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景気敏感株を中心に買い戻しの動きが強まる【クロージング】

2021/3/25 16:48 FISCO
*16:48JST 景気敏感株を中心に買い戻しの動きが強まる【クロージング】 25日の日経平均は5営業日ぶりに反発。324.36円高の28729.88円(出来高概算12億4341万株)で取引を終えた。前日までの4営業日で1800円超下げており、急ピッチの下落に対する警戒感から自律反発を狙った買いや押し目買いが強まった。また、上海や香港といったアジア市場や時間外取引での米株先物が堅調に推移していることも投資マインドをやや改善させ、指数寄与度の高い値がさ株や金融株などを中心に値を上げる銘柄が増加していた。今夜に予定されるバイデン米大統領による就任後初の記者会見を見定めたいとの思惑もあり、買い一巡後は上値の重い場面もみられた。しかし、28500円前後での底堅さが意識されるなか、大引けにかけて一時28821.83円まで上げ幅を広げている。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄数は1900を超え、全体の9割近くを占めた。セクター別では、33業種すべてが値上がりしており、海運、非鉄金属がともに3%超の大幅高となったほか、鉱業、鉄鋼などの強い値動きが目立った。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、ダイキン<6367>、KDDI<9433>、リクルートHD<6098>が上昇した一方、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、日野自<7205>が軟調だった。 一本調子の下落に対する懸念から自律反発を狙った買いが優勢となった。新型コロナウイルスワクチンの接種拡大などを背景に鉄鋼や非鉄金属などといった景気敏感株に値を上げる銘柄が目立ったほか、スエズ運河で大型コンテナ船座礁を受けて原油市況が上昇したため、石油関連株や商社株、プラント関連株なども上伸した。一方、米証券取引委員会(SEC)が、米国の公開企業会計監視委員会の監査に3年連続で従わなかった外国企業の米国内での証券取引所における上場を禁止することが明らかになったため、アリババ株が急落。株式含み益が減少するとの警戒感からソフトバンクGが急落した。 日経平均はひとまず反発した形だが、相場の懸念材料である米長期金利の行方が依然として気掛かりだ。バイデン大統領の会見について、財政出動のために財源を確保する目的で増税を実施すると表明するのではないかと警戒する向きが多く、会見の中身とそれを受けた米国市場の動きを確認したいとの指摘が多く聞かれた。このため、先行き不安心理は拭えていないことから、日経平均は目先の下値のめどみられている75日線を維持できるかを見極めたいところであろう。 《FA》
関連銘柄 9件
10,180
11/26 15:30
-75(%)
時価総額 16,795,392百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6367 東証プライム
18,505
11/26 15:30
-235(%)
時価総額 5,424,075百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6857 東証プライム
8,834
11/26 15:30
-398(%)
時価総額 6,768,090百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,178
11/26 15:30
-19(%)
時価総額 4,158,861百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7205 東証プライム
408.7
11/26 15:30
-7.3(%)
時価総額 234,831百万円
トラック・バスメーカー。大型や中型、小型のトラック、観光バスや路面バスを製造、販売する。ディーゼルエンジンや自動車部品も提供する。トヨタの連結子会社。国内販売台数が増加。海外低調も価格改定進める。 記:2024/07/25
8035 東証プライム
22,650
11/26 15:30
-485(%)
時価総額 10,682,487百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
4,926
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-36(%)
時価総額 10,797,033百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
51,450
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+720(%)
時価総額 16,372,470百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,844
11/26 15:30
-30(%)
時価総額 13,000,636百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17