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【注目銘柄ダイジェスト】:ファナックが急騰、デンソーは大幅続落

2020/4/27 17:35 FISCO
*17:35JST 【注目銘柄ダイジェスト】:ファナックが急騰、デンソーは大幅続落 <6954> ファナック 16630 +1775 急騰。先週末に20年3月期決算を発表、営業益は883.5億円で前期比45.9%減、従来予想の806億円を上振れ、市場予想も上回った。1-3月期受注実績も市場の想定を上回った。一方、21年3月期見通しは上半期のみを開示、営業利益は189億円で前年同期比61.4%減益見通し。通期コンセンサス比で水準は想定以下とみられるが、中国市場の楽観的な見通しなどを示しており、ネガティブ視する動きは限定的に。 <6770> アルプスアル 994 +54 大幅反発。先週末に20年3月期業績予想の下方修正を発表。営業利益は410億円から267億円、前期比46.2%減益に減額。380億円程度だった市場コンセンサスも大きく下振れた。新型コロナウイルス拡大の影響で、電子部品事業、車載情報機器事業ともに売上・利益が下振れた。決算発表も5月8日に延期する予定。4-6月期の回復期待も高めにくいが、車載用の急速な落ち込み懸念は想定線、短期的なあく抜け感に。 <6902> デンソー 3668 -85 大幅続落。先週末に業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想2800億円から610億円に下方修正している。新型コロナウイルス感染拡大に伴う自動車生産減少のマイナス影響は想定線であるが、下方修正の主因は品質関連費用の増加となっている。トヨタ<7203>がリコールを発表している燃料ポンプに係るものとみられているが、収益に対する影響は想定以上としてネガティブな反応が強まる状況へ。 <6857> アドバンテス 5180 +400 急反発。先週末に20年3月期決算を発表。営業利益は587億円で前期比9.2%減となった。1-3月期は116億円で前年同期比13.5%増、市場予想を20億円程度上回った。また、同期の受注高は907億円で前四半期729億円から大幅に増加、会社計画も大きく超過している。4-6月期受注は想定以上に縮小見通しとなっているが、足元での好調な引き合い状況をポジティブに捉える動きが優勢となった。 <3658> イーブック 2081 +400 ストップ高。先週末に20年3月期決算を発表、営業利益は7.9億円で前期比36.1%増、従来予想の7.5億円を上回った。Yahoo! Japanサービスなどとの連携施策、積極的な販促活動などが奏効した。第3四半期までは2ケタ減益決算であったため、ポジティブなインパクトが強まった。また、21年3月期は8.8億円で同10.9%増を計画、全般に業績不安が強まる中での連続2ケタ増益見通しが好感された。 <3608> TSI HD 412 +37 急反発。日経新聞が医療用ガウンの生産を5月から開始すると報じている。山形県などの生産拠点で9月までに100万着規模を製造、はっ水性を備えたポリエステル素材と不織布の防水フィルム素材の2タイプを生産し、政府を通じて医療機関に供給していくようだ。国内アパレル大手が医療用ガウンの生産に乗り出すのは初めてとみられている。新型コロナウイルス対策関連銘柄としての活躍余地を期待する動き優勢に。 <2267> ヤクルト 6660 -240 大幅反落。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」から「アンダーウェイト」に格下げ、目標株価も5400円から5200円に引き下げている。安定成長銘柄としての評価は不変ながら、業績成長性に対してバリュエーションは業界平均比で極端に割高な印象としている。中国の増収率が平準化ベースで2ケタに回復するシナリオを描くには依然材料不足で、現在は期待感が先行していると指摘。 <6436> アマノ 2210 -201 急落。前日に発表した決算が売り材料となっている。20年3月期営業利益は162億円で前期比6.6%増益、従来予想の165億円をやや下回る着地に。期末配当金は従来予想36円から56円に引き上げている。一方、21年3月期営業利益は70億円で同56.7%減益、年間配当金も前期の84円から40円に引き下げ計画。想定以上の業績悪化や配当水準の引き下げをネガティブ視する動きが先行へ。 <9104> 商船三井 1871 +88 大幅反発。日経新聞が20年3月期経常利益は前期比4割増の530億円程度になったもようとの観測を伝えた。従来予想は500億円で、市場予想も会社計画並みだった。持分法適用会社であるONEが、運航減による採算向上、原油値下がりによる燃料費低下で上振れたことが背景とされる。21年3月期は厳しい事業環境が見込まれているが、原油価格下落などは下支えとなり、過度な落ち込みへの懸念も後退する展開になった。 <3064> MRO 3425 +200 大幅高で18年10月の高値を更新している。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は45億円で前年同期比26.2%増益、販管費の下振れなどで会社計画の43億円を上回った。新型コロナウイルスの影響で、足元では製造業や大企業向けの受注は鈍化しているもようだが、個人からの受注増加がカバーして、計画線での推移が続いているようだ。業績面での安心感は一段と強まる格好になっている。
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時価総額 1,104,954百万円
「Newヤクルト」シリーズなどを展開する乳酸菌飲料メーカー。1935年創業。栄養ドリンクや化粧品、医薬品の製造・販売等も行う。米国など海外にも進出。ヤクルトレディの採用活動推進で宅配組織の強化図る。 記:2024/08/02
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工業用間接資材のネット通販最大手。工具、部品、消耗品、事務用品等を扱う。取扱商品は2200万点超。登録会員数は960万口座超。圧倒的な品揃えが強み。顧客は中小企業が中心。テレビCMなどで認知度向上図る。 記:2024/10/11
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サンエー・インターナショナル、東京スタイルが経営統合して誕生。パーリーゲイツやナノ・ユニバース、マーガレット・ハウエル等のブランドを展開。27.2期営業利益100億円目標。配当性向30%以上目安。 記:2024/05/08
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時価総額 27,179百万円
電子書籍販売会社。「ebookjapan」での電子書籍販売サービスと、オンライン書店「bookfan」での紙書籍の販売が事業の2本柱。今上期の売上高は過去最高を更新した。マーケティングの強化も寄与した。 記:2021/11/29
6436 東証プライム
4,377
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6770 東証プライム
1,594
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時価総額 349,534百万円
電子部品のアルプス電気、カーナビのアルパインが経営統合。スイッチや可変抵抗器などコンポーネント事業が主力。タクトスイッチは業界トップクラスのシェア。海外売上高比率が高い。車載用電子部品の拡大等に注力。 記:2024/06/15
6857 東証プライム
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時価総額 7,526,569百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6902 東証プライム
2,325
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+4(%)
時価総額 7,327,889百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1949年にトヨタから分離独立。サーマルシステム、パワトレインシステム等を手掛ける。インバータで世界トップシェア。FA関連等の非車載事業も。電動化製品、安心・安全製品を拡販。 記:2024/10/07
6954 東証プライム
4,230
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時価総額 4,210,622百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,653.5
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時価総額 41,911,998百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
9104 東証プライム
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時価総額 1,917,186百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。非海運事業のアセット積み増し図る。 記:2024/07/29