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クオールHD Research Memo(2):1992年の設立以来M&Aの積極的な活用で成長

2019/6/25 15:52 FISCO
*15:52JST クオールHD Research Memo(2):1992年の設立以来M&Aの積極的な活用で成長 ■会社概要 1. 沿革 クオールホールディングス<3034>の創業は1992年、現代表取締役会長の中村勝(なかむらまさる)氏によりクオール(株)が設立されたことに始まる。1993年に日本橋兜町に調剤薬局第1号店を開設以来、自社出店に加えてM&Aを積極的に活用して調剤薬局店舗網の拡大を進めてきた。その傍ら、関連事業・周辺事業への進出も図り、2003年にはフェーズオン(株)を設立して治験関連事業に進出したほか、2008年には労働者派遣・紹介事業を開始した。 その後同社は保険薬局事業とBPO事業の2つの事業セグメントに事業を整理し、経営の効率化と業容の拡大を図ってきたが、さらに、2018年10月1日付で持株会社体制へと移行した。同社本体は純粋持株会社としてクオールホールディングス株式会社に社名を変更し、コーポレートガバナンスの充実やグループの中長期成長戦略の策定、グループ全体の統率などに取り組んでいる。 2つの事業セグメントは、それぞれ中核となる事業会社が担っている。保険薬局事業は持株会社化に伴い、新たにクオール(株)を設立し、同社へ保険薬局事業を継承した。クオールは過去にM&Aで取得した調剤薬局子会社(同社本体から見れば孫会社)とともに800近い保険薬局を運営している。BPO事業を担うのはアポプラスステーション(株)で、これは持株会社へ移行する前と同じだ 事業セグメント別の収益の構成比を見ると、2019年3月期通期ベースでは、売上高は保険薬局事業92%、BPO事業8%、営業利益は保険薬局事業82%、BPO事業18%となっている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之) 《SF》
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保険薬局を全国展開するクオールを中核とする持株会社。薬局事業が主力。店舗数は940店舗超。後発医薬品等の製薬事業、BPO事業も展開。第一三共エスファを子会社化。薬局事業ではM&Aや新規出店で規模拡大図る。 記:2024/10/11