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日本電波工業、中国の投資会社に子会社NDK SAW devicesの一部株式を譲渡

2020/6/4 9:15 FISCO
*09:15JST 日本電波工業、中国の投資会社に子会社NDK SAW devicesの一部株式を譲渡 日本電波工業株式会社<6779>は、100%子会社であるNDK SAW devices株式会社(北海道函館市、NSD社)の一部株式をJIC Technology Investment Co.,Ltd.(中国北京市、JICT社)の投資子会社であるJiaxing Jiawang Investment Partnership(Limited Partnership)(中国浙江省)に譲渡することを決定し、株式譲渡契約を締結した。 本件に伴い、NSDは連結子会社から除外され持分法適用会社となる。 譲渡価額は、概算35億円。議決権所有割合は、8月の実行日では100%から49%、12月の実行日では25%となる。 日本電波工業は、ニオブ酸リチウムを用いたSAWフィルターの事業化以後、SAWフィルターの開発・生産・販売に取り組んでいる。SAWフィルターは、空間中の多種の電波の中から必要な信号のみを取り出すデバイスであり、携帯電話を始めとした情報通信機器に搭載される重要なデバイスとなっている。中国市場における需要の拡大に対応すべく、新たなパートナーシップを通じた事業展開を視野に検討を進めている。 子会社であるNSD社は、弾性表面波(SAW)デバイスの製作設計及び販売等を行っている。日本電波工業と運営しているSAWフィルターの開発・製造に関する事業を、2020年7月1日を効力発生日として、吸収分割の方法により承継することが決定している。 JICT社は、中国の先端テクノロジー投資会社であり、SAWフィルターをはじめとした電子機器の市場に精通している。 Jiaxing Jiawang Investment Partnership(Limited Partnership)は、実業投資、投資管理を行っている。 日本電波工業は、今般中国市場を中心としたグローバル市場での競争力確保には、JICT社とともに事業戦略を展開していくことが望ましいと判断したことから、本件M&A譲渡に至る。 今後は、日本電波工業が保有する技術力とJICT社が保有する資本力・営業力を活かしつつ、両社一体となってSAWフィルター市場、および情報通信社会の発展を目指す。 ●今後のスケジュール 株式譲渡実行日 2020年8月31日、12月31日 《HH》
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大手水晶デバイスメーカー。水晶振動子や水晶発振器、応用機器,人工水晶等を手掛ける。車載向け水晶デバイスで世界トップシェア。海外売上比率が高い。車載市場では先進運転支援システム向けを中心に需要が増加。 記:2024/06/11