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9日の中国本土市場概況:上海総合0.7%安で反落、ハイテク関連に売り

2019/8/9 17:02 FISCO
*17:02JST 9日の中国本土市場概況:上海総合0.7%安で反落、ハイテク関連に売り 9日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比19.80ポイント(0.71%)安の2774.75ポイントと反落した。上海A株指数も下落し、20.70ポイント(0.71%)安の2906.68ポイントで取引を終えている。 中国景気の減速懸念が意識される流れ。朝方公表された7月の中国物価統計では、消費者物価指数(CPI)の上昇率がやや加速する一方、生産者物価指数(PPI)は2年11カ月ぶりのマイナスに転じた。低下率は市場予想(0.1%)を超える0.3%。企業活動の低迷が意識された。 米中貿易問題の不透明感も重し。一部の米メディアは日本時間9日早朝、「中国による米農産品の購入停止に対抗し、ホワイトハウスは米国企業と華為技術(ファーウェイ)との取引再開許可を先送りしている」と関係者の話として報じた。前日の好地合いを継いで指数は小高くスタートしたが、上値は重く、売りが徐々に優勢となっている。 業種別では、ハイテク関連の下げが目立つ。通信機器メーカーの東方通信(600776/SH)が6.9%安、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(中科曙光:603019/SH)が3.3%安、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が2.4%安で引けた。不動産株も安い。大手の金地集団(600383/SH)が2.7%下落した。自動車株、保険・証券株、運輸株、航空・防衛関連株、インフラ関連株なども売られている。 外貨建てB株も値下がり。上海B株指数が3.13ポイント(1.19%)安の259.83ポイント、深センB株指数が10.09ポイント(1.08%)安の922.31ポイントで終了した。 【亜州IR】 《FA》