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28日の香港市場概況:ハンセン0.2%安で3日続落、内外に懸念材料

2022/2/28 18:00 FISCO
*18:00JST 28日の香港市場概況:ハンセン0.2%安で3日続落、内外に懸念材料 週明け28日の香港市場は、主要64銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比54.16ポイント(0.24%)安の22713.02ポイントと3日続落。一方、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は32.29ポイント(0.40%)高の8023.93ポイントと3日ぶりに反発した。売買代金は1534億7900万香港ドルに拡大している(25日は1426億9970万香港ドル)。 内外の懸念材料で売られる流れ。欧米が国際決済システムの国際銀行間通信協会(SWIFT)からロシアの一部銀行を排除することを決定する中、世界経済や金融の混乱が危ぐされた。また、ロシアとウクライナの停戦交渉は28日午後(日本時間)に開始予定。内容を見極めたいとするスタンスも買い手控えにつながった。香港域内の新型コロナウイルス感染拡大が続いていることも弱気材料(28日新規感染者は3万人超との報道)。ただ、この日の本土株が引けにかけて切り返したこともあり、ハンセン指数も引け際に下げ幅を縮めた。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)が5.1%安、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が4.9%安、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が3.8%安と下げが目立った。 セクター別では、カジノやエアラインなど観光関連が安い。銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が4.4%、澳門博彩HD(SJMホールディングス:880/HK)が4.3%、中国国際航空(753/HK)が4.2%、中国東方航空(670/HK)が3.8%、中国南方航空(1055/HK)が3.1%ずつ下落した。 他の個別株動向では、香港外食チェーン大手の大家楽集団(カフェ・ド・コラル:341/HK)が6.4%安。域内の新型コロナ感染拡大を受け、同社は3月1日から当面、店内飲食サービスを一時停止すると発表した。 半面、海運セクターはしっかり。東方海外(316/HK)が7.7%高、太平洋航運集団(2343/HK)が7.0%高、中遠海運HD(1919/HK)が6.7%高、中遠海運能源運輸(1138/HK)が4.8%高と値を上げた。ウクライナ情勢などを背景とした運賃上昇の思惑が強まっている。 一方、本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.32%高の3462.31ポイントで取引を終了した。石炭、石油などエネルギー株が高い。素材株、海運株、防衛関連株も買われた。半面、不動産株が安い。金融株、観光株、医薬品株なども売られた。 亜州リサーチ(株) 《FA》