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デジハHD Research Memo(9):エンターテインメント事業の深化とエンタープライズ事業の拡大に注力

2019/6/19 15:39 FISCO
*15:39JST デジハHD Research Memo(9):エンターテインメント事業の深化とエンタープライズ事業の拡大に注力 ■今後の見通し 4.成長戦略 デジタルハーツホールディングス<3676>は2017年6月に経営体制を変更して以降、「第二創業期」として、主力事業であるエンターテインメント事業のさらなる成長を追求するとともに、成長ドライバーとして位置付けているエンタープライズ事業の拡大に注力してきた。2019年3月期は飛躍的な成長に向けた事業基盤固めの年と位置づけ、専門人材の強化及び先端技術の獲得を目的に、採用・教育コストを投入するとともに、M&Aやアライアンスの締結を積極的に推進してきた。これらの取り組みを推進する中で、システムテストサービスにおいては、同社の受注キャパシティを超えるほどの依頼が来るなど、潜在的な顧客ニーズの大きさを改めて認識するとともに、これまで同社がエンターテインメント事業で築き上げてきたテスター人材のポテンシャルの高さも立証されるなど、専門人材の確保・育成、事業基盤の整備といった中長期的な視点での戦略的な投資を推進する「第二創業期」の取り組みに対する手応えを得ている。一方、IT人材不足は今後ますます深刻化することが見込まれており、IT人材不足は2030年には最大約79万人と経済産業省による調査結果が出ている中、IT業界全般における開発、テスト、保守・運営のアウトソーシングニーズは加速度的に増加するものと見込んでいる。 同社は2019年3月期を第二創業期として企業の構造をゼロベースで見直しており、2020年3月期、2021年3月期の2年間がポイントになると考えている。第二創業で目指すものの1つは、主力事業であるエンターテインメント事業の深化となる。同社はこれまで主力のデバッグサービス以外にも、ゲーム開発支援、翻訳、ローカライズ、ゲーム情報サイト運営等多様なサービスを展開してきたものの、やはりデバッグサービスの伸長により急成長してきた。今後も引き続きデバッグを中心としながらも、その周辺サービスの強化に努め、高品質なゲーム開発を総合的に支援していきたいとしている。 そして、第二創業期でもっとも重要なのが、注力事業と位置付けているエンタープライズ事業の拡大である。エンタープライズ事業においては、今後加速度的に増加が見込まれるシステムテストのアウトソーシングニーズを確実に取り組むための強固な事業基盤を構築する。ITサービスやセキュリティ等、システムテストと親和性の高い新規事業を創造する計画である。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 村瀬智一) 《ST》
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時価総額 19,423百万円
総合デバッグサービス等を手掛けるデジタルハーツ、品質コンサルティング事業等を手掛けるAGESTなどを傘下に収める持株会社。カプコンなど多数の国内ゲームメーカーと取引実績。エンタープライズ事業は高成長続く。 記:2024/06/13