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トレードワークス Research Memo(6):5年後の売上高・営業利益を、2倍以上とする中期経営計画を策定(1)

2022/3/30 16:06 FISCO
*16:06JST トレードワークス Research Memo(6):5年後の売上高・営業利益を、2倍以上とする中期経営計画を策定(1) ■今後の見通し 2. 中期経営計画 (1) 中期経営計画の概要 トレードワークス<3997>では、2026年12月期を最終年度とする5ヶ年の中期経営計画を2021年12月に発表した。同社が今まで培ってきたコア技術・資産である証券・FX・情報セキュリティ領域におけるソリューションをベースに、今後テクノロジーを基盤に創生される新たな市場へと展開していく戦略で、「次世代金融、新デジタル時代を見据えたテクノロジー・ファースト型の企業成長」を目指していく。こうした「事業領域の拡大」に加えて、「ビジネスモデル転換(利用型・ストック型ビジネスモデルの売上比率UP)」に取り組むことで、事業規模の拡大と収益力向上を図るとともに、持続的な成長を可能とする収益構造を確立していく考えだ。 (2) 業績目標 業績目標値としては、最終年度となる2026年12月期に売上高6,000百万円、営業利益795百万円を掲げた。2021年12月期実績に対して売上高で2.4倍、営業利益で2.8倍増を目指す。5年間の年平均成長率では売上高で18.6%、営業利益で22.5%となる。また、そのほかKPIとして既存事業のストック型売上高を1,400百万円から3,074百万円に拡大し、売上比率も56.0%から62.7%に引き上げていくほか、エンジニアを90名から210名に増員していく計画となっている。 市場環境については、フィンテックによる新たな金融サービスへの参入事業者が増加すること、5G通信を活用した新規サービスの登場、情報セキュリティ対策の強化など、主戦場となる証券市場を中心とした金融業界でのITソリューションに対するニーズは強く、これらニーズを取り込んでいくことで成長を続けていくことは可能と見られる。また、EC市場など金融市場以外の展開に成功すれば、業績目標の達成も見えてくるものと思われる。同社では事業の安定的・持続的な成長を実現するため、新規事業を中心にM&Aやアライアンスを含めて積極的な投資を行っていく方針としている。また、サスティナブルな企業活動を実現するため、SDGs推進に資する分野に対する投資を行う予定にしている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《EY》
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