マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,296.51
+888.04
暗号資産
FISCO BTC Index
11/25 12:41:11
15,047,315
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~需給的にこう着強めるところ

2019/11/27 13:00 FISCO
*13:00JST 後場に注目すべき3つのポイント~需給的にこう着強めるところ 27日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は4日続伸、需給的にこう着強めるところ ・ドル・円は109円台、上海総合指数は底堅い ・値上がり寄与トップはダイキン工業<6367>、同2位はアステラス製薬<4503> ■日経平均は4日続伸、需給的にこう着強めるところ 日経平均は4日続伸。85.27円高の23458.59円(出来高概算5億株)で前場の取引を終えている。 26日の米株式市場でNYダウは55ドル高と3日続伸し、連日で過去最高値を更新した。中国の劉鶴副首相と米国のライトハイザー通商代表部(USTR)代表、ムニューシン財務長官の電話協議後、中国商務省は「問題解決に向けて共通の認識に達した」と表明。トランプ米大統領も両国が通商合意に向けた取り組みを続けていると述べ、投資家心理が上向いた。為替相場は1ドル=109円台と円安傾向が続いており、本日の日経平均もこうした流れを好感して79円高からスタート。朝方には一時23507.82円(134.50円高)まで上昇したが、23500円手前でもみ合う場面が多かった。東証1部の値上がり銘柄は全体の6割ほど、対して値下がり銘柄は3割強となっている。 個別では、ソニー<6758>やファーストリテ<9983>が小じっかり。前日に日立化成<4217>買収との報道を受けて売られた昭電工<4004>も反発した。ニトリHD<9843>は3%近く上昇し、SCREEN<7735>も4%高と上げが目立つ。中小型株の循環物色が続き、本日は日本通信<9424>が商いを伴って急伸した。また、一部証券会社の新規高評価が観測されたFスターズ<3687>やブロドリーフ<3673>も大きく買われ、東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、前日上げの目立った村田製<6981>が反落。電子部品株や半導体関連株には利益確定の売りが出ている。ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>は小安い。「政府・与党は海外不動産への投資を通じた節税をできないようにする方針」と伝わり、オープンハウス<3288>は売りがかさんだ。セクターでは、非鉄金属、電気・ガス業、鉱業などが上昇率上位。反面、海運業、保険業、不動産業などが下落率上位だった。 前日の米株高の流れを引き継いで日経平均は4日続伸して始まったが、寄り付き後はややこう着感が強かった。前場の上下の値幅は90円弱にとどまっている。米中協議の進展期待はつながっているが、閣僚級の電話協議については前日に伝わっており織り込み済み。具体的な協議進展が見えてこないこともあり、積極的に上値を追う動きは乏しいようだ。前日の当欄で指摘したとおり、23500円水準では売りが出やすく、上値が重いことも意識されつつある。また、米感謝祭を前に海外投資家の取引参加が減っているとみられ、前場の東証1部売買代金は8500億円程度にとどまっている。23500円水準を明確に上抜けるには材料も市場のエネルギーも乏しいと言わざるを得ない。 反面、日銀による上場投資信託(ETF)買いや企業による自社株買いで「売りを出さない株主」の存在感が増しているうえ、足元では機関投資家による9月末配当の再投資の動きが意識されており、前週見られたように押し目を積極的に拾いに行く投資家も多い。薄商いながら仕掛け的な売りは出づらく、日経平均はこう着感を増している。個人投資家の物色は値動きの出る中小型株へと向かいやすいだろう。マザーズ先物は足元で現物株指数との逆ざやが解消される場面があり、中小型株の先高期待が高まっていることが窺える。ただ、12月の新規株式公開(IPO)ラッシュが接近すると個人投資家の資金も拘束され、需給悪化につながるとの懸念がある。短期的な値幅取りの動きと割り切った方がよいだろう。 ■ドル・円は109円台、上海総合指数は底堅い 27日午前の東京市場でドル・円は109円10銭台と、下値の堅さが目立つ。ランチタイムの日経平均先物は引き続きプラス圏で推移しており、日本株高継続を期待した円売りに振れやすい地合いのようだ。また、上海総合指数は前日終値付近に水準を戻しており、円買いは後退したようだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円02銭から109円15銭、ユーロ・円は120円13銭から120円27銭、ユーロ・ドルは1.1016ドルから1.1025ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・Sansan<4443>、タツミ<7268>など、5銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはダイキン工業<6367>、同2位はアステラス製薬<4503> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・桜井日銀審議委員 「政策効果と緩和継続に伴う副作用のバランスを慎重に考慮し、粘り強い金融緩和の継続が肝要」 「低金利政策の継続に伴う金融システム面での副作用に留意する必要性が一段と高まっている」 【経済指標】 米・10月卸売在庫速報値:前月比+0.2% (予想:+0.2%、9月:-0.7%←-0.4%) 米・9月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数:前年比+2.10% (予想:+2.01%、8月:+2.02%←+2.03%) 米・9月FHFA住宅価格指数:前月比+0.6% (予想:+0.3%、8月:+0.2%) 米・10月新築住宅販売件数:73.3万戸 (予想:70.5万戸、9月:73.8万戸←70.1万戸) 米・11月消費者信頼感指数:125.5 (予想:127.0、10月:126.1←125.9) <国内> ・14:00 桜井日銀審議委員会見 <海外> 特になし 《HH》
関連銘柄 18件
3288 東証プライム
5,710
11/22 15:30
+34(%)
時価総額 688,980百万円
新築一戸建住宅等を手掛けるオープンハウスを中核とする持株会社。プレサンスコーポレーション、メルディア等も傘下に持つ。戸建分譲は首都圏等で年間実績トップ。アメリカ不動産事業では現地管理棟数が5000棟突破。 記:2024/10/05
3673 東証プライム
699
11/22 15:30
+19(%)
時価総額 68,430百万円
モビリティ産業向けソフトウェアの開発・販売等を行う。クラウド版業務支援ソフトウェア「.cシリーズ」、電子帳簿保存法対応ソフトウェア等を手掛ける。ストック売上比率は8割超。クラウドサービスは対象業種が拡大。 記:2024/08/23
3687 東証プライム
1,660
11/22 15:30
-33(%)
時価総額 55,834百万円
画像処理アルゴリズム開発、自動車向けソフトウェア開発等を手掛けるSolution事業が主力。キオクシア、トヨタグループ等が主要取引先。SaaS事業も。Solution事業は高速化サービス中心に需要旺盛。 記:2024/07/29
3,978
11/22 15:30
+177(%)
時価総額 735,536百万円
昭和電工、旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体・電子材料、石油化学等のケミカルが柱。自動車部品、セラミックス等も。半導体後工程材料で世界トップシェア。事業ポートフォリオ改革等に取り組む。 記:2024/10/13
4217 東証1部
4,625
6/18 15:00
+5(%)
時価総額 963,688百万円
リチウム電池向け負極材で世界首位。電子材料など機能材料事業や先端部品・システム事業が主力。昭和電工がTOBで完全子会社へ。3Q累計では足踏みも、ダイボンディング材や封止材などの電子材料で巻き返しを展望。 記:2020/03/20
4443 東証プライム
2,016
11/22 15:30
+47(%)
時価総額 254,238百万円
営業DXサービス「Sansan」、インボイス管理サービス「Bill One」等を手掛ける。Sansanは契約件数が9400件超。Bill Oneの有料契約件数は2600件超。Bill Oneは高成長続く。 記:2024/06/07
4503 東証プライム
1,562
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 2,826,694百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6981 東証プライム
2,562
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7268 東証スタンダード
343
11/22 15:30
+11(%)
時価総額 2,058百万円
ミツバ傘下の自動車部品メーカー。自動車の電装品、ブレーキ部品、トランスミッション部品等を手掛ける。栃木県足利市に本社。冷間圧造、加工技術が強み。メキシコ、インドネシアにおける新規市場開拓などに注力。 記:2024/07/07
9,067
11/22 15:30
-31(%)
時価総額 921,117百万円
半導体機器の製造、販売等を行うSCREENセミコンダクターソリューションズが中核の持株会社。バッチ式洗浄装置やスピンスクラバーなどで世界トップシェア。配当性向30%以上目安。DX推進による生産性向上図る。 記:2024/08/22
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
-37(%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
9424 東証プライム
140
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 23,229百万円
MVNO事業者。2001年に世界で初めてデータ通信MVNO事業を開始。SIM事業、FPoS事業、ローカル4G/5G事業を手掛ける。日本通信SIMの契約回線数は順調増。FPoSの評価定着、事例拡大図る。 記:2024/07/05
9843 東証プライム
18,025
11/22 15:30
+710(%)
時価総額 2,062,835百万円
家具・インテリア国内最大手。企画、原材料調達、製造、物流、販売の一貫体制を構築。アイテム数は約1万点。8割超が自社開発商品。島忠を傘下に収める。Nポルダなどは売上順調。26.3期買上客数2億人以上目標。 記:2024/06/13
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17