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米雇用統計を控えて買い見送りムード広がる【クロージング】

2021/11/5 16:16 FISCO
*16:16JST 米雇用統計を控えて買い見送りムード広がる【クロージング】 5日の日経平均は反落。182.80円安の29611.57円(出来高概算12億6000万株)で取引を終えた。前日の株価上昇の反動に加え、週末とあって、模様眺めムードが広がり利食い売りが先行して始まった。また、米国では10月の雇用統計の発表が控えていることもあり、次第に買い見送り気分が広がる格好から、後場は29600円近辺でのこう着で推移。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄が1600に迫り、全体の7割超を占めた。セクター別では、水産農林、その他製品、金属製品、ゴム製品など7業種が上昇。一方、海運が5%を超える下げとなったほか、鉄鋼、倉庫運輸、ガラス土石など26業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、コナミHD<9766>、KDDI<9433>、任天堂<7974>が堅調だった半面、テルモ<4543>、ダイキン<6367>、エムスリー<2413>、キッコーマン<2801>、ホンダ<7267>が軟化した。 前日に29800円台へと上昇した反動から目先の利益を確保する売りが先行して始まった。また、市場予想に届かなかったダイキンが大幅安となったほか、海運大手3社が続落し、前日の取引時間中に決算を発表したトヨタ<7203>もさえないなど、主力株中心に値を消す銘柄が目立っていた。一方、前日の米国市場では、半導体大手クアルコムの急伸を背景にナスダック指数やSOX指数が上昇したことから、東エレクなどの半導体関連株に投資資金が集まったほか、SPACと通じて子会社が米国市場に上場するマネックスG<8698>がストップ高まで買い進まれた。 注目される米雇用統計では、非農業部門雇用者数の市場予想が前月比45万人増となっているが、雇用統計を受けた米国市場の動きが懸念され、積極的に売り買いを手がける向きは少なかった。来週も国内ではソフトバンクG<9984>、NTT<9432>、ヤマトHD<9064>など主要企業の上半期決算発表が続くだけに、決算内容を見極めながら選別色が一段と強まりそうだ。 《FA》
関連銘柄 15件
2413 東証プライム
1,450
11/29 15:30
-21(%)
時価総額 984,652百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
2801 東証プライム
1,641.5
11/29 15:30
-52.5(%)
時価総額 1,591,296百万円
1917年創業のしょうゆメーカー最大手。しょうゆ関連調味料やデルモンテ調味料の食品部門、豆乳飲料等の飲料部門、酒類部門などでも事業展開。海外売上高比率は7割超。海外のしょうゆ部門では新規市場開拓進める。 記:2024/09/01
4543 東証プライム
3,051
11/29 15:30
-29(%)
時価総額 4,548,117百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
6367 東証プライム
18,095
11/29 15:30
-60(%)
時価総額 5,303,898百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
7203 東証プライム
2,551.5
11/29 15:30
-55.5(%)
時価総額 40,300,909百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7267 東証プライム
1,291.5
11/29 15:30
-7.5(%)
時価総額 6,819,120百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7974 東証プライム
8,810
11/29 15:30
+25(%)
時価総額 11,441,459百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
23,310
11/29 15:30
-430(%)
時価総額 10,993,765百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8698 東証プライム
1,018
11/29 15:30
+24(%)
時価総額 262,590百万円
コインチェック、米TradeStationなどを傘下に収める持株会社。しずおかFGが筆頭株主。NTTドコモと資本業務提携。アセットマネジメント事業を強化。ロボアドバイザーサービスの運用残高は順調増。 記:2024/08/01
9064 東証プライム
1,727.5
11/29 15:30
-16.5(%)
時価総額 622,757百万円
宅配便国内最大手。クロネコヤマトの宅急便のヤマト運輸を中核とする持株会社。クロネコメンバーズの登録者数は5000万人超。宅急便ネットワークの強靭化図る。27.3期営業利益1200〜1600億円目標。 記:2024/06/07
9432 東証プライム
153.4
11/29 15:30
-1.1(%)
時価総額 13,890,418百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10
9433 東証プライム
4,950
11/29 15:30
-31(%)
時価総額 10,849,638百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9766 東証プライム
14,775
11/29 15:30
+90(%)
時価総額 2,120,213百万円
モバイルゲーム、家庭用ゲーム等を手掛けるデジタルエンタテインメント事業が主力。スロットマシンやアミューズメントマシンの製造・販売等も行う。配当性向30%以上目処。パワフルプロ野球2024-2025を発売。 記:2024/08/12
9983 東証プライム
51,110
11/29 15:30
+10(%)
時価総額 16,264,275百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,936
11/29 15:30
-112(%)
時価総額 13,135,875百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17