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ブイキューブ Research Memo(6):2019年12月期は事業譲渡により減収も利益率は向上

2019/6/10 15:16 FISCO
*15:16JST ブイキューブ Research Memo(6):2019年12月期は事業譲渡により減収も利益率は向上 ■業績動向 3. 2019年12月期見通し ブイキューブ<3681>の2019年12月期は、売上高は電子黒板サービス事業及びアイスタディ(株)の売却と新収益認識基準の適用により前期比で減少する見込みである。新収益認識基準については、2つの変更がある。1つ目は期間契約型クラウドサービスの契約時に一括計上していたライセンス相当分を契約期間にわたり均等按分で収益を認識する処理に変更したこと。2つ目は他社のサービスに対して当社がロイヤリティを支払うことで当社の顧客にそのサービスを提供する場合には、いわゆる売上と売上原価を相殺した金額を売上高として計上すること、である。 一方で、製薬系の顧客向けに提供しているオンラインセミナーの需要が底堅いことや、働き方改革を受け、テレワークのツールとしてWeb会議が採用される等を背景とした成長を織り込んでいる。加えて、販売費及び一般管理費の減少による営業利益の増加を見込んでいる。これらのことから2019年12月期は、売上高6,497百万円(前期比81.6%)、営業利益345百万円(前期比100.0%)、経常利益283百万円(前期比109.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益717百万円(前期比157.2%)を見込んでいる。 なお、2019年12月期第1四半期の全社業績は、売上高1,715百万円(前年同期比13百万円減)、営業利益28百万円(同14百万円増)、経常損失5百万円(前年同期は66百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失5百万円(同105百万円の損失)となっている。売上面では、電子黒板サービス事業の売却等があったものの、ビジュアルコミュニケーション事業が堅調に推移した。また、利益面では、人件費等固定費が減少した。 また、2019年4月にアイスタディの株式を売却し、関係会社株式売却益として791百万円を特別利益に計上したため、この結果を反映した2019年12月期の業績予想を発表した。 事業別に見ると、ビジュアルコミュニケーション事業は月額サブスクリプションの着実な伸びに加えて、製薬企業向けセミナー配信事業など注力している大口顧客の年額サブスクリプションの伸びが見込まれる。売上高4,572百万円(前期比109.4%)、営業利益671百万円(前期比112.8%)と増収増益を見込んでいる。 ラーニングマネジメントシステム事業は主にWizlearnTechnologyが公立学校から民間企業に顧客をシフトする過渡期であり、売上は減少する見込みである。売上高1,040百万円(前期比63.9%)、営業利益23百万円(前期比29.9%)と減収を見込んでいる。 アプライアンス事業は電子黒板事業の譲渡により減収となるが、この事業を売却したことで営業利益率の上昇が見込まれる。売上高884百万円(前期比41.1%)、営業利益81百万円(前期比91.0%)と減収減益であるが、営業利益率は9.3%となり5.1ポイント上昇を見込んでいる。なお、テレキューブの設置台数は2018年12月期は73台であったが、2019年は400台と大幅な伸びを見込んでいる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 内山崇行) 《HN》
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