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今日の為替市場ポイント:米中対立長期化への懸念強まる
2019/8/28 9:05
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*09:05JST 今日の為替市場ポイント:米中対立長期化への懸念強まる 27日のドル・円相場は、東京市場では106円18銭から105円59銭まで下落。欧米市場でドルは106円07銭まで買われた後に105円66銭まで反落し、105円76銭で取引を終えた。 本日28日のドル・円は主に105円台後半で推移か。米中対立の長期化を懸念してリスク選好的なドル買いは抑制される見込み。 27日のニューヨーク市場では、株安・債券高の相場展開となった。この日発表された8月米消費者信頼感指数は7月実績の135.8を下回ったものの、中国メディアが「(中国は)反撃の手段を十分備えている」との見方を伝えたことや、「トランプ大統領は米中貿易摩擦の早期解消に前向きではない」との懸念が広がっていることから、ドルは伸び悩んだ。 市場関係者の間からは、「通商問題などを巡る米中の対立は2020年の米大統領選まで継続する可能性があり、それまでにトランプ大統領は中国側に多くの課題を提示する意向ではないか?」との声が聞かれている。一部の市場関係者は、「米中貿易摩擦の継続に対処するために、連邦準備制度理事会(FRB)は2020年後半にかけて政策金利を1%程度まで引き下げる可能性がある」と指摘している。為替については、米トランプ政権がドル安の必要性を唱えることはないとみられているが、ドル高による競争力の低下を懸念する可能性があることから、リスク選好的なドル買いがすみやかに拡大する可能性は低いとみられる。 《CS》
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