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アセンテック Research Memo(7):2020年1月期通期は業績予想、連続で過去最高益更新を見込む
2019/10/2 15:27
FISCO
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*15:27JST アセンテック Research Memo(7):2020年1月期通期は業績予想、連続で過去最高益更新を見込む ■今後の見通し 1. 2020年1月期業績見通し アセンテック<
3565
>の2020年1月期通期の業績予想は、売上高が前年同期比8.6%増の5,925百万円、営業利益で同20.7%増の455百万円、経常利益で同17.5%増の448百万円、当期純利益で同16.6%増の310百万円とし、連続で過去最高益更新を見込んでいる。通常、企業によるIT投資といえば大口予算である影響から季節性があり、このため、同社の業績についても比較的上期に利益が集中する傾向がある。ただ、同社は今回第1四半期決算後に通期計画の上方修正を発表しており、仮想デスクトップ需要の高まりがうかがえる。 すべてのPCに導入可能なクラウド対応OS「Resalio Lynx」の開発を強化 2. 成長に向けた事業戦略 同社は自社製品の開発と展開として、「Resalio Lynx 300/500/700」製品開発の強化を掲げている。同製品は、ウィルスに感染しないエンドポイント(端末)を実現するほか、情報漏洩のない(データ保存できない)エンドポイントを実現する。また、「働き方改革」を背景としたテレワーク需要に対応し、端末一元管理で運用・管理コストも削減させる。KIOSKモード(公共施設に設置されている検索専用端末、店頭のデモPC、デジタルサイネージ(電子看板、デジタル広告)のように、特定のアプリしか利用できないようにする設定)にも対応、URL入力やWeb検索の遮断ができ、またWindows7などで使用していた既存PCを再利用することもできる。 「Resalio Lynx」開発を強化する背景には、5Gの普及により業務アプリケーションがクラウドやデータセンターに集約されることとなり、セキュリティ対策がさらに重要なテーマとなることが挙げられる。また、「働き方改革」を背景とした旺盛なテレワーク需要を取り込むほか、テレワーク社員の増加によって、煩雑化する端末管理から情報システム管理者の業務負担を軽減するニーズにも対応していくことなどを目的としている。「Resalio Lynx」の導入によって、エンドポイントのあり方そのものを変えることができるほか、クラウド上のWindowsアプリケーションを画面転送で処理したり、ブラウザベースのアプリケーション及びファイル処理を安全に行ったりすることが可能となる。5Gの普及に伴って、エンドポイントにWindows OS及びストレージが不要となるため、こうした将来を見据えて、同社ではすべてのPCに導入可能なクラウド対応OS「Resalio Lynx」の開発を強化するとしている。 (1) 「リモートPCアレイ」の採用が進む 仮想デスクトップ、RPAともに案件の大型化が進んでいる。こうした動きにも対応するリモートPCアレイは、1Uのサーバー筐体に、数十台の小型PCを集約するなどで、仮想デスクトップに必要なCPU、メモリ、ストレージ(SSD)、ネットワークスイッチ、マネジメントソフトウェアをワンストップで提供するソリューションであり、これまで仮想デスクトップの導入障壁とされてきたインフラ部分のコスト削減、設計・構築期間を大幅に短縮できるメリットがある。これらのセールスポイントを訴求することで、Windows7サポート切れ(2020年1月)に伴い、加速するWindows10への移行ニーズを取り込んでいくとしている。 (2) 更なる利益成長に向けて継続収入ビジネスの拡大を目指す 更なる利益成長と堅牢な企業基盤を構築するために、同社は継続収入ビジネスの拡大を目指しており、「Resalio Lynx」のサブスクリプション化のほか、自営保守ラインナップの拡大、プレミアムサポート&サービスの拡大を掲げている。2020年1月期の継続収入受注ベースで30%増、継続収入売上ベースでは40%増を目標としている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 村瀬智一) 《ST》
関連銘柄 1件
3565 東証スタンダード
アセンテック
837
11/29 15:30
+5(%)
時価総額 11,330百万円
VDIソフトウェアなど仮想デスクトップ関連製品の販売等を行う。サーバ、ストレージ機器等のクラウドインフラ等も。メガバンクや官公庁に納入実績。自社製品の売上拡大を図る。仮想デスクトップ事業領域は好調。 記:2024/10/24
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