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個人投資家・有限亭玉介:半導体トレンドは継続!直近で監視下に入れた銘柄群【FISCOソーシャルレポーター】

2022/11/19 10:00 FISCO
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:半導体トレンドは継続!直近で監視下に入れた銘柄群【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2022年11月13日15時に執筆 株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。 11月10日夜(日本時間)に発表された10月の米消費者物価指数の結果を受けて、加熱し過ぎた米国経済が徐々に落ち着いていくと予想されます。米長期金利の利回りは下落し、ハイテク関連株が物色されているようですねぇ。これから米FRBの利上げペースが緩めば徐々に円高へ向かい、製造業の業績を圧迫していた原材料コストも逓減していく可能性もあります。 日本では半導体業界をリードする日本企業8社が集い、次世代半導体の国内製造を目的とした新会社「Rapidus(ラピダス)」の設立が発表され機運が高まっております。日の丸半導体と呼ばれ、世界を席巻していた時代が懐かしいですなぁ。超小型のロジック半導体に関して日本は出遅れており、海外勢と競い合えるのか注目です。 半導体業界の懸念としては、台湾有事を想定すると台湾のTSMCに依存した生産体制は業界全体にとってリスクがあります。国防の観点からも海外に技術情報を漏らさずに国内で完結できるのが理想的でしょう。 円安及び半導体不足の現状を考慮して、生産拠点を国内回帰させる潮流も高まるかもしれません。巨額の設備投資は毎年頻繁に行われるものではないので、半導体銘柄に業績の波があるのは仕方ない事ではあります。ただ、この先も半導体市場の拡大は誰もが認める所であり、各製造工程において技術革新が生まれ続けるはずです。 日本を代表する半導体製造装置メーカーの東京エレクトロン<8035>の株価は持ち直してきておりますが、その子会社であり、半導体商社の東京エレクトロンデバイス<2760>も10月28日の決算発表が好感されており、注目中です。そして同じく半導体商社であるマクニカホールディングス<3132>も10月31日の決算発表が好調で、配当も10円増額、合わせて自社株買いも発表し、上場来高値を更新してきております。直近で上昇トレンドを描いているミタチ産業<3321>もチェックしております。自動車向けの半導体や電子部品等の専門商社である同社は、どこまで下値を切り上げるか監視中。時価総額も小さい小型株ですので、上値は軽いと睨んでおります。 エレクトロニクス商社の高千穂交易<2676>は、11月8日の決算発表で従来の業績予想を上回り、23年3月期は16期ぶりの過去最高益を更新する見通しです。決算後は調整していますが、中長期的に上昇トレンドとなるか監視を強めております。 半導体検査用ソケット大手の山一電機<6941>は、11月4日の決算で23年3月期の業績予想が嫌気され売られました。しかし、その後はすぐに下値を切り上げております。目まぐるしく外部環境が変化している昨今、半導体業界においては減益予想であっても進捗をしっかりと注視したいところですな。 パワー半導体を中心としたパワーエレクトロニクスの専門メーカーであるサンケン電気<6707>は、11月4日の決算も好調となりました。決算後から下値を切り上げると、昨年12月末の高値である6410円も上抜いております。 最後は電源ICのファブレスメーカーであるトレックス・セミコンダクター<6616>です。パワー半導体の受託製造も手掛ける同社は、決算前の10月中旬からじわじわと買われました。日本が世界に一目置かれるパワー半導体関連は目が離せませんな。 さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。 ---- 執筆者名:有限亭玉介 ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず 《TY》
関連銘柄 8件
2676 東証プライム
3,800
11/29 15:30
+15(%)
時価総額 38,654百万円
エレクトロニクス商社。入退室管理システムや監視カメラシステムのほか、半導体やセンサー等の電子部品などを取り扱う。エレクトロニクス商品類は売上順調。データセンター向け入退室管理システムの拡販などに注力。 記:2024/06/13
3,085
11/29 15:30
-20(%)
時価総額 96,675百万円
半導体、IT機器の専門商社。半導体ソリューション、ITソリューションを手掛ける。自社ブランド「inrevium」の開発・設計などメーカー機能も持つ。顧客商権の拡大などで車載向け半導体製品は販売順調。 記:2024/09/01
1,753.5
11/29 15:30
-22(%)
時価総額 320,140百万円
半導体や電子部品、ネットワーク関連商品などを扱う専門商社「マクニカ」を中核とする持株会社。アナログ、その他標準ICなど集積回路の売上比率が高い。集積回路及び電子デバイスその他事業ではシェア拡大見込む。 記:2024/09/03
3321 東証スタンダード
1,201
11/29 15:30
+13(%)
時価総額 9,566百万円
電子デバイス専門のエレクトロニクス商社。取り扱いメーカーは700社超。自動車分野が主要取引先。自社ブランド開発なども。愛知県名古屋市に本社。モビリティ分野の取り組みを強化。27.5期売上1000億円目標。 記:2024/10/24
1,277
11/29 15:30
-60(%)
時価総額 14,754百万円
超小型電源IC特化のアナログIC専業メーカー。DC/DCコンバータや電圧レギュレータ、電圧検出器、負荷スイッチ等を手掛ける。海外ではベトナムに生産拠点。車載機器・産業機器向け製品の企画、開発等に注力。 記:2024/08/10
6707 東証プライム
5,555
11/29 15:30
-156(%)
時価総額 139,419百万円
パワー半導体メーカー。自動車向けが主力。白物家電向けインテリジェントパワーモジュールは世界シェアトップクラス。海外売上高比率は7割超。新製品売上高比率の向上図る。28.3期売上高2500億円以上目標。 記:2024/06/09
6941 東証プライム
2,282
11/29 15:30
-51(%)
時価総額 49,816百万円
半導体検査用ICソケットで世界シェアトップクラス。コネクタやフレキシブル配線板等の製造・販売も行う。海外売上高比率が高い。25.3期は大幅増益計画。テストソリューション事業はモバイル機器市場の復調見込む。 記:2024/06/29
8035 東証プライム
23,310
11/29 15:30
-430(%)
時価総額 10,993,765百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07