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えりしー:投機ではなく実需!仮想通貨リップルを使う企業 【FISCOソーシャルレポーター】

2018/2/9 15:58 FISCO
*15:58JST えりしー:投機ではなく実需!仮想通貨リップルを使う企業 【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家えりしー氏(ブログ「仮想通貨女子部!」を運営、Twitter:@erishiiiii)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ---- ※2017年2月7日21時に執筆 こんにちは。仮想通貨投資家のえりしー(ブログ:仮想通貨女子部!、Twitter:@erishiiiii)と申します。仮想通貨も株も暴落しましたね。仮想通貨市場は、2018年1月上旬につけた92兆円から2018年2月6日30兆5000億円になるという、半月足らずで市場が3分の1に縮小する歴史的な暴落となりました。 この下落の原因は株の下落によるリスクオン相場になったから…という意見もありますが、大きな要因としては2018年1月31日に米国商品先物取引委員会によって発表された「USDT問題(テザー社問題)」のせいだと考えるのが一般的になってきました。 USDTというのはテザー社が発行する仮想通貨で、1USDT=1ドルというドルペッグの仮想通貨です。ドルと等価交換できるため、海外の取引所では基軸通貨として扱われることがあります。また、ドルペッグで価値が固定されているため、仮想通貨の急落時の退避先としても好まれています。 しかし、テザー社とその子会社である海外取引所ビットフィネックスは、テザー社が保有するドル以上にUSDTを発行しているのではないかという疑惑が浮上しました。価値の裏付けがないのにUSDTをガンガン発行していたわけです。さらに、そのUSDTを使ってビットコインを大量購入し価格を高騰させていたのではないかと疑われたのです。そして2018年2月7日0時にテザー社が米国商品先物取引委員会にて疑惑を問いただされる…という話が出たのです。 ビットコインの暴落を恐れた仮想通貨投資家、それを狙う大口達、ロスカット連鎖、売りが売りを呼ぶ展開になり、歴史的な暴落になったわけですね。ただし、実際の委員会ではテザー社の話題は出なかったためフェイクニュースだったようです。 このように仮想通貨市場は大変な混乱をきたしています。もしテザー社の疑惑が事実であれば仮想通貨市場には冬の時代が訪れるでしょう。現状、仮想通貨市場はほぼすべてが投機のため、儲からない不安定な市場だと認識されてしまうと仮想通貨市場に資金が入ってこなくなってしまいます。 そのため、今後は投機ではなく実需のある仮想通貨に注目が集まるでしょう。使い道のハッキリ決まっていない多くの仮想通貨は資金が戻ってくるための努力をしないといけない局面に入ると予測します。 「それじゃ実需のある仮想通貨って何なの?」という話になりますよね。実は、大企業に使用されることが確定している仮想通貨があるのです。それがリップル(仮想通貨名:XRP)なのです。 2018年1月5日、Ripple社は「国際送金業者上位5社中3社が2018年中にXRPを利用した送金を開始します」と発表し、そのうちの1つの業者は米Moneygram社だとアナウンスされました。Moneygram社は世界約200カ国・地域に23万拠点のネットワークを有している、Western Unionと双璧をなす送金業者です。 また、メキシコ・アメリカ・香港で25年以上事業を展開している金融機関Cuallix社はXRPを用いてメキシコ・アメリカ間の国際送金を成功されています。2018年1月19日にはCuallix社CEO自らがXRPを使うxRapidで成果が出ていることを報告しています。 日本企業でリップルと深い関係にあるのは、株でお馴染みのSBIホールディングスです。SBIはいち早くリップルの魅力に気づき、2016年5月にリップルと合同でSBI Ripple Asia株式会社を設立しています。SBI Ripple Asia株式会社は「内外為替一元化コンソーシアム」という三井住友銀行、りそな銀行、三菱UFJ信託銀行などの大手金融機関61行で構成された組織を結成し、リップル社の技術を使った国内及び国際送金を実験しています。 2017年12月5日には、SBIホールディングス、3メガバンク、地銀が、他行の口座にスマホアプリで送金できる新サービスを始めることを発表しています。このスマホアプリの画面にリップルのロゴマークが入っていたため、リップルを応援している投資家は大喜びでした!まだXRPを使うことは明言されていませんが、XRP利用に向けての準備を着々と進めている最中のようですね。 それとは別に、SBIホールディングスは国内顧客向けにSBIバーチャルカレンシーズ、海外顧客向けにDigital Asset Exchangeという仮想通貨取引所をオープンする予定です。国内顧客向けのSBIバーチャルカレンシーズは今春オープンで、オープン当初はXRPのみの取り扱いだと明言しています(Digital Asset Exchangeは1月中にオープン予定でしたが少し遅れているようです。) ---- 執筆者名:えりしー ブログ名:仮想通貨女子部! Twitter:@erishiiiii 《SI》