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手掛かり材料に乏しく様子見ムード強い【クロージング】

2021/4/15 15:58 FISCO
*15:58JST 手掛かり材料に乏しく様子見ムード強い【クロージング】 15日の日経平均は小幅反発。21.70円高の29642.69円(出来高概算9億4138万株)で取引を終えた。新たな手掛かり材料に欠けるなか、米ゴールドマン・サックスの決算評価のほか、世界的な景況感の改善期待を背景に景気敏感株中心に買いが先行する半面、米金利上昇を嫌ったハイテク株安の流れを引き継いで半導体製造装置関連株などが売られた。日経平均は寄り付き直後の29558.55円が安値、前場半ばにつけた29787.66円が高値となり、その後はこのレンジ内でのもみ合い展開となった。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄数は1200を超え、全体の過半数占めた。セクター別では、海運、鉱業の上昇率が3%を超えたほか、石油石炭、非鉄金属、鉄鋼など29業種が上昇。一方、その他製品、精密機器、電気機器、機械が値下がりした。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、7&iHD<3382>、デンソー<6902>、KDDI<9433>が堅調。半面、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ファナック<6954>、ダイキン<6367>が軟調だった。 前日の米国市場は高安まちまちで、日本株の方向性を大きく決定づける材料とはなりにくく、国内では新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動が大きく制限されることへの警戒感が引き続き投資家心理の重しになった。ただ、日経平均はこのところ29500円どころが下値抵抗帯となっており、この水準に接近すると押し目買いの動きも観測されていた。もっとも、新規材料難なだけにポジションを大きく傾ける動きもみられず、出来高は12日以来3営業日ぶりに10億株台を割り込み、今年2番目の薄商いだった。 中国ではあす16日に1-3月期の国内総生産(GDP)や3月の鉱工業生産などの重要な経済指標を発表する。景気回復によるリフレトレードが続くのかどうか気掛かりとの見方が多い。また、国内でも今後主要企業の2021年3月期決算の発表が始まるため、コンセンサス通りに良好な22年3月期業績見通しが示されるのか確認したいとの指摘もある。このため、目先は材料難の状況に変化はなく、方向感に乏しい展開が続きそうだ。 《FA》
関連銘柄 8件
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時価総額 6,709,336百万円
国内流通グループ最大手。セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、セブン銀行等を傘下に収める持株会社。海外コンビニ事業の売上構成比率が高い。海外コンビニ事業は店舗網の拡大、オリジナル商品の強化等に注力。 記:2024/10/24
6367 東証プライム
18,085
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時価総額 5,300,967百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6857 東証プライム
8,506
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時価総額 6,516,795百万円
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6902 東証プライム
2,158
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時価総額 6,801,541百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1949年にトヨタから分離独立。サーマルシステム、パワトレインシステム等を手掛ける。インバータで世界トップシェア。FA関連等の非車載事業も。電動化製品、安心・安全製品を拡販。 記:2024/10/07
6954 東証プライム
3,973
11/27 15:30
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時価総額 3,954,800百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
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時価総額 10,489,118百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
4,915
11/27 15:30
-11(%)
時価総額 10,772,923百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9984 東証プライム
8,981
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+137(%)
時価総額 13,202,025百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17