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前場に注目すべき3つのポイント~政策期待が高まりやすいなか押し目買い意欲は強い~

2021/10/27 8:34 FISCO
*08:34JST 前場に注目すべき3つのポイント~政策期待が高まりやすいなか押し目買い意欲は強い~ 27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:政策期待が高まりやすいなか押し目買い意欲は強い ■日電産、22/3上方修正 営業利益1900億円←1800億円、コンセンサス範囲内 ■前場の注目材料:ダイキン、欧に1100億円投資、主要国でシェア首位狙う ■政策期待が高まりやすいなか押し目買い意欲は強い 27日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い相場展開が見込まれる。26日の米国市場はNYダウが15ドル高だった。良好な企業決算を好感した買いが見られたほか、10月消費者信頼感指数の改善で、第4四半期の景気回復を期待した買いも入った。ただし、過熱感からの利益確定の動きのほか、主要ハイテク企業の決算を見極めたいムードもあって上値は抑えられていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比155円安の28975円。円相場は1ドル114円20銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行で始まりそうだ。もっとも前日の500円を超える上昇に対する反動も意識されているとみられ、センチメントの悪化には繋がらないだろう。反対に25日線が位置する28900円水準での押し目買い意欲は強そうであり、売り一巡後は底堅い値動きが見込まれる。また、アルファベット、マイクロソフトは取引終了後に決算を発表しており、内容は概ね予想を上回ったことから、それぞれ時間外取引で上昇していることは安心感に繋がる。 もっとも、国内でも主要企業の決算発表が本格化しており、昨日取引終了後に決算を発表した日東電<6988>はADR(米国預託証券)市場で買われる一方で、キヤノン<7751>は売られている。決算発表を見極めたいとの模様眺めムードも強まりやすく、積極的な売買は手控えられやすい。また、昨日の東証1部の売買高は日経平均が500円を超える上昇ながらも11億株台にとどまっており、先物主導によるインデックス売買が中心のようである。決算シーズンで機関投資家は積極的に動けないこともあり、先物に振らされやすい需給状況に。 とはいえ、31日に投票日を迎える衆院選挙では、自民党が議席を減らすものの、単独で過半数を獲得するといった報道もある。政策期待が高まりやすいなか、テーマ性のある銘柄などへは個人主体の値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。また、先高期待から既に決算を発表した銘柄などへは見直し買いの動きも意識されそうである。 ■日電産、22/3上方修正 営業利益1900億円←1800億円、コンセンサス範囲内 日電産<6594>は2022年3月期業績予想の修正を発表。売上高は1兆7000億円から1兆8000億円、営業利益を1800億円から1900億円に上方修正した。コンセンサス(1920億円程度)に近づく修正。EVの駆動モーターシステムの販売予定台数は25年度に350万台と、従来予想である280万台から引き上げた。30年度に1000万台との見通しは変更せず。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(29106.01、+505.60) ・NYダウは上昇(35756.88、+15.73) ・ナスダック総合指数は上昇(15235.72、+9.01) ・1ドル114.10-20円 ・SOX指数は上昇(3392.96、+0.57) ・米原油先物は上昇(84.65、+0.89) ・米長期金利は低下 ・大型経済対策への期待 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・ダイキン<6367>欧に1100億円投資、主要国でシェア首位狙う ・住友重<6302>インド増員、射出成形機をIT向け拡販 ・日本電産<6594>EVトラクションモーターの販売予測70万台増 ・アドバンテスト<6857>米社買収、半導体試験器具の提案強化 ・DMG森精機<6141>テスト加工に「富岳」、デジタルツイン10分で結果 ・オムロン<6645>台湾ロボ会社に出資・連携強化、複雑作業の技術開発 ・鈴茂器工<6405>「食で共創」企業募集、幅広い事業展開探る ・コマツ<6301>欧に無人ダンプ運行システム初納入、スウェーデン銅鉱山向け ・浜松ホトニクス<6965>iPMSELアレイ素子、ビームパターン切り替え可能に ・NEC<6701>NECなど、顔認証でワクチン接種確認、富士山ツアーで実証 ・三菱マテリアル<5711>「都市鉱山」廃基板受け入れ、DXで処理25%増 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・日銀金融政策決定会合(28日まで) <海外> ・09:30 豪・7-9月期消費者物価指数(前年比予想:+3.1%、4-6月期:+3.8%) ・10:30 中・9月工業企業利益(8月:前年比+10.1%) 《ST》
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5711 東証プライム
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非鉄大手。銅精錬から銅加工品、電材、超硬工具まで幅広い。リサイクル技術による廃棄物の再資源化も。半導体関連製品などが販売回復。精錬所の生産トラブルも解消。資源循環事業の強化に向け、欧州統括会社設立へ。 記:2024/07/23
6141 東証プライム
2,529
11/27 15:30
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工作機械メーカー大手。5軸・複合加工機やターニングセンタ、マシニングセンタ、超音波加工機等を手掛ける。海外売上高比率が高い。機械1台当たりの受注単価は上昇。民間航空機や宇宙、メディカル向け等が需要好調。 記:2024/06/28
6301 東証プライム
4,083
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時価総額 3,976,070百万円
世界2位の総合建設機械メーカー。1921年設立。自動車産業向け大型プレスなど産業機械も。エンジンなどは国内で自社開発。海外売上比率は8割超。配当性向40%以上目安。坑内掘りハードロック事業の拡大図る。 記:2024/10/07
6302 東証プライム
3,122
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時価総額 383,709百万円
大手総合重機械メーカー。1888年創業。減・変速機、環境プラント、産業機械、建設機械等を手掛ける。射出成形機などで世界シェアトップクラス。事業ポートフォリオ改革推進。26.12期売上1兆2500億円目標。 記:2024/10/07
6367 東証プライム
18,085
11/27 15:30
-420(%)
時価総額 5,300,967百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6405 東証スタンダード
1,670
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寿司ロボット、盛付けロボット等の製造・販売を行う米飯加工機械メーカー。寿司ロボットで世界トップシェア。子会社で衛生資材の製造・販売等も手掛ける。盛付けロボットの市場拡大、新規事業の創出などに取り組む。 記:2024/10/10
6594 東証プライム
2,807.5
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時価総額 3,348,137百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
6645 東証プライム
4,826
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-138(%)
時価総額 995,338百万円
制御機器大手。電子部品や車載機器、自動改札機、血圧計等の健康医療機器も手掛ける。家庭用血圧計で世界トップシェア。オランダの遠隔医療会社買収。ヘルスケアは堅調。人員を大幅削減、構造改革費用重し。 記:2024/06/15
6701 東証プライム
12,435
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-30(%)
時価総額 3,392,890百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
6857 東証プライム
8,506
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時価総額 6,516,795百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6965 東証プライム
1,759
11/27 15:30
+9.5(%)
時価総額 580,766百万円
光電子増倍管などの電子管事業、光半導体素子などの光半導体事業が柱。光電子増倍管は世界トップシェア。小惑星探査機「はやぶさ」などで納入実績。海外売上高比率は70%超。学術向け光電子増倍管は売上順調。 記:2024/07/07
6988 東証プライム
2,395
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-13.5(%)
時価総額 1,692,693百万円
1918年創業の高機能材料メーカー。偏光板やフレキシブルプリント基板等のオプトロニクス部門、インダストリアルテープ部門が柱。核酸の受託製造、衛生材料等も。情報機能材料ではハイエンド製品向けに注力。 記:2024/09/02
7751 東証プライム
4,962
11/27 15:30
-18(%)
時価総額 6,618,132百万円
精密機器大手。1937年設立。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上比率は7割超。商業印刷、産業印刷分野はラインアップ強化図る。 記:2024/10/21