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7日の中国本土市場概況:上海総合0.7%高で6日続伸、景気敏感株に買い

2021/1/7 18:05 FISCO
*18:05JST 7日の中国本土市場概況:上海総合0.7%高で6日続伸、景気敏感株に買い 7日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比25.33ポイント(0.71%)高の3576.20ポイントと6日続伸した。約4年ぶりの高値水準を回復している(上海A株指数は0.71%高の3748.67ポイント)。 経済持ち直しの期待が強まる流れ。世界銀行は6日、中国の2021年の国内総生産(GDP)成長率予想を7.9%と予測し、昨年6月時点の予測値(6.9%)から1.0ポイント上方修正した。第14次5カ年計画(2021〜25年)の初年度を迎えただけに、中国では経済支援策に対する期待感が続いている。対中制裁の警戒感がくすぶったほか、売り圧力が意識され、指数は安く推移する場面があったものの、引けにかけて再びプラスに転じた。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、景気動向に敏感な非鉄や鉄鋼が高い。洛陽モリブデン(603993/SH)が9.0%、中国アルミ(601600/SH)が7.2%、宝山鋼鉄(600019/SH)が6.9%ずつ上昇した。また、ポリウレタンなど化学品メーカーの万華化学集団(600309/SH)は8.7%高と続伸し、連日で上場来高値を更新している。 自動車株の一角も急伸。長城汽車(601633/SH)が10.0%高と急反発し、上場来高値を更新した。商務部など政府12部門は5日、農村部で自動車の買い替え需要を促す「汽車下郷」など消費促進に向けた各種の施策を公表。改めて材料視された。そのほか、金融株、食品飲料株、防衛関連株、半導体株、エネルギー株も買われている。 半面、不動産株はさえない。金地集団(600383/SH)が2.7%安、緑地控股(600606/SH)が1.6%安、保利地産(600048/SH)が1.1%安で引けた。金融当局が先ごろ、住宅ローンなどに総量規制を設けたことが改めて嫌気されている。このほか運輸株、医薬品株、公益株も売られている。 一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.34ポイント(0.14%)安の246.28ポイント、深センB株指数が3.49ポイント(0.32%)高の110.08ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》