、新規パートナーの開拓を図る。 記:2024/07/07
7342 東証グロース
1,144
10/4 15:00
-16(%)
時価総額 67,189百万円
全自動で資産運用をするロボアドバイザーサービス「ウェルスナビ」を手掛ける。20~50代の勤労世代が主要顧客。運用者数は40万人超。預かり資産は1兆2000億円超。24年2月に三菱UFJ銀行と資本業務提携。 記:2024/08/20
1,515
10/4 15:00
+29(%)
時価総額 23,017百万円
セールス・プラットフォームサービスを中心とする営業支援サービスが主力。ママワークス等の人材支援サービス、オンラインMTGツール等も手掛ける。受注件数は順調増。自動化、生成AI活用で生産性向上を図る。 記:2024/05/12
7388 東証プライム
2,817
10/4 15:00
+63(%)
時価総額 64,791百万円
無料FP相談サイト「マネードクター」、来店型店舗「マネードクタープレミア」を運営。30〜40代の顧客に生命保険や損害保険を販売。保有契約件数は151万件超と順調に増加。26.11期売上高480億円目標。 記:2024/05/17
5,690
10/4 15:00
+270(%)
時価総額 82,448百万円
総合リユース買取サービス「バイセル」、総合買取サロン「TIMELESS」等を展開。着物やブランド品、時計等を出張訪問中心に買い取る。商品はEC等で販売。店舗買取事業の継続強化、自社ECの強化等を図る。 記:2024/05/10
9553 東証グロース
251
10/4 15:00
-6(%)
時価総額 6,895百万円
業種特化型マーケティングツールやメディア向け広告コンサルが柱。電子看板向け広告配信サービスも。広告需要が回復し堅調。インバウンド向けコンサル拡大。行動データ分析に強いアンカバー・トゥルース社を子会社化。 記:2024/08/27