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後場に注目すべき3つのポイント~需給懸念は緩和したが…

2021/11/12 12:26 FISCO
*12:26JST 後場に注目すべき3つのポイント~需給懸念は緩和したが… 12日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅続伸、需給懸念は緩和したが… ・ドル・円は小じっかり、日本株高で円売り ・値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位が東京エレクトロン<8035> ■日経平均は大幅続伸、需給懸念は緩和したが… 日経平均は大幅続伸。334.35円高の29612.21円(出来高概算6億9000万株)で前場の取引を終えている。 11日の米株式市場でNYダウは3日続落し、158ドル安となった。ベテランズデーの祝日で、債券市場も休場だったが、引き続きインフレ・早期利上げへの警戒感がくすぶった。また、ウォルト・ディズニー(DIS)が決算を受けて大きく下落したこともNYダウを押し下げた。一方、半導体関連株では買い戻しの動きが目立ち、ナスダック総合指数は+0.52%と3日ぶりに反発。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は+1.94%となった。本日の東京市場では米ハイテク株高の流れが追い風となったほか、MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)指数構成銘柄見直しの発表やオプション11月物の特別清算指数(SQ)算出といったイベントを通過したこともあり、日経平均は103円高からスタート。朝方には29661.22円(383.36円高)まで上昇する場面があった。 なお、MSCI銘柄見直しでは日本株からベネ・ワン<2412>とオープンハウス<3288>の2銘柄が新規採用される一方、15銘柄が除外された。また、日経平均オプション11月物のSQ値は概算で29388.47円となっている。 個別では、売買代金トップのソフトバンクG<9984>と同2位のレーザーテック<6920>が揃って3%前後の上昇。トヨタ自<7203>、郵船<9101>、東エレク<8035>などその他売買代金上位も堅調に推移している。決算発表銘柄ではPD<4587>、シチズン<7762>、ホトニクス<6965>、パーソルHD<2181>、丸井G<8252>などが大幅高。また、メドピア<6095>がストップ高を付け、大真空<6962>なども東証1部上昇率上位に顔を出している。一方、売買代金上位では商船三井<9104>が逆行安。決算発表銘柄ではスズキ<7269>が売り優勢となっている。日医工<4541>は業績下方修正や無配が嫌気されて大きく下落。また、前期がのれんの減損計上などから赤字となったLIFULL<2120>、上期が減収減益となったアルヒ<7198>は東証1部下落率上位に顔を出している。 セクターでは、全33業種がプラスとなり、不動産業、鉱業、精密機器、情報・通信業、卸売業などが上昇率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の78%、対して値下がり銘柄は18%となっている。 本日の日経平均は300円を超える上昇で前場を折り返した。日足チャートを見ると、29300円台に位置する5日移動平均線を寄り付きから上回り、上げ幅を拡大した格好。MSCI銘柄見直し発表やオプションSQを通過したことも含め、需給面の重しが取れたと受け止める投資家が多いのだろう。売買代金上位では米ハイテク株高の流れを引き継いで値がさ株の堅調ぶりが目立つが、業種別騰落率からは資産・商品インフレを見越した買いが入っている印象を受ける。中小型株の決算発表がシーズン最終盤に多くあり、好業績銘柄の物色も活発だ。ただ、ここまでの東証1部売買代金は1兆5000億円弱で、オプションSQ算出日だったことを考慮するとやや盛り上がりに欠ける感はある。前日は1日を通じて2兆4883億円で、減少傾向が続いている。 新興市場でもマザーズ指数が+1.70%と反発。米ハイテク株高が支援材料となっているだけでなく、時価総額上位のGMO−FG<4051>やAppier<4180>が決算を受けて大きく買われているのも好印象だ。なお、本日はマザーズ時価総額上位のフリー<4478>、セーフィー<4375>、ウェルスナビ<7342>、ジャスダック時価総額上位のハーモニック<6324>などが決算発表を予定している。 さて、前日の当欄でも触れたMSCI銘柄見直しは、日本株から採用2銘柄、除外15銘柄という結果になった。5月の見直しでは採用なし、除外29銘柄だったことから、今回も大幅な除外と日本株比率の低下が続くことが懸念されていた。また、このところヘッジ目的(とそれに乗じた投機目的の売買もあったと思われるが)の株価指数先物のオプション建玉が増加していたため、SQにかけての波乱を警戒する向きもあったようだ。こうした事情を背景に、本日は需給懸念が緩和して株価上昇につながったと考えられる。 もっとも、買いを入れているのは短期志向の投資家に限られるのかもしれない。今週も株価指数先物の取引は引き続き低調で、先物手口を見ても日経平均先物を中心に散発的な売買が出ている程度だった。現物株の方でも、東証1部売買代金の減少傾向を見ると取引参加者が増えているとは考えにくい。海外実需筋による東証株価指数(TOPIX)先物の買い戻しや、現物株での幅広い投資家の買い参加がなければ、引き続き日経平均は節目の3万円を前に上値が重くならざるを得ないだろう。 円相場は1ドル=114.20円台まで下落したが、足元やや下げ渋っている。アジア市場では香港ハンセン指数が4日続伸しているものの上値は重く、上海総合指数は小動き。国内では本日、東エレクなど700社近い企業の決算発表が予定され、米国では9月求人件数(JOLT)や11月ミシガン大学消費者態度指数が発表される。前日の米債券市場が休場だっただけに、10日の米10月消費者物価指数(CPI)発表後の金利動向も気になるところ。やはり後場の日経平均は上値の重い展開になるとみておきたい。 ■ドル・円は小じっかり、日本株高で円売り 12日午前の東京市場でドル・円は小じっかりとなり、114円前半で小幅に値を上げた。日経平均株価は前日比300円超高と強含み、日本株高を好感した円売りが先行。一方、米10年債利回りは上昇基調を維持しており、先高観からドル買いが入りやすいようだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は114円03銭から114円30銭、ユーロ・円は130円54銭から130円75銭、ユーロ・ドルは1.1436ドルから1.1453ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・クロス・マーケティンググループ<3675>、ベイシス<4068>など、10銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位が東京エレクトロン<8035> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 特になし 【要人発言】 ・メクラー・スイス国立銀行理事 「スイスフランは依然として高水準」 <国内> 特になし <海外> 特になし 《CS》
関連銘柄 27件
2120 東証プライム
146
10/4 15:00
±0(%)
時価総額 19,599百万円
国内最大級の不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」を運営。老人ホーム・介護施設の検索サイトの運営、海外事業等も手掛ける。HOME'S関連事業ではクライアントネットワークの拡大・強化を図る。 記:2024/08/02
260.4
10/4 15:00
+5(%)
時価総額 607,253百万円
人材サービス大手。テンプスタッフ、ピープルスタッフが経営統合。人材派遣を軸に、人材紹介やBPO、製造・開発受託請負事業等も。配当性向は約50%目安。DX需要旺盛でIT・DXソリューション部門は堅調。 記:2024/06/25
2412 東証プライム
2,168
5/17 15:00
+1(%)
時価総額 345,126百万円
福利厚生代行サービスが柱。健診・保健指導代行や購買・清算代行も。会員数は961万人。ヘルスケアサービスの拡大図る。取引増で、24.3期3Qはヘルスケア(健診・指導等)が堅調。第一生命HDがTOB実施。 記:2024/03/04
3288 東証プライム
5,678
10/4 15:00
+59(%)
時価総額 684,131百万円
住宅メーカー。東京23区内や神奈川県を中心に、関東や愛知、福岡で事業展開。戸建の分譲や建築請負、仲介に強み。マンションや収益不動産等も手掛ける。今期1Qは都心部の戸建関連やファミリーマンションがけん引。 記:2024/04/10
688
10/4 15:00
+3(%)
時価総額 13,739百万円
マーケティングメディアの運営等を行うデジタルマーケティング事業、データマーケティング事業、インサイト事業を手掛ける。配当性向15%前後目安。1100万人超のパネルネットワークや幅広い顧客基盤などが強み。 記:2024/07/26
6,900
10/4 15:00
-20(%)
時価総額 56,994百万円
マルチ決済端末ソリューションや組込型決済ソリューション、決済センターソリューションなどを手掛ける。決済デバイスから決済センター、入金業務までワンストップで提供。端末レス決済サービスの強化などを図る。 記:2024/07/08
4068 東証グロース
1,217
10/4 13:26
+1(%)
時価総額 2,258百万円
携帯電話基地局の設置工事、運用監視・保守等を行うエンジニアリング会社。NTTグループ企業が主要得意先。スマートメーター設置サービス等も。IoTエンジニアリングサービスのサービス拡充、営業強化を図る。 記:2024/07/08
1,719
10/4 15:00
-8(%)
時価総額 174,341百万円
予測型広告プラットフォーム「CrossX」、AI広告キャンペーン自動化クラウド「AIXPERT」などを手掛ける。AIによる顧客行動予測が強み。顧客企業数は1600社超。エンタープライズ顧客の獲得に注力。 記:2024/07/08
4375 東証グロース
790
10/4 15:00
+5(%)
時価総額 42,105百万円
クラウド録画型映像プラットフォーム「Safie」の開発、運営等を行う。高画質、高セキュリティ、低価格が特徴。NTT東日本等がパートナー企業。課金カメラ台数は25万台超。遠隔接客ソリューションの提供を開始。 記:2024/08/13
4478 東証グロース
2,806
10/4 15:00
+62(%)
時価総額 159,597百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフト等の提供を行う。クラウド会計ソフトで国内トップシェア。有料課金ユーザー企業数は47万社超。サブスク売上比率は約9割。会計事務所とのパートナーシップ強化図る。 記:2024/05/08
4541 東証プライム
35
3/28 15:00
±0(%)
時価総額 24,670百万円
ジェネリック医薬品大手。自社開発のジェネリック医薬品や先行医薬品を医療機関向けに供給。製造・品質管理体制の改善図る。日医工グループは損益改善。販売数量増や在庫適正化策等が寄与。23.3期3Qは増収。 記:2023/03/03
4587 東証プライム
2,836
10/4 15:00
+72(%)
時価総額 368,708百万円
東京大学発の創薬ベンチャー。創薬開発事業、放射性医薬品の研究開発、製造・販売等を行う放射性医薬品事業を展開。ペプチド創薬開発プラットフォームなどが強み。Novartis社とペプチド創薬における提携を拡大。 記:2024/08/26
6095 東証プライム
577
10/4 15:00
+9(%)
時価総額 12,475百万円
医師専用コミュニティサイト「MedPeer」の運営等を行う集合知プラットフォーム事業が主力。かかりつけ薬局化支援サービス、薬局予約サービス「やくばと」等も。「やくばと」は医療機関における導入が順調。 記:2024/08/29
3,300
10/4 15:00
-135(%)
時価総額 317,840百万円
減速機メーカー。小型精密減速機で世界トップシェア。NASAの火星探査車などで採用実績。回転系アクチュエータ、モータなども手掛ける。先進医療用途は需要拡大。配当性向30%目処。27.3期売上900億円目標。 記:2024/07/26
6920 東証プライム
23,775
10/4 15:00
+70(%)
時価総額 2,241,650百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
6962 東証プライム
606
10/4 15:00
±0(%)
時価総額 21,935百万円
水晶デバイスが柱の電子部品メーカー。世界首位級の水晶発振器に強み。人工水晶の育成から一貫展開。24.3期3Q累計は車載用が回復。だがPC向け低調。スマホ向けも振るわず。営業外に為替差益。有証売却特益計上。 記:2024/04/15
6965 東証プライム
1,993
10/4 15:00
+7.5(%)
時価総額 658,025百万円
光電子増倍管などの電子管事業、光半導体素子などの光半導体事業が柱。光電子増倍管は世界トップシェア。小惑星探査機「はやぶさ」などで納入実績。海外売上高比率は70%超。学術向け光電子増倍管は売上順調。 記:2024/07/07
7198 東証プライム
822
10/4 15:00
-1(%)
時価総額 36,753百万円
住宅ローン専門金融機関で国内最大手。全期間固定金利住宅ローン「フラット35」融資実行件数シェアで首位。不動産担保ローンやリースバック等も。住宅金融事業にリソース集中。住宅金融商品のラインナップ拡充図る。 記:2024/08/20
7203 東証プライム
2,586
10/4 15:00
-15.5(%)
時価総額 42,190,556百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7269 東証プライム
1,570.5
10/4 15:00
-31.5(%)
時価総額 3,085,382百万円
大手自動車メーカー。軽自動車で国内首位級、オートバイでも世界的。四輪車はインドでトップシェア。四輪事業は堅調。日本やインド、欧州で販売が増加。二輪事業はインドで販売増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/14
7342 東証グロース
1,144
10/4 15:00
-16(%)
時価総額 67,189百万円
全自動で資産運用をするロボアドバイザーサービス「ウェルスナビ」を手掛ける。20~50代の勤労世代が主要顧客。運用者数は40万人超。預かり資産は1兆2000億円超。24年2月に三菱UFJ銀行と資本業務提携。 記:2024/08/20
7762 東証プライム
936
10/4 15:00
+6(%)
時価総額 230,256百万円
国内大手の時計メーカー。工作機械や電子部品も。配当性向5割目安。国内はインバウンド需要の回復等でCITIZENブランドは売上堅調。海外も高価格帯を中心に拡販、出店強化。工作機械事業は低調。 記:2024/06/18
8035 東証プライム
25,355
10/4 15:00
-405(%)
時価総額 11,958,255百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8252 東証プライム
2,406.5
10/4 15:00
+31.5(%)
時価総額 502,140百万円
商業施設の賃貸・運営管理等を行う小売事業、エポスカードのクレジットカード業務等を行うフィンテック事業が柱。1931年創業。DOE8%程度目安。エポスカードの会員数は750万人超。分割・リボ取扱高は拡大。 記:2024/07/29
9101 東証プライム
4,969
10/4 15:00
-516(%)
時価総額 2,535,010百万円
海運の国内最大手。1885年創業。三菱グループ。不定期専用船事業、物流事業が柱。定期船事業、航空運送事業等も展開。世界最大規模の自動車専用船を保有。配当性向30%目安。25.3期は最終増益見通し。 記:2024/07/04
9104 東証プライム
4,820
10/4 15:00
-329(%)
時価総額 1,744,893百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。非海運事業のアセット積み増し図る。 記:2024/07/29
9984 東証プライム
8,561
10/4 15:00
-119(%)
時価総額 14,750,209百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17