マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,736.57
+440.06
暗号資産
FISCO BTC Index
11/26 10:35:58
14,619,475
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術:政府、電子カルテ普及率を40%台から90%を目指す

2019/7/31 10:31 FISCO
*10:31JST 馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術:政府、電子カルテ普及率を40%台から90%を目指す 皆さま、こんにちは。フィスコ企業リサーチレポーターの馬渕磨理子です。 『馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術』と題して、私が普段のトレードで使っている分析ツール「トレードステーション」について、その活用方法を、最新のニュース情報も交えながらお話しする連載です。 ■国策推進で普及に弾み「電子カルテ」 安倍内閣のもとで閣議決定され、その後改定された医療情報システムに関する政策「未来投資戦略2018」では、次世代ヘルスケア・システムの構築に向けたICT等の積極導入・活用が提唱されており、電子カルテの導入はその柱となっています。 地域医療構想とも絡めた、医療情報のネットワーク構築や、ビッグデータ利用推進のため、2020年までに400床以上の一般病院における電子カルテ普及率を90%とする具体的目標が掲げられています。平成29年の厚生労働省のデータによると、電子カルテの一般病院での普及率は46.7%、一般診療所41.6%となっていますので、今後拡大余地が大きいことが窺えます。 こうした政策支援を受けて、相対的に業績好調なのが「電子カルテ」開発・販売企業となっています。 ■電子カルテ普及の背景には「消費増税前の駆け込み需要」 ソフトマックス<3671>などは今年に入り相場付きが一変し、株価が5倍近くに急伸しています。電子カルテ普及の背景には「消費増税前の駆け込み需要」も働いているようで、短期的にも注目されます。 またクラウド型が主流となり始めており、開発だけのスポット案件ではなく、継続して収益が得られる「運用・管理」型が増えていることも、好業績の要因として挙げられます。 ■電子カルテ関連銘柄 ファインデックス<3649>は病院向け画像管理システム等を手掛け、電子カルテも展開しています。同社のシステムは大学病院に主に導入されており、日本の大学病院149施設のうち106施設、国立大学においては81.0%のシェアを占めています。 また、北海道に本社があるCEホールディングス<4320>は、電子カルテシステム「MI・RA・Isシリーズ」を自社開発しており、中小医療機関に強いです。「MI・RA・Isシリーズ」は全国各地に導入されており、導入実績は2019年3月31日時点で合計813件となっています。 その他、イメージワン<2667>は、電子カルテの画像データを一元管理する情報システムを提供しています。コア<2359>は情報家電・通信向けの組み込みソフト開発が主力で株価も堅調推移ですが、米社が提供するクラウド型電子カルテをグループ企業が手掛けている側面もあります。 現在、「電子カルテの普及率を「40%台から、90%へ」と、政府が動き出しています。国策でもある同テーマは、注目する価値があると言えます。 今回上げた銘柄以外にも、多くの電子カルテ関連銘銘柄があります。マネックス証券のトレードステーションのワークスペースにてまとめていますので、ぜひご覧ください。 (その他の代表的な『電子カルテ関連銘柄』の銘柄リストは、『マネックス証券トレードステーションのHP コラム・レポートのページ』からダウンロードできます。) 次回も、このような形で、話題のニュースから読み解いたテーマとトレードステーションのツールについてお話しします。 ※「馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術」は、米国TradeStation Groupが開発したトレーディングツール「トレードステーション」の日本語版(マネックス証券が提供)を馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしたものです。開発会社や日本語版提供会社との見解とは異なる場合があります。 (フィスコ企業リサーチレポーター 馬渕磨理子) 《CN》
関連銘柄 5件
2359 東証プライム
1,822
11/25 15:30
-3(%)
時価総額 27,029百万円
独立系ICT企業。IoT(AI)やメディアソリューション等を手掛ける産業技術ソリューション事業が柱。情報サービス、電気機器向け売上比率が高い。高付加価値ソリューションの創出、採用強化による人材確保図る。 記:2024/08/02
2667 東証スタンダード
229
11/25 15:30
+5(%)
時価総額 2,474百万円
医療用画像管理システム、電子カルテ等の販売を行うヘルスケアソリューション事業が柱。各種画像処理・解析ソフトウェア等の販売も手掛ける。地熱発電及び水素事業から撤退。環境配慮型事業の創出などに取り組む。 記:2024/10/20
3649 東証プライム
797
11/25 15:30
-3(%)
時価総額 21,207百万円
医療従事者が診療業務で使用するシステムの開発・販売を行う。国立大学の7割超が同社の医療システムを利用。視線分析型視野計などのヘルステックビジネス等も。医療システムの総利用ユーザー数は2000施設を突破。 記:2024/07/01
3671 東証グロース
858
11/25 15:15
+16(%)
時価総額 5,147百万円
医療IT企業。Web型電子カルテ、医事会計などの総合医療情報システム「PlusUsシリーズ」の提供等を行う。グループウェア等の導入支援も。新規のパブリッククラウド、既存顧客のリプレイス需要の取り込み図る。 記:2024/07/05
4320 東証スタンダード
565
11/25 15:30
-20(%)
時価総額 8,768百万円
電子カルテシステム「MI・RA・Is」を中心とする医療システム開発等を行うシーエスアイが中核の持株会社。デジタルマーケティング支援等も行う。大型案件の導入・更新等により、電子カルテシステムは堅調。 記:2024/07/01