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今週のマーケット展望「米利下げ観測は先走り過ぎ」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(高井ひろえ)
2019/6/10 9:36
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*09:36JST 今週のマーケット展望「米利下げ観測は先走り過ぎ」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(高井ひろえ) こんにちは、フィスコマーケットレポーター高井ひろえの「マネックス証券の気になるレポート」です。6月8日-9日、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が福岡市で開かれましたね。6月下旬には大阪でG20サミットが開かれます。引き続き注視してまいりましょう。さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、6月10日に配信されました。そのなかから今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。 まず広木さんは、先週の日経平均について『令和になって初めて週ベースで上昇した』と伝えており、『このまま悪い流れを断ち切って2万1000円の大台を固めることができるかが今週の焦点だ』と指摘しています。『関門は2つある』として、ひとつは『2万1100円台に下降してきている25日移動平均に頭を抑えられることなく抜けていけるか』、もうひとつは『週末に控えたメジャーSQを波乱なく通過できるか』であり、『どちらに関しても、薄商いのなか先物主導の展開が続いているだけに、出来高の盛り上がりが鍵となろう』と分析しています。 週明けの東京市場については『堅調に始まりそうだ』との見解で、『米国がメキシコへの関税発動を見送ったことに加え、雇用統計でNFPが下振れしたことで一段と利下げ期待が高まり、NYの株式相場が大幅に続伸したことなどが日本株相場にも追い風となろう』と示唆しています。 ただし、『米国の利下げ観測については市場はやや先走り過ぎの感がある』と指摘。続けて、『先週はパウエル議長の発言や雇用統計など利下げ期待を強める材料が豊富だったが、今週は材料に欠け、米金利については低下に歯止めがかかるか、揺り戻しの動きもあるだろう。それは、すなわち円高一服で日本株にはプラス材料だ』と考察しています。 経済指標については、『米国5月のCPI(消費者物価指数)、小売売上高、鉱工業生産などで景気見通しの小幅な修正があるだろう。金曜日の中国の主要経済指標の発表もいつも通り注目を集めよう』と伝えています。 そして、『米国の通商政策は、メキシコとの関税問題も決着し、次はいよいよ対中国である。月末のG20をにらんでここからは米中のニュースフローがまた増えてくる。神経質な展開がしばらく続くことになろう』との見解を述べています。 最後に、今週の予想レンジについて『2万800円~2万1300円とする』とまとめています。 参考にしてみてくださいね。 高井ひろえの「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを高井ひろえの見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。 フィスコマーケットレポーター 高井ひろえ 《HH》
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