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MSOL Research Memo(1):PMO支援への旺盛な需要を受けて順調な成長が続く

2019/9/10 15:21 FISCO
*15:21JST MSOL Research Memo(1):PMO支援への旺盛な需要を受けて順調な成長が続く ■要約 マネジメントソリューションズ<7033>はプロジェクトマネジメント実行支援を中心事業とするコンサルティング会社。戦略実行型のマネジメントコンサルティングの領域において、企業組織の経営層から現場までの幅広い階層に対してPMO支援を提供するほか、人材育成のトレーニングやソフトウェアの提供を行っている。 1. 2019年10月期第2四半期はPMO支援への旺盛な需要を受けて、大幅増収増益で着地 同社の2019年10月期第2四半期決算は、売上高1,785百万円(前年同期比30.0%増)、営業利益163百万円(同67.1%増)と、大幅増収増益かつ計画を上回って着地した。PMO支援に対する旺盛な需要が続くなか、PMO支援専門企業としての強みと順調な人材獲得を活かして受注を伸ばしたことが大幅増収につながった。利益面では、人件費や採用教育費などが増加したものの、売上増に伴う粗利益の増加で吸収し、大幅営業増益を達成した。 2. 成長戦略の詳細を中期経営計画としてまとめ、2019年10月期決算発表時に公表予定 同社は、中長期的な成長に向けては、1)既存事業の拡大、2)既存事業の多角化、3)海外展開&ソフトウェア、の3つの軸で臨む方針を掲げている。同社はこれをベースとする詳細な成長戦略を中期経営計画としてまとめ、2019年10月期決算の発表に際して公表する計画だ。計数目標もその詳細は中期経営計画で発表されるが、これまでに、創立20周年に当たる2025年10月期において売上高200億円、社員1,000人超、時価総額500億円といった数値がアウトラインとして示されている。 3. 中長期的成長への取り組みは既に始動。既存事業の多角化やソフトウェアで大きな進展 中長期的成長に向けた取り組みは既に動き出している。既存事業の多角化に関しては「MSOL Consulting」、「MSOL Digital」、「シェアードPMO」といったサービスブランドとともに、コア人材の採用や事業モデルの詳細な検討、実際の受注活動などが行われている。ソフトウェアに関しても進展があり、PMO支援のノウハウを総合的に織り込んだ自社開発ソフト『PROEVER』が2019年9月に発売された。 4. 2019年10月期下期も業績面では順調に進捗。短期業績よりも中長期を見据えた先行投資に注目 2019年10月期の通期業績について同社は、売上高3,792百万円(前期比30.0%増)、営業利益423百万円(同30.4%増)を予想している。この通期予想は期初予想から変更はない。第2四半期決算の順調な進捗、とりわけ人材獲得面での進捗の高さにより、2019年10月期決算が予想を達成する可能性は十分高まっている。しかしながら、同社は中長期的成長を見据えて投資も積極的に行う方針であり、目先の上方修正よりも、先行投資の内容に期待して見守りたい。 ■Key Points ・「既存事業の拡大」、「既存事業の多角化」、「海外展開&ソフトウェア」の3軸で成長を目指す ・既存事業の多角化やソフトウェアの開発では具体的な動きが始動している ・2019年10月期末に詳細をまとめた中期経営計画の発表を予定 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之) 《ST》
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プロジェクト・マネジメント・オフィス(PMO)サービスが主力のマネジメント専門企業。マネジメントコンサル、プロジェクトマネジメント実行支援等を行う。人材の積極採用などにより、事業領域の拡大を図る。 記:2024/10/25