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神戸物産 Research Memo(4):業務スーパー事業の好調により、業績は会社計画を上回る増収増益に

2019/8/14 15:04 FISCO
*15:04JST 神戸物産 Research Memo(4):業務スーパー事業の好調により、業績は会社計画を上回る増収増益に ■業績動向 1. 2019年10月期第2四半期累計業績の概要 神戸物産<3038>の2019年10月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比9.9%増の144,520百万円、営業利益が同21.1%増の9,324百万円、経常利益が同30.1%増の9,487百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同16.8%増の6,049百万円といずれも会社計画を上回る増収増益となり、半期ベースで過去最高業績を連続更新した。主力の業務スーパー事業が既存店での販売好調と新規出店効果により、売上高で前年同期比9.9%増、営業利益で同20.9%増と会社計画を上回る成長を見せたことが主因だ。特に、既存店向け商品出荷額は前年同期比2%台後半の伸びを計画していたのに対して、タピオカドリンクや天然酵母食パン等のPB商品のヒットにより同5.6%増と大きく上回った。 売上総利益は前年同期比15.4%増の22,959百万円となり、売上総利益率で同0.8ポイント上昇の15.9%となった。業務スーパー事業が伸張し、なかでもPB商品の販売が好調だったことが主因となっている。販管費については、業務スーパーの店舗増による運賃増、及びクックイノベンチャー事業での直営店増加により前年同期比11.8%増となり、販管費率は同0.1ポイント上昇の9.4%となった。 営業利益率はグループ製造会社における人件費増や物流費、販管費の増加等があったものの、業務スーパー事業の増収効果でカバーし、前年同期比0.6ポイント上昇の6.5%と半期ベースで過去最高を連続更新した。また、営業外収支が前年同期比566百万円の改善となったが、これは為替が比較的安定して推移したことにより、為替関連差損益が同491百万円改善したことが主因となっている。一方、特別損益は前年同期に工場火災による受取保険金634百万円、関係会社株式売却益615百万円を計上したのに対して、当第2四半期累計期間では減損損失753百万円(前年同期比404百万円増)、固定資産売却損166百万円を計上した。減損損失の内訳は、クックイノベンチャー事業で416百万円、エコ再生エネルギー事業で336百万円(主に地熱発電設備)となっている。この結果、親会社株主に帰属する四半期純利益の増益率は経常増益率に対して小幅にとどまった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《ST》
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冷凍・加工食品など食品中心の「業務スーパー」を展開。デザート、菓子類に大ヒット商品多数。独自の輸入ルートに強み。業務スーパーの総店舗数は1070店舗超。中計では26.10期売上高5430億円目標。 記:2024/10/24