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注目銘柄ダイジェスト(前場):イビデン、ファナック、FRONTEOなど

2022/10/28 11:35 FISCO
*11:35JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):イビデン、ファナック、FRONTEOなど HOYA<7741>:13815円(-635円) 大幅続落。前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期四半期利益は473億円で前年同期比10%増益、前四半期水準をやや下回る形になっている。HDD基板が大きく減少して、全体の足を引っ張る格好となったようだ。同分野の鈍化懸念はあったものの、想定以上の急ブレーキと捉えられ、会社側では短期的に一層の需要減少を見込むとしている。それに伴い、10-12月期の減益転換なども織り込む動きとなっているようだ。 信越化<4063>:15525円(+125円) 反発。前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は2866億円で前年同期比69.0%増となり、市場予想を300億円近く上回っている。通期予想は従来の8250億円から9400億円、前期比39.0%増に上方修正。市場予想は9000億円程度であったとみられる。来年度の失速懸念などは拭えないものの、想定以上に底堅い足元の業績動向をポジティブに捉える動きが優勢。 イビデン<4062>:5050円(+520円) 大幅続伸。前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は233億円で前年同期比20.8%増益、市場コンセンサスを50億円程度上回る形になっている。通期予想は従来の670億円から730億円、前期比3.1%増と一転増益見通しに上方修正している。パッケージのサーバー比率向上などによって、電子セグメントが上振れるもよう。市場予想並みの水準に上方修正だが、一段の上振れも期待される状況のようだ。 OLC<4661>:19950円(+880円) 大幅反発。前日に上半期決算を発表、営業利益は380億円で前年同期比573億円の損益改善、市場想定線の着地だが、会社計画の218億円は大きく上振れ。通期予想は従来の503億円から801億円、前期比10.4倍の水準にまで上方修正。コンセンサス水準はやや下回っているが、期中のコロナ感染拡大の影響も想定されていたことで、大幅な上方修正にストレートにポジティブな反応。ゲスト単価の上昇などを上振れの背景としている。 ファナック<6954>:19280円(-1275円) 大幅反落。前日に上半期決算を発表、営業利益は947億円で前年同期比0.8%増益となり、従来計画の966億円を下回る着地に。通期予想は従来の1984億円から1817億円、前期比0.8%減に下方修正、市場予想は従来会社計画を上回る水準であったため、ネガティブな反応が先行する形になっている。供給制約の継続に加えて、中国市場を中心としたFA事業の鈍化などが背景となるようだ。 ドラフト<5070>:433円(-7円) 大幅に反落。22年12月期の営業利益予想を従来の9.60億円から1.23億円(前期実績9.55億円)に下方修正している。インテリアデザインや建築デザインへの需要は堅調だが、引き合い案件の獲得率が当初想定(70%)を下回る60%台にとどまる見通しとなったため。売上計上予定時期が来期にずれ込む案件が発生しているほか、全体として売上総利益率が若干低下することも利益を押し下げる要因としている。 トリプルアイズ<5026>:902円(+30円) 大幅に反発。丸紅<8002>、信州大学とともに顔認証システムを活用した出席管理の実証実験を開始したと発表している。11日から約6カ月間にわたり信州大学キャリア教育・サポートセンターでの講義や就活イベントでの入退場管理のほか、キャンパス間バスでの乗降確認で実施する。教室出入口に自動検温機能付きのAI顔認証による本人確認機能を搭載した「AIZE Education」を設置し、検温と本人認証を同時に行う。 FRONTEO<2158>:866円(+49円) 大幅に反発。独自開発のAIエンジン「Concept Encoder」のコア技術「類似性指標値算出装置、類似検索装置および類似性指標値算出用プログラム」が米国特許商標局から特許査定通知を受けたと発表している。同技術の特許取得は日本に続き2カ国目。Concept Encoderはライフサイエンス分野に特化して開発された自然言語解析AIで、テキストデータを含むメディカルデータを有効に解析・活用することを目的としている。 《ST》
関連銘柄 9件
2158 東証グロース
591
11/27 15:30
-13(%)
時価総額 23,260百万円
eディスカバリサービスなどのリーガルテックAI事業が主力。不正検知システム「KIBIT Eye」などを手掛けるAIソリューション事業も展開。塩野義製薬と業務提携。リーガルテックAI事業は受注数が着実増。 記:2024/10/13
4062 東証プライム
4,478
11/27 15:30
-25(%)
時価総額 630,776百万円
ICパッケージ基板で世界トップシェア。1912年に揖斐川電力として創業。岐阜県大垣市に本社。自動車排気系部品等のセラミック事業も。電子事業は生成AI用サーバー向けが順調。28.3期売上6500億円目標。 記:2024/06/15
4063 東証プライム
5,548
11/27 15:30
-112(%)
時価総額 11,105,387百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4661 東証プライム
3,538
11/27 15:30
+103(%)
時価総額 6,433,680百万円
東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの運営等を行うテーマパーク事業が主力。ホテル事業や商業施設「イクスピアリ」の運営等も。テーマパーク事業は海外ゲストの回復などで順調。25.3期は2桁増収計画。 記:2024/07/02
5026 東証グロース
1,291
11/27 15:30
+15(%)
時価総額 9,626百万円
AIやIoT、DXに係る開発等を行うAIソリューション事業が主力。GPUマシン販売・保守管理等を行うGPUサーバー事業も展開。ゲームカード・ジョイコHDと資本業務提携。AI用途のGPU販売の拡大等に注力。 記:2024/10/25
5070 東証グロース
625
11/27 15:30
-9(%)
時価総額 6,278百万円
インテリア、建築中心のデザイン事業を手掛ける。ハイクラスの家具やインテリア小物の企画・販売、ブランドマーケティング等も。取引実績にKDDIなど。価値創造力が強み。中計では26.12期売上高145億円目標。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
3,973
11/27 15:30
-205(%)
時価総額 3,954,800百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7741 東証プライム
19,385
11/27 15:30
-185(%)
時価総額 6,803,340百万円
メガネレンズ、医療用内視鏡などを手掛けるライフケア事業が主力。エレクトロニクス関連製品、映像関連製品等も。半導体用マスクブランクスで世界トップシェア。コンタクトレンズはPB品、オンラインサービスが順調。 記:2024/08/30
8002 東証プライム
2,271.5
11/27 15:30
-48(%)
時価総額 3,807,895百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30