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米景気の後退懸念が和らぎ、ハイテク主導で買い戻しの動きが強まる【クロージング】

2022/6/27 16:34 FISCO
*16:34JST 米景気の後退懸念が和らぎ、ハイテク主導で買い戻しの動きが強まる【クロージング】 27日の日経平均は3営業日続伸。379.30円高の26871.27円(出来高概算11億株)で取引を終えた。米消費関連統計の低迷により米国の利上げが想定よりも緩やかになるとの思惑から景気後退への警戒感が和らいだことが好感された前週末の米国株の動きを受けて、半導体や電子部品などテック銘柄中心に買いが先行して始まった。朝方は米株先物が軟調だったことで、伸び悩む場面もあったものの、午後に入り、同先物がプラスに転じると、再び買い気が強まり、後場中盤には26938.43円まで上げ幅を広げる場面があった。ただ、25日線が抵抗線として意識されたほか、心理的な節目である27000円を目前に強弱感は対立しやすく、買い一巡後は日中の高値水準でのもみ合いが続いていた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1300に迫り、全体の7割を占めた。セクターでは、海運、鉱業、機械、電気ガス、パルプ紙、電気機器など28業種が上昇。一方、不動産、ゴム製品、陸運、銀行、空運の5業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ファナック<6954>、信越化<4063>、アドバンテス<6857>が堅調だった半面、KDDI<9433>、花王<4452>、アステラス薬<4503>が軟調だった。 米ミシガン大学が24日発表した6月の景気信頼感指数で、長期の期待インフレ率の確報値が速報値から0.2ポイント低下したことで、米金融政策の引き締めペースが現在の想定よりも緩やかになるとの見方が強まった。ナスダック指数、SOX指数はともに3%超の大幅高となった。東京市場でも足元で弱い値動きが続いていたハイテク関連株中心に値を上げる銘柄が増加。また、利上げペースの鈍化への思惑から米国のリセッションに対する警戒感も幾分やわらいでいるため、景気敏感セクターにも投資マネーが向かうなど総じてリスク選好ムードが強まり、日経平均の上げ幅は一時400円を超えた。 日経平均は、ひとまず大幅に続伸した。ただし、米国の金融政策に対する見方に左右されるケースが多いだけに、戻りが本格化するかは疑問といった不安感が残っているだろう。米国市場は引き続き経済統計と金融当局からの発言に左右される展開が続くだろう。このため、30日の5月のPCEデフレーターに注目する投資家が多く、同指標とそれを受けた米国市場の動向には警戒が必要だ。また、テクニカル的にみても、日経平均は上値のめどとみられる25日線に接近してきており、達成感が意識されやすい半面、早期に上抜けてくれば、戻りにも弾みが付くと考えられ、強弱感は対立する。 《FA》
関連銘柄 9件
4063 東証プライム
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+112(%)
時価総額 11,865,409百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4452 東証プライム
6,880
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時価総額 3,268,000百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4503 東証プライム
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時価総額 3,188,875百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
6857 東証プライム
6,295
9/20 15:00
+79(%)
時価総額 4,823,034百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
3,965
9/20 15:00
+140(%)
時価総額 4,002,854百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
24,245
9/20 15:00
+1,225(%)
時価総額 11,434,742百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
4,804
9/20 15:00
-9(%)
時価総額 11,069,281百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
47,810
9/20 15:00
+1,910(%)
時価総額 15,214,146百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,563
9/20 15:00
+158(%)
時価総額 14,753,655百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17