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気になる原油価格の動向は サンワード貿易の松永氏(三井智映子)

2020/2/12 12:46 FISCO
*12:46JST 気になる原油価格の動向は サンワード貿易の松永氏(三井智映子) 皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の気になるレポートです。新型コロナウイルスの影響などから下落していた原油市場ですが、11日の米市場でNY原油先物3月限は反発し、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は、前日比+0.37ドルの1バレル=49.94ドルとなりました。そこで、今日は値動きの気になる原油市場についてのレポートをご紹介します。 レポートでは、まず『米エネルギー情報局は11日、中国での新型コロナウイルスの流行を受けて、2020年の世界の石油需要予想を日量31万バレル引き下げ、前年比より日量103万バレルの増加としました』と伝えています。 また、2020年の米国原油生産見通しを引き下げる一方で、2020年3~5月の世界の原油供給も引き下げており、『ウイルスに関した中国経済の減速により原油需給は減少し、現在の供給混乱に関わらず、2020年1~6月原油価格は1バレル=60ドルを下回る水準で推移する』との見通しを示したと伝えています。 加えて、『リビア国民軍の同国主要港封鎖で「リビアの1月の石油輸出」がゼロとなった事は、特に注目でしょう』とのことで、『日量115万バレルの原油生産を誇る同国原油輸出が「1月はゼロ」となっているだけに、新型ウイルス問題が沈静化しはじめると、「リビアの大規模減産」が原油市場での次の話題の中心となりそうです』と考察。 そして、猛威を振るう米国内のインフルエンザの感染者数が300万人増加したことなどを挙げ、『インフルエンザもコロナウイルスも風邪菌の一種であり、こうした「インフルエンザの脅威」を前にすると、新型コロナウイルスに対してメディアやマーケットがこれまでいかに過剰反応を示してきたかが感じられます』との見解を述べています。 参考にしてみてください。 上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の2月12日付の「原油市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。 フィスコマーケットレポーター 三井智映子 《HH》