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米国株見通し:下げ渋りか、インフレ懸念も自律反発
2021/5/12 15:10
FISCO
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*15:10JST 米国株見通し:下げ渋りか、インフレ懸念も自律反発 (14時50分現在) S&P500先物 4,122.12(-24.13) ナスダック100先物 13,240.50(-105.50) グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は200ドル超安。アジア株安も嫌気、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。 10日の取引で主要3指数は続落。ただ、ナスダックは前日よりも下げ幅を縮小したほか、大幅安のダウも終盤には下げ渋った。この日はインフレ懸念が広がるなか、序盤から売りが優勢の展開に。特に景気敏感株を中心に値を下げ、ダウは一時600ドル超も弱含んだ。連邦準備制度理事会(FRB)による実質ゼロ金利政策の長期化は続くものの、緩和縮小への根強い思惑が売りを後押し。半面、正常化への期待感から、終盤には買戻しも観測された。 本日は下げ渋りか。前週の最高値更新による調整が続くかを見極める展開に。今晩発表の消費者物価指数(CPI)は前回からさらに堅調な内容となり、金利高に振れれば引き続き株価を圧迫する見通し。半面、10年国債の入札が好調なら金利の上昇は抑制され、ハイテクなどグロース株への買戻しで自律反発が見込まれる。前日同様、複数のFRB当局者による講演などが予定され、緩和縮小観測は根強いものの、慎重姿勢が示されれば買戻しを支援しよう。 《TY》
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