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ロシアSWIFT排除で波乱スタートも停戦協議待ちで様子見ムード強まる【クロージング】

2022/2/28 16:04 FISCO
*16:04JST ロシアSWIFT排除で波乱スタートも停戦協議待ちで様子見ムード強まる【クロージング】 28日の日経平均は小幅続伸。50.32円高の26526.82円(出来高概算14億4000万株)で取引を終えた。先週末の米国市場が大幅に上昇するなかで先物市場では27000円に迫る上昇を見せていたこともあり、買い先行の動きが期待されていた。ただし、米欧など西側諸国が26日、ロシアの一部銀行を国際銀行間の決済・送金システム(SWIFT)から排除することを発表。日本も27日、これに追随すると表明したため、対ロ追加制裁強化を背景に情勢悪化に対する警戒感から売りが先行し、日経平均は寄り付き直後に26262.63円まで下落する場面も見られた。ただし、日本時間の28日午後に予定されているロシアとウクライナ停戦協議の行方を見極めたいとする様子見姿勢のなかで売りも仕掛けづらく、その後は小幅ながらもプラス圏を回復しての推移だった。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄が1700を超え、全体の8割近くを占めた。セクター別では、卸売、電気機器、サービスを除く30業種が上昇し、海運、非鉄金属、鉄鋼、鉱業、電気ガスなどの上げが目立った。指数インパクトの大きいところでは、KDDI<9433>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、テルモ<4543>、キッコーマン<2801>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、リクルートHD<6098>、ネクソン<3659>、オリンパス<7733>が軟化した。 ロシアとウクライナの停戦協議が実施される見通しとあって、売り一巡後はウクライナ情勢の沈静化への期待感から買い戻しの動きもみられ、プラスに転じた。その後再び下げに転じる場面も見られたものの、停戦協議の行方を見極めたいとの見方から売りも仕掛けづらくさせたようだ。 引き続きウクライナ問題に関連する報道には警戒が必要だ。停戦協議がスムーズに進み、地政学リスクが解消するのか、あるいは協議が決裂し、地政学リスクが長期化するのか確認したいと考えている向きが大半だ。また、今週はISM製造業・非製造業景況指数、2月の雇用統計など、米景気の現状を探る上で重要な経済指標の発表が続く。加えて、3月2~3日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長による上下院での議会証言などを受けた米長期金利の動向にも注目が集まりそうなだけに、目先は神経質な値動きが続くことが想定されそうだ。 《FA》
関連銘柄 10件
2801 東証プライム
1,679
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時価総額 1,627,649百万円
1917年創業のしょうゆメーカー最大手。しょうゆ関連調味料やデルモンテ調味料の食品部門、豆乳飲料等の飲料部門、酒類部門などでも事業展開。海外売上高比率は7割超。海外のしょうゆ部門では新規市場開拓進める。 記:2024/09/01
3659 東証プライム
2,131
11/25 15:30
-66(%)
時価総額 1,845,175百万円
PCオンラインゲーム、モバイルゲームを世界展開。NXC保有IPを活用したPCゲームの開発に強み。中国や韓国で人気タイトルを複数保有。北米及び欧州は売上伸長。「デイヴ・ザ・ダイバー」などが売上貢献。 記:2024/06/13
4543 東証プライム
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時価総額 4,633,086百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
10,255
11/25 15:30
+431(%)
時価総額 16,919,130百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6367 東証プライム
18,740
11/25 15:30
+445(%)
時価総額 5,492,956百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6857 東証プライム
9,232
11/25 15:30
-215(%)
時価総額 7,073,014百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
7733 東証プライム
2,442.5
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-16(%)
時価総額 2,876,532百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
8035 東証プライム
23,135
11/25 15:30
+885(%)
時価総額 10,911,229百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
4,962
11/25 15:30
-68(%)
時価総額 10,875,940百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9984 東証プライム
8,874
11/25 15:30
+288(%)
時価総額 13,044,736百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17