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三和HD Research Memo(6):2期連続で売上高・利益の過去最高を更新ながら、国内の供給問題は反省点

2019/7/1 15:46 FISCO
*15:46JST 三和HD Research Memo(6):2期連続で売上高・利益の過去最高を更新ながら、国内の供給問題は反省点 ■業績の動向 1.2019年3月期決算の概要 三和ホールディングス<5929>の2019年3月期決算は、売上高409,990百万円(前期比6.3%増)、営業利益31,593百万円(同11.5%増)、経常利益30,437百万円(同9.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益20,910億円(同14.4%増)と増収増益で着地した。 売上高は初の4,000億円超え、営業利益は初の300億円超えとなり、前期に続き過去最高を更新した。また、期初予想に対しても、売上高、営業利益ともに予想を達成した。 2019年3月期決算は、上記のように前期比増収増益や過去最高更新、期初予想達成といった言葉が並ぶが、同社自身は決して満足していない。期初予想を達成したとはいえ、ぎりぎりであり、第二次3ヵ年経営計画の業績計画で掲げた営業利益370億円には大きく未達となったためだ。 詳細は次項で述べるが、利益を伸ばしきれなかった要因の1つは主力の三和シヤッター工業で供給トラブルが発生したことだ。それへの緊急対応が想定外のコストアップを招き、営業利益の計画未達につながった。それ以外にも、その他国内子会社セクターでは一部の子会社の業績回復が遅れたほか、北米事業でもODCにおいて販売数量の計画比未達や一時費用の発生などがあり、それぞれ、利益が計画を下回った。最終的には欧州のNovofermが健闘して計画を上回ったものの、達成感よりも悔しさのほうが大きい決算となった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之) 《SF》
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総合建材メーカー「三和シヤッター工業」が中核の持株会社。鋼製シャッター、スチールドア、軽量引き戸などで国内トップシェア。北米、欧州など海外でも事業展開。シャッター、ドア事業のシェア拡大などに注力。 記:2024/08/10