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システナ、日山村硝、日本金属など

2023/11/27 15:37 FISCO
<3415> 東京ベース 297 +9大幅反発。先週末に業績予想の下方修正を発表。24年1月期営業利益は従来予想の15億円から9億円に下方修正。中国現地法人の既存店舗の売り上げ回復が鈍く、下振れ要因となるもよう。中国での一部店舗の撤退などで減損損失も計上、最終利益は10億円から3億円に下方修正した。ただ、上半期までの進捗から下振れは想定線ともみられ、中国での店舗リストラなどもプラス視され、目先の悪材料出尽くし感が優勢に。 <8227> しまむら 16655 +750大幅反発。先週末に11月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比4.3%増となり、3カ月振りのプラス転換となっている。客単価が同3.9%増となったほか、客数も同0.2%増とプラス転換。上旬、中旬は高温だったものの、下旬に入って気温が低下し、アウター衣料と実用品の初冬物や冬物が売上を伸ばしたもよう。なお上旬・中旬に関しても、70周年イベントを繰り返し集客の下支えになったようだ。 <6525> KOKUSAI 3380 +160大幅反発。野村證券では投資判断を新規に「バイ」、目標株価を3840円としているメモリ売上構成比が高く、10-12月期以降にメモリ投資が緩やかに回復局面に入ることで恩恵が享受できるとしている。また、注力しているパワーデバイス向け装置を含め、強い中国需要も享受可能で、業績ダウンサイドも限定的とみているようだ。全体の半導体製造装置市場を上回るペースでの売上成長が可能と判断。 <4452> 花王 5675 +134大幅続伸。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に、目標株価も6000円から7200円に引き上げた。トイレタリー・化粧品セクターの成長率期待が低下するなか、中国依存度の低さ、国内での競争優位性、値上げや構造改革といった自助努力による増益確度の高さなどから、同社の相対評価は向上していくと分析。今後5年間のコア営業利益平均成長率は10.8%と予想、セクター内におけるトップピックと位置づけ。 <2317> システナ 305 +27急伸。いちよし証券ではレーティングを「B」から「A」に変更し、フェアバリューも320円から380円に引き上げている。ソリューションデザイン事業の回復遅れなどから24年3月期利益予想を下方修正しているが、同事業の底打ち、その他の事業の想定以上に好調な推移などから、25年3月期以降の業績予想は上方修正している。来期、再来期と2ケタの営業増益を見込んでいるようだ。今期をボトムとした業績回復を評価。 <5210> 日山村硝 1510 +193急騰。持分法適用関連会社であるアルガラス山村の全持分を、同関連会社に譲渡すると発表した。これまで出資比率69%、議決権比率50%であった。新型コロナの影響により生産立ち上げが遅れたことなどで同関連会社の業績は低迷、生産立ち上げ後も事業計画達成が困難な状態が続いており、今後の同社の負担軽減につながるとの見方が先行。なお、持分譲渡による特別利益で、今期最終損益は90億円から107億円に増額。 <5491> 日本金属 919 +95急伸。固定資産の譲渡、並びに業績予想の修正を発表している。本社ビルを国内法人に12月に譲渡、譲渡益42億円が発生するもよう。資本効率の向上、財政基盤の強化及び成長投資資金の確保が譲渡の目的としている。24年8月には新本社に移転するようだ。これにより、24年3月期純損益は、従来見通しの15億円の赤字から一転、17億円の黒字見通しに引き上げている。資産リストラによる収益回復期待などが先行へ。 <4334> ユークス 765 -150ストップ安比例配分。24年1月期の業績下方修正を発表。営業利益は従来予想の16.2億円から1.8億円にまで引き下げ。最終損益は11.9億円の黒字予想から一転、14.2億円の赤字となる見通し。不具合発生などにより、トレーディングカードゲーム「DCデュアルフォース」の売上が減少。特別損失として、資産計上していた開発費を減損処理する。業績下方修正に伴い、年間配当金も従来計画の42円から10円に減額。 <7550> ゼンショーHD 8338 -404大幅続落。521万8000株の公募増資、並びに、78万2000株を上限とするオーバーアロットメントによる売出の実施を発表。同社の公募増資は2014年以来9年ぶりに。調達した資金は、具体的な案件は決まっていないものの、国内外のM&Aに充てる方針という。発行価格は12月5日から8日までの間に決定。増加株式数は発行済み株式数の約4%であり、希薄化や目先の需給への影響を懸念する動きが先行。 <4581> 大正薬HD 6545 +1000ストップ高比例配分。MBOの実施を発表。オーナー家が代表を務める企業がTOBを実施、TOB価格は8620円で先週末終値を5割超上回る水準に。TOB価格へ完全サヤ寄せを目指す動きが先行している。TOB期間は27日から24年1月15日まで。買い付け総額は約7100億円となり、日本企業のMBOでは過去最大となるもよう。非上場化によってネット販売や海外事業を強化、経営を立て直していく方針のようだ。 《ST》
関連銘柄 10件
2317 東証プライム
352
11/22 15:30
+9(%)
時価総額 149,910百万円
独立系システムインテグレーター。車載、社会インフラ、金融、スマートデバイス・ロボット・AIなどが主力。フレームワークデザイン事業やITサービス事業なども展開。金融分野ではDX関連の引き合いが増加。 記:2024/06/04
3415 東証プライム
295
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 14,306百万円
次世代セレクトショップ「STUDIOUS」、コンテンポラリーモードブランド「UNITED TOKYO」などを展開。実店舗売上比率が高い。28.1期売上高300億円目標。プロパー販売の強化などに注力。 記:2024/10/13
4334 東証スタンダード
360
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 3,995百万円
家庭用ゲームソフト、モバイルコンテンツの制作・販売、パチンコ・パチスロ機の画像開発等を手掛ける。プロレスゲームなど海外向けゲームに強み。パチンコ・パチスロ分野では複数タイトルの映像開発プロジェクトを受託。 記:2024/08/29
4452 東証プライム
6,208
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 2,892,307百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4581 東証スタンダード
8,580
4/8 15:00
-10(%)
時価総額 730,501百万円
大衆薬大手。ドリンク剤、風邪薬、育毛剤に強み。海外開拓や医療用薬にも注力。ビオフェルミンシリーズ、リアップシリーズは売上増。24.3期3Qは増収。MBO成立で同社株は24年4月9日付けで上場廃止予定。 記:2024/03/05
5210 東証スタンダード
1,684
11/22 15:30
+33(%)
時価総額 18,768百万円
ガラスびん関連事業が主力。ガラスびんで国内トップシェア。飲料用キャップ等のプラスチック容器関連事業、電子部品用ガラス等も。26.3期ROE5%以上目標。ガラスびん関連事業では高付加価値品の開発図る。 記:2024/10/22
5491 東証スタンダード
654
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 4,382百万円
1930年創業のステンレス精密圧延・加工メーカー。冷間圧延ステンレス鋼帯、みがき特殊帯鋼に強み。自動車駆動部品用高精度異形鋼など加工品事業も。販売価格の是正や生産効率の改善、コストダウンなどに取り組む。 記:2024/08/19
2,210.5
11/22 15:30
+15.5(%)
時価総額 521,789百万円
半導体製造装置専業メーカー。日立国際電気から独立。成膜プロセス、膜質改善プロセスを軸に事業展開。バッチALD対応成膜装置に強み。海外売上比率は8割超。生産・開発、販売・サービス体制の拡充などに取り組む。 記:2024/10/05
9,294
11/22 15:30
+129(%)
時価総額 1,493,853百万円
国内外食企業トップ。「すき家」を中核に、「なか卯」や「はま寿司」、「ココスジャパン」、「ジョリーパスタ」などを傘下に収める。グループ店舗数は1万5000店超。新規出店などでグローバルすき家部門は売上順調。 記:2024/06/17
8227 東証プライム
7,969
11/22 15:30
+308(%)
時価総額 588,327百万円
総合衣料品店「ファッションセンターしまむら」を運営。低価格の衣料に強み。若者向け業態「アベイル」、ベビー業態「バースデイ」等も展開。アベイルはアウター衣料の品揃えを拡充。27.2期営業利益660億円目標。 記:2024/10/24