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コスモ・バイオ Research Memo(6):2019年12月期通期利益予想を上方修正、さらに再上振れ余地
2019/9/4 15:36
FISCO
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*15:36JST コスモ・バイオ Research Memo(6):2019年12月期通期利益予想を上方修正、さらに再上振れ余地 ■今後の見通し 1. 2019年12月期通期の業績見通し コスモ・バイオ<
3386
>の2019年12月期通期の連結業績予想(2019年7月23日付で売上高を据え置き、各利益を上方修正)は、売上高が前期比1.9%増の7,400百万円、営業利益が同6.6%増の350百万円、経常利益が同4.3%減の385百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.0%減の250百万円としている。 第2四半期累計の実績を踏まえて売上高を据え置き、利益予想を上方修正した。売上面では同社本体の研究用試薬販売が引き続き堅調に推移し、消耗品販売が苦戦した子会社ビーエム機器は機器類の販売を強化する方針だ。 利益面では、為替が想定よりドル安・円高水準で推移していることを主因として、期初計画に対して営業利益は150百万円、経常利益は135百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は110百万円、それぞれ上振れる見込みだ。この結果、営業利益は期初時点の減益予想から一転して増益予想となり、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は減益幅が縮小する見込みとなった。為替レート(2018年12月期実績1米ドル=110円)の想定は、2019年12月期の期初時点での1米ドル=115円から、下期1米ドル=110円(上期実績1米ドル=110円)に見直した。 なお2019年5月に本社を改装(同じビル内でフロア移転し、分散しているグループ会社を含めて同一フロアに集約)した。働きやすい環境を整備して、グループ会社のシナジー向上や管理部門の効率化を推進する。一時的な移転費用が発生するが、集約によってオフィス賃料などトータル経費は減少する。 2. 通期予想に再上振れ余地 修正後の通期予想に対する第2四半期累計実績の進捗率は、売上高が51.3%、営業利益が68.9%となる。過去5期平均(売上高52.2%、営業利益79.6%)との比較で、営業利益の進捗率がやや低水準の形となるが、上期に実施した本社改装の費用発生は、上期特有の一時的なものである。 また通期の上方修正幅は第2四半期累計の超過額を上乗せした形だが、利益性の高い製品・サービスの販売が好調であること、為替が下期想定(1米ドル=110円)よりもドル安・円高水準で推移していること、経費の効率的運用・抑制に努めることなどを勘案すれば、再上振れ余地がありそうだ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《SF》
関連銘柄 1件
3386 東証スタンダード
コスモ・バイオ
1,171
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 7,082百万円
研究用試薬、研究用機器、臨床検査薬等を扱う専門商社。メーカー機能も持つ。仕入先は約600社。約1200万品を取り扱う。エンドユーザーは教育機関など。札幌事業所の生産能力強化などで既存事業基盤の強化図る。 記:2024/10/05
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