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米利上げ長期化を警戒し売り優勢も27000円処での底堅さが見られる【クロージング】

2022/11/4 16:06 FISCO
*16:06JST 米利上げ長期化を警戒し売り優勢も27000円処での底堅さが見られる【クロージング】 4日の日経平均は大幅続落。463.65円安の27199.74円(出来高概算16億3000万株)で取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見で、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は政策金利の終着点(ターミナルレート)がFRBの従来予想より高くなる可能性を示唆し、早期利上げ停止も否定したことで、金融引き締め長期化への警戒感から売られた流れを引き継ぐ格好から、主力株中心に幅広い銘柄に売りが先行。日経平均は前場終盤にかけて一時27032.02円まで下押し、27000円割れ目前に迫る場面もあった。ただし、米雇用統計の結果を見定めたいとの見方も多く、売り一巡後は様子見ムードが広がり、27100円台で推移していた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1400を超え、全体の8割近くを占めた。セクター別では、空運、非鉄金属、卸売、銀行の4業種が上昇。一方、ガラス土石、水産農林、精密機器、海運、金属製品など28業種が下落し、鉱業が変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、住友商<8053>、コナミG<9766>、豊田通商<8015>、三井物<8031>、コニカミノルタ<4902>がしっかりだった半面、KDDI<9433>、エムスリー<2413>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、テルモ<4543>が軟調だった。 米国金利の先高感が強まったため、このところ上げが目立っていた半導体関連やグロース(成長)株などを中心に利益確定売りが優勢となった。また、FOMC後に株価が戻りを試すと当て込んでいたヘッジファンドなどの投機筋による先物売りも散見され、日経平均は一時600円を超える下げ幅を記録した。ただし、香港株などを始めアジア市場が堅調に推移しているため、米国発の株安連鎖への警戒感が和らぎ、ややの値ごろ買いなどが入り、下げ渋っていた。 FOMCは結果的にタカ派路線となったが、12月のFOMCまでにはたくさんの経済指標が控えており、インフレ動向に再び視線が集まりそうだ。まず、10月の米雇用統計が発表される。一方、国内では来週、太陽誘電<6976>、三菱商<8058>、SUMCO<3436>、INPEX<1605>、東エレク<8035>など主要企業の決算発表が予定されている。足元では、全産業の経常利益は2ケタ増益を確保しており、企業業績は堅調だ。このため、決算を手掛かりにした個別物色の流れに変化はないだろう。 《FA》
関連銘柄 14件
1605 東証プライム
2,166
10/4 15:00
+82.5(%)
時価総額 3,003,521百万円
国内最大の石油・天然ガス開発会社。旧社名は国際石油開発帝石。石油元売り大手などが主要取引先。イクシスLNGプロジェクトなど世界約20カ国でプロジェクト展開。再生可能エネルギーの安定収益化などに取り組む。 記:2024/07/29
2413 東証プライム
1,685
10/4 15:00
+80(%)
時価総額 1,144,000百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
3436 東証プライム
1,643.5
10/4 15:00
+9.5(%)
時価総額 575,513百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
4543 東証プライム
2,813.5
10/4 15:00
+59(%)
時価総額 4,194,076百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
4902 東証プライム
447.9
10/4 15:00
+5.6(%)
時価総額 225,143百万円
カラー複合機、ITサービス等を手掛けるデジタルワークプレイス事業が主力。デジタルカラー印刷機、X線関連機器に強みを持つヘルスケア事業等も展開。オフィスユニットではコスト低減等で収益力の強化を図る。 記:2024/07/05
6976 東証プライム
2,957.5
10/4 15:00
-69.5(%)
時価総額 385,120百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
8015 東証プライム
2,718
10/4 15:00
+29.5(%)
時価総額 2,886,978百万円
トヨタグループの総合商社。2006年にトーメンと合併。自動車関連、アフリカビジネスに強み。ラオス首都空港国際線ターミナルの運営等にも携わる。モビリティ部門は順調。27.3期ROE13%以上維持が目標。 記:2024/06/13
8031 東証プライム
3,375
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+26(%)
時価総額 10,217,431百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
8035 東証プライム
25,355
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-405(%)
時価総額 11,958,255百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8053 東証プライム
3,386
10/4 15:00
+34(%)
時価総額 4,237,823百万円
総合商社大手。1919年設立。メディアなどの非資源に強み。SCSK、食品スーパーのサミットなどを傘下に持つ。中計では27.3期純利益6500億円目標。鉄鋼事業では米国、鉄鋼GX等の新領域での事業拡大図る。 記:2024/06/09
8058 東証プライム
3,082
10/4 15:00
+23(%)
時価総額 13,291,070百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
4,687
10/4 15:00
+37(%)
時価総額 10,799,692百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9766 東証プライム
13,675
10/4 15:00
-415(%)
時価総額 1,962,363百万円
モバイルゲーム、家庭用ゲーム等を手掛けるデジタルエンタテインメント事業が主力。スロットマシンやアミューズメントマシンの製造・販売等も行う。配当性向30%以上目処。パワフルプロ野球2024-2025を発売。 記:2024/08/12
9984 東証プライム
8,561
10/4 15:00
-119(%)
時価総額 14,750,209百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17