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前場に注目すべき3つのポイント~まずは25日線での底固めを経て、ウクライナ情勢の進展を待ちたいところか~

2022/3/18 8:28 FISCO
*08:28JST 前場に注目すべき3つのポイント~まずは25日線での底固めを経て、ウクライナ情勢の進展を待ちたいところか~ 18日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:まずは25日線での底固めを経て、ウクライナ情勢の進展を待ちたいところか ■日水薬、22/3上方修正 営業利益15.0億円←12.7億円 ■前場の注目材料:ローム、米EVに供給、SiCパワー半導体2種 ■まずは25日線での底固めを経て、ウクライナ情勢の進展を待ちたいところか 18日の日本株市場は、直近の大幅なリバウンドの反動も意識されやすく、こう着感の強い相場展開になりそうだ。17日の米国市場ではNYダウが417ドル高と続伸した。ロシアがウクライナとの停戦交渉が進展したとの報道は誤りであると表明したため、失望感から売りが先行。ただし、良好な雇用や住宅関連指標を好感した買いに上昇に転じた。さらに、ロシアのドル建て債利払いが完了し債権者に分配されたことが関係筋の話で明らかになり、ロシア債務不履行(デフォルト)懸念の後退も投資家の安心感に繋がった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比35円高の26475円。円相場は1ドル118円60銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小じっかりなスタートになりそうだ。ロシアのデフォルトリスクがひとまず後退したことから、買い安心感に繋がる可能性はありそうだ。前日までの上昇で上値抵抗線として意識されていた25日線を上回ってきたことから同線が支持線として意識されやすく、依然不透明ながらもウクライナとロシアの停戦交渉への期待などもあって売り込みづらくなったと考えられる。急ピッチのリバウンドに対する利食いの動きも意識されやすいものの、25日線水準での押し目買い意欲も高まってきていると考えられる。 一方で、直近のリバウンド局面では累積出来高が積み上がっていない水準であった。27000円接近では商いが積み上がってくるため、利食いも出やすく強弱感が対立しやすい水準であろう。もっとも75日線が位置する27500円水準を上回ってくると再び商いの薄い価格帯に入ってくるため、75日線を明確にクリアしてくる局面においては積極的なロングの動きになりやすいだろう。まずは25日線での底固めを経て、ウクライナ情勢の進展を待ちたいところか。 一方で、昨日は指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均をけん引する格好となったが、ソフトバンクG<9984>は25日線に上値を抑えられていたほか、ファーストリテ<9983>は25日線まで届かず、自律反発の域は脱していない。東エレク<8035>は25日線を突破したものの、直近のボックスレンジの上限レベルであり、ここからの一段の上昇を見せられるかが相場反転のシグナルになりそうだ。また、マザーズ指数は25日線までのリバウンドを見せてきたが、こちらも一段高とならないとリバウンド機運は高まりづらい。強弱感が対立しやすい水準であるほか、3連休前では積極的には手掛けづらいところであろう。 ■日水薬、22/3上方修正 営業利益15.0億円←12.7億円 日水薬<4550>は2022年3月期業績予想の修正を発表。売上高は143.5億円から165.0億円、営業利益を12.7億円から15.0億円に上方修正した。新型コロナウイルス感染症による国内・海外の営業活動に影響はあったものの、国内・海外ともに既存製品の売上が回復し、遺伝子検査薬の販売が売上に寄与した。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(26652.89、+890.88) ・NYダウは上昇(34480.76、+417.66) ・ナスダック総合指数は上昇(13614.78、+178.23) ・シカゴ日経先物は上昇(26475、大阪比+35) ・SOX指数は上昇(3364.55、+24.48) ・VIX指数は低下(25.67、-1.00) ・米原油先物は上昇(101.65、+8.06) ・米国景気の拡大 ・コロナ感染沈静化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・ローム<6963>米EVに供給、SiCパワー半導体2種 ・トヨタ<7203>4月の世界生産計画75万台、単月最高水準を維持 ・住友商事<8053>バングラ経済特区の工業団地販売、12月完工・操業開始 ・ホンダ<7267>カナダ工場に1300億円投資、車両電動化向け ・三菱商事<8058>不動産運用会社を売却、KKRに1157億円 ・三菱商事<8058>EVスマート充電実証、中部電力ミライズ・英社と共同 ・伊藤忠<8001>エムネスと資本提携、医用画像管理・共有サービス ・NEC<6701>量子アニーリング動作実証、超伝導パラメトロンで ・王子HD<3861>木質でバイオマスプラ、25年度実用化へ新設備 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 2月全国消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:+0.5%、1月:+0.2%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 12件
3861 東証プライム
627.3
1/23 15:30
+18.2(%)
時価総額 636,322百万円
国内製紙最大手。段ボール原紙や家庭紙、紙おむつ等の生活産業資材が主力。特殊紙や感熱紙などの機能材、資源環境ビジネス等も手掛ける。機能材では通販向けヒートシール紙、非フッ素耐油紙などの拡販に取り組む。 記:2024/11/26
4550 東証プライム
1,714
11/10 15:00
+4(%)
時価総額 38,646百万円
診断薬メーカー。病院や大学・研究機関向けの臨床診断薬に加え、食品会社や医薬品会社向け産業検査薬、細胞培養関連製品、サービスを提供する。今期1Qは新型コロナ検査の保険点数引き下げがPCR検査薬に影響した。 記:2022/10/11
6701 東証プライム
12,985
1/23 15:30
-70(%)
時価総額 3,542,957百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
6963 東証プライム
1,546.5
1/23 15:30
+26.5(%)
時価総額 624,415百万円
半導体・電子部品メーカー。LSI事業、半導体素子事業が柱。パワーダイオードや小信号ダイオードは世界シェア上位。SiCなどパワーデバイスは生産能力増強進める。LSIの新商品開発で新規需要の獲得図る。 記:2024/10/20
7203 東証プライム
2,925
1/23 15:30
+9.5(%)
時価総額 46,200,337百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7267 東証プライム
1,491.5
1/23 15:30
+4(%)
時価総額 7,875,120百万円
二輪・四輪車メーカー大手。1948年設立。二輪車は世界シェアトップ。除雪機や耕うん機、発電機などのパワープロダクツも手掛ける。エンジンなどに強み。EVラインナップ及び充電サービスの拡大などに取り組む。 記:2024/12/14
8001 東証プライム
7,090
1/23 15:30
+15(%)
時価総額 11,236,870百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
8035 東証プライム
27,430
1/23 15:30
-60(%)
時価総額 12,936,893百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向は50%目処。海外売上高比率が高い。積極的な設備投資を継続。 記:2024/12/20
8053 東証プライム
3,286
1/23 15:30
+20(%)
時価総額 3,979,671百万円
総合商社大手。1919年設立。メディアなどの非資源に強み。SCSK、食品スーパーのサミットなどを傘下に持つ。総還元性向40%以上目安。27.3期当期利益6500億円目標。事業ポートフォリオの変革進める。 記:2024/11/10
8058 東証プライム
2,456.5
1/23 15:30
+4.5(%)
時価総額 10,265,758百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。地球環境エネルギーは収益順調。原料炭事業の操業安定化図る。 記:2024/12/20
9983 東証プライム
49,570
1/23 15:30
+470(%)
時価総額 15,774,215百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
10,755
1/23 15:30
+525(%)
時価総額 15,809,796百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。スマホ契約数は増加。コンシューマ事業はモバイルサービス、ブロードバンドサービス売上等が順調。 記:2024/11/27