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日経平均は5日ぶり反発、個人の人気株下落が気掛かり

2021/3/25 12:24 FISCO
*12:24JST 日経平均は5日ぶり反発、個人の人気株下落が気掛かり  日経平均は5日ぶり反発。303.75円高の28709.27円(出来高概算6億4000万株)で前場の取引を終えている。  24日の米株式市場でNYダウは小幅に続落し、3ドル安となった。ドイツが復活祭前後のロックダウン(都市封鎖)強化計画を撤回し、欧州の景気鈍化懸念が和らいだ。パウエル連邦準備理事会(FRB)議長やイエレン財務長官が景気回復には依然支援が必要との見方を示したことも好感されたが、イエレン氏が政権の増税計画を再確認したことなどから下落に転じた。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は2.0%の下落となった。ただ、日経平均は前日までの4日間で1800円あまり下落しており、本日は反発期待の買いが先行して51円高からスタート。その後伸び悩む場面もあったが、アジア株が底堅い展開となっていることを支援材料に、前引けにかけて一時28757.37円(351.85円高)まで上昇した。  個別では、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>、キーエンス<6861>の堅調ぶりが目立つ。ファーストリテ<9983>やトヨタ自<7203>もしっかり。エジプトのスエズ運河で大型船が座礁したことでに伴いNY原油先物相場が急伸し、国際帝石<1605>などが買われている。業績・配当予想を上方修正した北陸電力<9505>、銅鉱山事業からの撤退を発表した三井金<5706>は大幅に上昇。また、わかもと<4512>などが東証1部上昇率上位に顔を出している。一方、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、任天堂<7974>などが軟調。米ハイテク株安の流れから値がさグロース(成長)株に売りが出ており、レーザーテック<6920>は4%超の下落。また、トヨタ自やいすゞ<7202>との新たな協業を発表した日野自<7205>は売りがかさみ、ダントーHD<5337>などとともに東証1部下落率上位に顔を出している。  セクターでは、鉱業、非鉄金属、鉄鋼などが上昇率上位で、その他も全般堅調。その他製品と情報・通信業の2業種のみ下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の83%、対して値下がり銘柄は14%となっている。  本日の東京株式市場は、景気敏感株やバリュー(割安)株を中心にひとまず反発している。日経平均は前日までの下落で28000円台に位置する75日移動平均線水準、また今月5日の取引時間中に付けた直近安値(28308.57円)近辺まで調整が進み、押し目買いが入りやすかった面もあるだろう。実際、日経レバETF<1570>の純資産総額がここ2日は増加に転じ、ネット証券売買代金ランキングでも買い超となっており、個人投資家が押し目買いに動いたことが窺える。ここ2日下げがきつかったメガバンク株の持ち直しなども、買い向かった投資家にとっては安心材料となりそうだ。  ただ、米国では長期金利が伸び悩んでいるにもかかわらず、ハイテク株の下げが大きかった。追加経済対策に基づき個人向け現金給付が始まっているが、株式投資には向いていないとの見方が出てきている。東京市場でも値がさグロース株とともに、個人投資家の売買が活発だった中小型の成長期待株が大きく下落している点は気掛かりだ。直近では個人投資家の買い持ち高が増えていたと思われ、センチメントや投資余力に影響してこないか注目しておきたい。(小林大純) 《AK》
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1605 東証プライム
1,971.5
11/28 15:30
+23(%)
時価総額 2,482,387百万円
国内最大の石油・天然ガス開発会社。旧社名は国際石油開発帝石。石油元売り大手などが主要取引先。イクシスLNGプロジェクトなど世界約20カ国でプロジェクト展開。再生可能エネルギーの安定収益化などに取り組む。 記:2024/07/29
4512 東証スタンダード
238
11/28 15:30
-2(%)
時価総額 8,291百万円
医療用眼科用剤等を手掛ける医薬事業、強力わかもと等のヘルスケア事業、グローバル事業等を展開。1929年設立。29.3期ROE8%以上目標。グローバル事業では乳酸菌事業の拡大、強力わかもとの販路拡大図る。 記:2024/07/26
5337 東証スタンダード
309
11/28 15:30
-8(%)
時価総額 10,309百万円
タイルメーカーの東日本ダントータイルなどを傘下に収める持株会社。1885年設立。淡路島に自社工場を保有。不動産事業、住宅金融事業も展開。タイル事業は高付加価値商品の拡販、プロモーション強化などに注力。 記:2024/07/02
5706 東証プライム
4,678
11/28 15:30
+74(%)
時価総額 268,433百万円
1874年創業の非鉄金属大手。機能材料部門、金属部門が柱。亜鉛に強み。半導体パッケージ基板向け極薄銅箔、二輪用触媒などで世界トップシェア。機能材料部門では既存分野の深耕、環境貢献製品の創出等に取り組む。 記:2024/08/10
6861 東証プライム
65,320
11/28 15:30
+1,320(%)
時価総額 15,886,347百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
6920 東証プライム
16,585
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-340(%)
時価総額 1,563,733百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
7202 東証プライム
2,035
11/28 15:30
+24(%)
時価総額 1,528,027百万円
トラック・バスの製造・販売等を行う商用車メーカー。1916年創業。150以上の国・地域で販売。ディーゼルエンジンなどに強み。トヨタ自動車と資本提携。配当性向40%目安。商用車では新型車の拡販などに注力。 記:2024/08/20
7203 東証プライム
2,607
11/28 15:30
+36(%)
時価総額 41,177,531百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7205 東証プライム
397.6
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時価総額 228,453百万円
トラック・バスメーカー。大型や中型、小型のトラック、観光バスや路面バスを製造、販売する。ディーゼルエンジンや自動車部品も提供する。トヨタの連結子会社。国内販売台数が増加。海外低調も価格改定進める。 記:2024/07/25
7974 東証プライム
8,785
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時価総額 11,408,992百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
23,740
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+1,500(%)
時価総額 11,196,567百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
1,768.5
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+0.5(%)
時価総額 23,489,208百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
3,646
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時価総額 14,308,844百万円
三井住友銀行、SMBC信託銀行、三井住友ファイナンス&リース、SMBC日興証券、三井住友カードなどを傘下に収める持株会社。総資産は300兆円超。決済ビジネスを強化。政策保有株式の削減交渉は進捗順調。 記:2024/08/22
9505 東証プライム
878.6
11/28 15:30
+12.1(%)
時価総額 184,799百万円
北陸地盤の電力会社。富山県、石川県、福井県の北陸3県、岐阜県の一部に電力を供給。富山県富山市に本社。水力発電比率は国内トップ。バイオマス混焼比率の拡大など火力電源の脱炭素化図る。新事業領域の開拓に注力。 記:2024/08/06
9983 東証プライム
51,100
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-90(%)
時価総額 16,261,093百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
9,048
11/28 15:30
+67(%)
時価総額 13,300,515百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17