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NYの視点:【今週の注目イベント】FOMCやECB理事会、RBA会合の議事要旨、中国中銀の利下げ

2024/2/19 7:44 FISCO
*07:44JST NYの視点:【今週の注目イベント】FOMCやECB理事会、RBA会合の議事要旨、中国中銀の利下げ 今週は連邦準備制度理事会(FRB)が1月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録、欧州中央銀行(ECB)は1月定例理事会の議事要旨、豪州準備銀は2月6日開催の金融政策会合の議事要旨を公表予定で、今後の金融政策を判断するうえで注目される。また、中国人民銀行は18日に中期貸出制度(MLF)金利を発表。総裁はデフレとの闘いで政策緩和の用意があるとしており、1年物MLF金利の10BPの引き下げが予想されている。 FRBは1月FOMCで政策金利を4会合連続で据え置き、インフレの改善を認識しているものの、利下げにはさらなるデータでディスインフレ基調を確信する必要がある、と慎重な方針を表明したが、その見解に達した詳細が議事録で明らかになる。 年初は、FRBが早くて3月にも利下げを開始、年内6回の利下げを織り込みドル売りに拍車をかけた。その後、1月FOMCの結果や最近の強い雇用や経済指標、1月CPIを受けて、市場の利下げ開始時期の予想は6月に先送りされ、年4回の利下げに修正されドル売りも後退。FOMC議事録で利下げに慎重な姿勢が再確認された場合、ドルの底堅い展開が予想される。一方、CPIやPPIの結果を受けて、FRBの見解は大幅に修正されておらず、昨年12月に示した予測通り年3回程度の利下げ軌道予想を維持しており、市場がFRBの予想に近づいた形。経済やインフレには依然不透明感が強く、今月末に発表されるFRBが基調的なインフレを判断する上で重要視している個人消費支出(PCE)コア指数や3月初旬に控えているパウエル議長の議会証言まで、経済指標などを材料にした利下げペースの思惑にドルはもみ合いが続くと見られる。 ■今週の主な注目イベント ●米国 19日:プレシデンツ・デーの祭日で休場 20日:1月景気先行指数 21日:1月分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を公表。ボスティック米アトランタ連銀総裁あいさつ 22日:1月シカゴ連銀全米活動指数、新規失業保険申請件数、2月製造業・サービス業PMI速報、1月中古住宅販売、クックFRB理事講演、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁が討論会参加(経済見通し) ●欧州 21日:ユーロ圏消費者信頼感指数、独経済相、景気見通し 22日:ECB1月理事会議事要旨、ユーロ圏製造業・サービスPMI、CPI、EU経済相・財務相の非公式会合 23日:独IFOビジネスセンチメントGDP、ECB1年、3年インフレ期待調査公表 ナーゲル独連銀総裁講演、ショナーベルECB理事講演 ●英国 22、23日:英中銀、グリーンMPC委が講演 ●日本 19日:機械受注 21日:貿易収支 ●19-20日:サウジキャピタルマーケットフォーラム ●カナダ 20日:CPI 22日:小売売上高 ●豪州 20日:豪州準備銀2月6日会合の議事要旨 《CS》