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30日の中国本土市場概況:上海総合0.4%高で反発、業績期待で中国人寿1.4%上昇

2019/7/30 17:02 FISCO
*17:02JST 30日の中国本土市場概況:上海総合0.4%高で反発、業績期待で中国人寿1.4%上昇 30日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比11.33ポイント(0.39%)高の2952.34ポイントと反発した。上海A株指数も上昇し、11.89ポイント(0.39%)高の3092.39ポイントで取引を終えている。 中国の政策に対する期待感が先行した。近く開催される中国共産党中央政治局会議で、追加の景気テコ入れ策が打ち出される——との思惑が広がっている。また、主要企業の決算発表が始まるなか、好業績の期待も強まった。生命保険事業で中国最大手の中国人寿保険(601628/SH)は29日引け後、中間期の大幅増益を予告。同社株は1.4%高と反発した。保険株のほか銀行株、証券株と金融セクター全体に買いが波及し、相場を押し上げている。不動産株、消費関連株、医薬品株、資源・素材株、インフラ関連株なども買われた。 ただ、上値を買い進む動きは限定的。上海ではきょうからあす31日まで、閣僚級の米中貿易協議が開催される。今回の協議を巡っては、合意形成は難しいとの見方が市場で支配的だ。結果を見極めたいとするスタンスも強まっている。 半導体関連株が安い。フラッシュメモリなど製造の北京兆易創新科技(603986/SH)が3.5%、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が2.4%、IC設計の上海書爾半導体(WILLSEMI:603501/SH)が1.8%ずつ値を下げた。 一方、外貨建てB株は値上がり。上海B株指数が0.32ポイント(0.11%)高の287.58ポイント、深センB株指数が1.29ポイント(0.13%)高の978.24ポイントで終了した。 【亜州IR】 《FA》