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個人投資家・有限亭玉介:迫る年末ラリー!半導体・IPOへの物色は継続か【FISCOソーシャルレポーター】

2022/11/27 10:00 FISCO
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:迫る年末ラリー!半導体・IPOへの物色は継続か【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2022年11月21日16時に執筆 株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。 景気後退へ向かおうかという時に株価が上がるというのは、なんだか新型コロナが流行し、テレワークがスタンダードとなっていった2020年の時期と似ておりますねぇ。その後は皆さまがご存知のように半導体関連銘柄のバブルとなりました。 現在の上昇相場は米インフレの鈍化によるものですので、サプライチェーンの停滞を発端とした21年の半導体バブルとは構造が異なります。しかし、SOX指数を見ると10月中旬からこれまで売られてきた半導体銘柄が買われており、改めて半導体銘柄の監視を強めていきたいところです。 もちろん来月12月13日夜(日本時間)発表の米消費者物価指数がリバウンドする可能性も考えられるのですが、多くの投資家は米インフレが落ち着いてリセッションへ向かうと考えているでしょう。FRBが利上げペースを落とすのかどうかによって、日本株の年末ラリーがどうなるか決まると言っても過言ではありません。 コロナ禍で社会を支える半導体の重要性は誰もが認識しました。ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイも、台湾TSMC株を新たに6010万株買い入れた事が11月14日に明らかになっています。バリュー投資で知られるバフェット氏ですから、この動きは注目しておきたいところ。今回はそんな関連株と、注目されているIPOをご紹介。 半導体銘柄と言えば、レーザーテック<6920>のような値上がりを投資家なら夢見てしまいますな。半導体製造装置の中でも検査・測定装置で高シェアを誇る同社は、10月31日の決算発表では前年同期比で純利益が約4.3倍に拡大しております。チャート(日足)は2ヶ月足らずで14320円(10月3日)から29645円(11月16日)の2倍近くまで上昇しました。 第二のレーザーテックとの呼び声高い日本電子<6951>は、11月11日発表の決算を上方修正しております。2期連続での過去最高益予想の同社ですが、直近のチャート(日足)はまだ上値が重い様子です。円安や国防の観点から半導体製造を国内回帰させる潮流もあり、上振れ余地があるとの思惑から下値を切り上げるかは見ておきたいところ。 キオクシア関連として思惑があるティアンドエス<4055>は10月27日に貸借銘柄に選定されると需給が改善し、半導体関連への物色を受けて買われ始めました。窓を空け動意した後は、トレンドを形成するか監視中です。 続いては浜井産業<6131>です。PERが割安で時価総額も小さい小型株とあって11月11日の決算後に一気に動意しました。一年半もの間、下落トレンドが続いていましたが底を打ってトレンド転換となるか監視です。 11月11日に好決算を発表したシキノハイテック<6614>は、決算発表後に急動意しました。自動車向け半導体検査装置開発やパワー半導体の設計を手掛けている事もあり、EV需要の拡大でも思惑がありますな。プライム市場にIPOした直後から下値を切り上げているソシオネクスト<6526>とも協業している事も相まって、どちらも強気なチャートを継続しているので注目中です。 そして最後に半導体関連ではありませんが、11月のIPOの中で、eスポーツ関連として際立って注目されているウェルプレイド・ライゼスト<9565>は見ておきたいところ。事前に親会社であるカヤック<3904>が急上昇していくなど、Web3.0の時代到来に向けて拡大していく新たなゲームの領域、そして市場に、思惑は尽きませんな。 さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログやLINE公式ではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。 ---- 執筆者名:有限亭玉介 ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず 《TY》
関連銘柄 8件
3904 東証グロース
509
11/25 15:30
-1(%)
時価総額 8,199百万円
ハイパーカジュアルゲームを通じて得る広告収入が柱。ネット広告の制作受託やeスポーツ大会の企画・運営も。M&Aに意欲。簡易ゲームはユーザー獲得鈍化し広告収入低調。縦読み型電子コミック等で自社IP創出を進める。 記:2024/08/06
4055 東証グロース
1,940
11/25 15:30
+15(%)
時価総額 14,808百万円
システム開発、AIソフトウェア開発、ITインフラ構築等を行うティアンドエスを中核とする持株会社。東芝グループ、日立グループ等が主要取引先。DXソリューションは大手顧客中心に情報システム開発等の拡大を図る。 記:2024/10/08
6131 東証スタンダード
900
11/25 15:30
±0(%)
時価総額 3,116百万円
精密工作機械メーカー。ラップ盤が主力製品。ホブ盤や両頭NCフライス盤、高精度歯車の製造等も行う。金属部品加工用ファイングラインディングマシンの拡販に注力。ホブ盤はEV向歯車加工用等の販売強化図る。 記:2024/06/28
6526 東証プライム
2,393.5
11/25 15:30
+33.5(%)
時価総額 429,392百万円
半導体ファブレスメーカー。富士通、パナソニックのシステムLSI事業の統合により誕生。SoCの設計・開発、販売を行う。オートモーティブ、データセンターなどが注力分野。注力分野中心に多くの大型商談を獲得。 記:2024/07/28
6614 東証スタンダード
1,348
11/25 15:30
+20(%)
時価総額 5,966百万円
バーンイン装置など半導体検査装置の開発・製造等を行う電子システム事業が柱。半導体のLSI設計、産業用組込カメラ等の開発・製造も。富山県魚津市に本社。デンソー等が主要顧客。生産効率化の推進に取り組む。 記:2024/10/14
6920 東証プライム
17,675
11/25 15:30
+395(%)
時価総額 1,666,505百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
6951 東証プライム
5,530
11/25 15:30
-132(%)
時価総額 284,977百万円
電子光学機器、分析機器、計測検査機器を手掛ける理科学機器メーカー。1949年設立。電子顕微鏡で世界トップシェア。産業機器、医用機器なども展開。理科学・計測機器事業は電子顕微鏡を中心に引き合い順調。 記:2024/10/14
9565 東証グロース
1,419
11/25 15:30
+34(%)
時価総額 3,831百万円
eスポーツイベントの企画・運営を行うクライアントワークサービス、スポンサー仲介等のブランドプロデュースサービスを展開。旧社名はウェルプレイド・ライゼスト。ブランドプロデュースはキャスティングが順調。 記:2024/10/29