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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は4日続伸、経済指標の改善が支援材料

2020/2/7 10:07 FISCO
*10:07JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は4日続伸、経済指標の改善が支援材料 【ブラジル】ボベスパ指数 115189.97 -0.72% 6日のブラジル市場は4日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比838.30ポイント安(-0.72%)の115189.97で取引を終えた。117381.8から114722.7まで下落した。 買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢となった。一方、指数の下値は限定的。利下げの実施が好感された。ブラジル中央銀行は6日日本時間未明、政策金利を市場予想通り4.50%から4.25%に引き下げた。 【ロシア】MICEX指数 3096.68 -0.56% 6日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMOEX指数は前日比17.57ポイント安(-0.56%)の3096.68で取引を終了した。3145.15から3086.91まで下落した。 買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。石油輸出国機構(OPEC)による追加減産観測の後退が嫌気され、資源銘柄を中心に売りが広がった。また、最近の上昇で高値警戒感が強まり、利益確定売り圧力も強まった。ほかに、新型肺炎の感染拡大が続いていることなどが足かせになった。 【インド】SENSEX指数 41306.03 +0.40% 6日のインドSENSEX指数は4日続伸。前日比163.37ポイント高(+0.40%)の41306.03、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同48.80ポイント高(+0.40%)の12137.95で取引を終えた。 前半はマイナス圏に転落する場面もあったが、後半は上げ幅を拡大させた。経済指標の改善が支援材料。1月のサービス業購買担当者景気指数(PMI)は前月の53.3から55.5まで上昇し、7年ぶりの高水準を記録した。また、海外市場の上昇を受け、インド株にも買いが広がった。ほかに、中国の大学研究チームが新型肺炎に有効な薬を発見したとの報道が好感された。 【中国本土】上海総合指数 2866.51 +1.72% 6日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比48.42ポイント高(+1.72%)の2866.51ポイントと3日続伸した。 中国の「肺炎対策」が評価される流れ。国務院が5日に開いた常務会議では、医療用マスクや防護服、主要な医薬品など感染予防物資の供給確保に向けて、金融や税制で関連企業を支援することが決定された。新型肺炎による景気先行き不安が依然としてくすぶるなか、金融緩和の期待も続いている。また、新型肺炎の治療薬を巡る報道も好感された。取引時間中に、中国財政部が「対米追加関税の一部を引き下げる」と発表したことも材料視されている。指数は中盤から上げ幅を拡大した。 《CS》