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*13:51JST 日経平均VIは上昇、株価底堅いが警戒感は緩まず 日経平均ボラティリティー・インデックス（投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数）は13時50分現在、前日比＋0.31（上昇率1.08％）の28.91と上昇している。なお、今日ここまでの高値は29.06、安値は28.35。 ウクライナ情勢の先行き不透明感が継続し、地政学リスクへの懸念が払しょくできず、また、先週末に発表された3月の米消費者態度指数（ミシガン大学調べ）で、消費者が予想する1年先のインフレ率が1981年以来の高さとなったことから、インフレ加速が意識され、市場心理は悪化しやすくなっている。こうした中、今日の東京株式市場は買いが優勢で日経225先物は概ね底堅い動きだが、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは緩和せず、日経VIは先週末の水準を上回って推移している。 【日経平均VIとは】 日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ（ボラティリティ）を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ（20～30程度）に回帰するという特徴も持っている。 《FA》