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円高一服などを映して買い戻しの動きが優勢【クロージング】

2023/1/20 16:04 FISCO
*16:04JST 円高一服などを映して買い戻しの動きが優勢【クロージング】 20日の日経平均は反発。148.30円高の26553.53円(出来高概算9億5000万株)と心理的な節目の26500円を回復して取引を終えた。前日の米ハイテク株安を映して、値がさ株を中心に売りが先行して始まり、日経平均は取引開始直後に26320.96円まで水準を切り下げた。ただし、新規の手掛かり材料に乏しいなか、朝方に比べ円相場がやや円安に振れていることから、自動車株などの押し目を拾う動きが広がり、売り一巡後はプラスに転じた。また、時間外取引で米国株価指数先物が堅調に推移していることも投資マインドを改善させ、高値引けとなった。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1300を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、空運、鉄鋼、鉱業、海運、保険、石油石炭など30業種が上昇。一方、証券商品先物、その他製品、その他金融の3業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、KDDI<9433>、エーザイ<4523>、TDK<6762>がしっかりだった半面、エムスリー<2413>、キッコーマン<2801>、東エレク<8035>、キーエンス<6861>、オムロン<6645>が軟化した。 前日の米国市場は、景気の悪化への警戒感が拭えず、主要株価指数は下落。SOX指数が3%近い下げとなったほか、ナスダック指数も1%弱下落したため、半導体や電子部品関連株など値がさ株中心に売りが優勢で始まった。ただ、下値のメドとみられた5日線(26342円)を大きく下抜けなかったほか、昼休み中に岸田文雄首相が新型コロナの感染症法上の位置づけについて、今春にも季節性インフルエンザと同じ「5類」とする方向で専門家に議論を要請することを確認したため、人流回復による経済活動の一段の活発化への思惑でインバウンド関連などにも食指が向かった。 ただ、日銀の金融政策決定会合という重要イベントを通過したことから、新規の手掛かり材料に乏しい状況に変化はなく、関係者からは持ち高調整の売り買いが多く、大引けにかけては買いが増えていたに過ぎないとの声が聞かれた。来週からは、日米ともに主要企業の決算発表が本格化する。年末年始から為替相場の急激な変動が続いている。足元の業績動向を確認してから動いても遅くなさそうだ。 《FA》
関連銘柄 10件
2413 東証プライム
1,585.5
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-248(%)
時価総額 1,076,665百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
2801 東証プライム
1,812.5
10/31 15:00
-3(%)
時価総額 1,757,067百万円
1917年創業のしょうゆメーカー最大手。しょうゆ関連調味料やデルモンテ調味料の食品部門、豆乳飲料等の飲料部門、酒類部門などでも事業展開。海外売上高比率は7割超。海外のしょうゆ部門では新規市場開拓進める。 記:2024/09/01
4523 東証プライム
5,178
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-30(%)
時価総額 1,535,624百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。不眠症治療剤「デエビゴ」は成長。米国でのレケンビ治療は着実に進捗。中長期的に研究開発投資を継続。 記:2024/04/29
6367 東証プライム
18,650
10/31 15:00
-60(%)
時価総額 5,466,576百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6645 東証プライム
6,100
10/31 15:00
-113(%)
時価総額 1,258,095百万円
制御機器大手。電子部品や車載機器、自動改札機、血圧計等の健康医療機器も手掛ける。家庭用血圧計で世界トップシェア。オランダの遠隔医療会社買収。ヘルスケアは堅調。人員を大幅削減、構造改革費用重し。 記:2024/06/15
6762 東証プライム
1,842.5
10/31 15:00
-43(%)
時価総額 3,581,562百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6861 東証プライム
69,780
10/31 15:00
+620(%)
時価総額 16,971,054百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
8035 東証プライム
23,400
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時価総額 11,036,212百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
4,778
10/31 15:00
-76(%)
時価総額 11,009,372百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,520
10/31 15:00
-1,120(%)
時価総額 15,758,304百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10