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24日の中国本土市場概況:上海総合2.3%高で反発、武漢封鎖の解除を好感

2020/3/24 17:06 FISCO
*17:06JST 24日の中国本土市場概況:上海総合2.3%高で反発、武漢封鎖の解除を好感 24日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比62.27ポイント(2.34%)高の2722.44ポイントと反発した(上海A株指数は2.34%高の2852.95ポイント)。 経済活動の正常化が期待される流れ。湖北省政府は24日、武漢市を除く省内の全エリアについて、25日付で移動規制を解除すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大の中心地となった武漢市については、4月8日に封鎖措置を解除する。同市では1月23日以降、空港や鉄道駅、高速道路などが閉鎖され、事実上の封鎖状態に置かれていた。すでに湖北省以外の地域では、移動制限の緩和や工場などの操業再開が相次いでいる。足もとの景気悪化は危惧ぐされるものの、早期の景気回復も見込まれる状況だ。 金融株が相場をけん引。招商銀行(600036/SH)が4.5%高、中国人寿保険(601628/SH)が4.9%高で引けた。自動車株も高い。最大手の上海汽車集団(600104/SH)が7.3%上昇した。消費関連株もしっかり。白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が3.6%高で取引を終えた。このほか資源・素材株、医薬品株、不動産株、運輸株、インフラ関連株、公益株なども買われている。 他の個別株動向では、青島ビール(600600/SH)がストップ高。上場以来初めて、役員と従業員(総勢660人)にストックオプションを付与すると報告したことが思惑を呼んだ。 外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が2.28ポイント(1.06%)高の217.28ポイント、深センB株指数が9.36ポイント(1.18%)高の803.96ポイントで終了した。 【亜州IR】 《FA》