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後場に注目すべき3つのポイント~「掉尾の一振」より手仕舞い売り優勢か

2021/12/29 12:20 FISCO
*12:20JST 後場に注目すべき3つのポイント~「掉尾の一振」より手仕舞い売り優勢か 29日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反落、「掉尾の一振」より手仕舞い売り優勢か ・ドル・円はもみ合い、日本株にらみの展開 ・値下がり寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位がファーストリテ<9983> ■日経平均は反落、「掉尾の一振」より手仕舞い売り優勢か 日経平均は反落。259.30円安の28809.86円(出来高概算4億0214万株)で前場の取引を終えている。 28日の米株式市場でNYダウは95.83ドル高(+0.26%)と5日続伸。S&P500指数は一時過去最高値を更新したが失速し小反落。疾病対策センター(CDC)が、新型コロナウイルスに感染した無症状の国民に対する隔離推奨期間を従来の10日間から5日間に短縮したことが景気回復に対する楽観的な見方を支援。航空機メーカーのボーイング(BA)や消費関連株の上昇がけん引し終日堅調に推移した。ハイテク株は利益確定売りに押され、ナスダック総合指数は-0.56%と反落。 米株高の小休止を受けて日経平均は73.43円安からスタート。寄り付き直後に一時29106.28円まで切り返したがすぐに失速。29000円を維持しようと下げ渋る動きも見られたが、前場中頃からは軟調なアジア市況や時間外のNYダウ先物に連れ安し、同水準を割り込むと下げ幅を拡大。前引け直前には一時28729.61円(-339.55円)まで下げた。 個別では、連日で上場来高値を更新していた東エレク<8035>やレーザーテック<6920>が利益確定売りに押され反落。ソニーG<6758>、キーエンス<6861>、ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>、村田製<6981>、三井ハイテック<6966>などの値がさ株やハイテク、グロース(成長)株が総じて軟調。配当や優待の権利落ちでJT<2914>やすかいらーく<3197>も大きく下落。前日まで2日連続でストップ安となったレノバ<9519>は30%超の下落率で急落。上半期決算発表で目先の出尽くし感が先行したERI HD<6083>も急落。第1四半期好決算も出尽くし感が優勢となったマルマエ<6264>は4%近く下げた。 一方、久々に商船三井<9104>や川崎汽船<9107>の海運株のほか、ソフトバンクG<9984>が大きく上昇。武田薬<4502>、NTT<9432>、JR東<9020>、JAL<9201>、神戸物産<3038>などのディフェンシブ銘柄やアフターコロナ銘柄の一角も堅調。9-11月期が大幅増益となったJフロント<3086>は大幅高。調査報告書受領を受けた警戒感の後退や過年度決算の修正による実体面での影響は限定的との見方から、アウトソーシング<2427>が急反発した。 セクターではゴム製品、ガラス・土石製品、電気機器などが下落率上位となっている一方、海運業、空運業、石油・石炭製品などが上昇率上位となっている。東証1部の値下がり銘柄は全体の34%、対して値上がり銘柄は60%となっている。 前日におよそ一カ月ぶりに29000円を回復した日経平均は、本日は想定以上の下落ぶりで、早々に29000円割れに後戻り。日足チャートでは前日に回復したばかりの200日移動平均線を割り込んだ。また、気になるのは、本日の下落により、その上にある75日線が強烈な上値抵抗線として存在感を強める形になってしまったことだ。12月8、16日と並び、3度も戻り局面で同線を明確に突破することができず、この先も、上昇しても戻り待ちの売りが意識される状況だ。 一方、東証株価指数(TOPIX)の下落率は、0.51%と日経平均の0.89%より軽微にとどまっており、東証1部の値上がり銘柄も全体の60%と過半数を上回っている。売買高も4億株程度と低調なところを見ると、薄商いのなか短期筋が日経平均先物を主体に売っている影響が大きいとみられる。そのため、過度な悲観までは不要だろう。 ただ、前日に大幅増収増益の好決算を発表したマルマエが大きく売られていることは気になる。もともと株価が上場来高値圏にあったほか、前日のフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が反落していたこともあり、出尽くし感が先行しやすい状況ではあった。しかし、好決算でも年末年始を跨ぎたくない投資家心理も窺え、いまの市場センチメントがそこまで強気でないことを示唆しているようだ。「掉尾の一振」が期待されてはいたが、今年は手仕舞い売りが優勢となりそうで、明日の大納会への望みはやや剥落したか。 後場の日経平均は引き続き軟調な展開となりそうだが、前引け間際にかけては下げ渋る動きが見られた。商いが薄い分、アジア市況や時間外のNYダウ先物による影響が大きいだろうが、28500円が近づく場面ではさすがに押し目買いが入るだろう。 ■ドル・円はもみ合い、日本株にらみの展開 29日午前の東京市場でドル・円は114円後半でもみ合い、方向感の乏しい値動きとなった。日経平均株価の一段安で円買いが強まり、ドルは下押しされる場面もあった。一方、NY原油先物(WTI)は1カ月ぶりの高値圏に浮上し、資源国通貨への買いが強まった。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は114円74銭から114円85銭、ユーロ・円は129円69銭から129円92銭、ユーロ・ドルは1.1297ドルから1.1314ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・サスメド<4263>、セキュア<4264>など、5銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位がファーストリテ<9983> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・米・10月FHFA住宅価格指数:前月比+1.1%(予想:+0.9%、9月:+0.9%) ・米・10月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数:前年比+18.41%(予想:+18.50%、9月:+19.09%←+19.05%) ・米・12月リッチモンド連銀製造業指数:16(予想:11、11月:12←11) 【要人発言】 ・米政権 「アフリカ南部8諸国に対する渡航規制を解除」 <国内> 特になし <海外> 特になし 《CS》
関連銘柄 25件
2427 東証プライム
1,749
6/5 15:00
-1(%)
時価総額 220,288百万円
製造業向け人材派遣・業務請負が柱。M&Aを活用して国内外で事業拡大。昨年12月に発表したMBOの一環として米投資ファンドのベインが1株1755円でTOB実施。今年3月にTOBが成立し、同社株は上場廃止へ。 記:2024/04/10
2914 東証プライム
4,314
9/27 15:00
+90(%)
時価総額 8,628,000百万円
世界的な大手たばこメーカー。メビウス、セブンスター等のブランドを展開。製薬会社の鳥居薬品、加工食品メーカーのテーブルマーク等を傘下に持つ。たばこ事業は販売数量増などで、自社たばこ製品売上収益が順調。 記:2024/07/01
3038 東証プライム
4,347
9/27 15:00
-86(%)
時価総額 1,189,339百万円
冷凍・加工食品など食品中心の「業務スーパー」を展開。デザート、菓子類に大ヒット商品多数。独自の輸入ルートに強み。中計では26.10期営業利益370億円目指す。業務スーパーの店舗数拡大、PB商品の強化図る。 記:2024/05/06
1,672.5
9/27 15:00
+72(%)
時価総額 452,522百万円
大丸と松坂屋HDが経営統合して誕生した持株会社。パルコなども傘下に収める。百貨店事業を主力に、SC事業やデベロッパー事業等も。27.2期事業利益520億円目標。百貨店事業では外商活動の広域化に取り組む。 記:2024/05/06
2,339.5
9/27 15:00
+20(%)
時価総額 532,241百万円
レストランチェーン最大手。ファミリーレストラン「ガスト」と中華の「バーミヤン」が主力。2976店舗展開。27店舗の新規出店実施。値上げ効果などで23.12期通期は黒字転換。24.12期は大幅最終増益計画。 記:2024/04/15
4263 東証グロース
604
9/27 15:00
-1(%)
時価総額 9,837百万円
不眠障害などの治療用アプリ開発、汎用臨床試験システムや機械学習自動分析システムの提供等を行う。杏林製薬と耳鳴治療用アプリの共同開発を行う。不眠障害治療用アプリは保険適用希望書の再提出に向けて調整中。 記:2024/06/25
4264 東証グロース
1,750
9/27 15:00
-10(%)
時価総額 8,230百万円
顔認証・画像認識技術を用いた入退室管理システム、監視カメラシステムの開発・販売等を行う。主にオフィス、工場、商業施設向けにサービスを提供。NVIDIAのGPUを活用したAI学習モデルの開発を開始。 記:2024/06/25
4502 東証プライム
4,163
9/27 15:00
-82(%)
時価総額 6,587,011百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
6083 東証スタンダード
2,019
9/27 15:00
-29(%)
時価総額 15,813百万円
建築物の確認・検査業務、住宅性能評価等を行う日本ERIを中核とする持株会社。戸建住宅の審査に強みを持つ住宅性能評価センターなども傘下に持つ。中核事業ではM&Aでインフラ・ストック分野の事業領域を拡大。 記:2024/06/28
6264 東証プライム
1,654
9/27 15:00
+72(%)
時価総額 21,590百万円
半導体・FPD製造装置の部品の開発・製造等を行う。真空チャンバー、排気板、静電チャック等が主要製品。鹿児島県出水市に本社。精密部品の少量多品種受託加工に定評。半導体分野で生産能力の再増強などを行う。 記:2024/05/17
6758 東証プライム
2,861
9/27 15:00
-11,379(%)
時価総額 3,607,956百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6861 東証プライム
71,090
9/27 15:00
-40(%)
時価総額 17,289,657百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6920 東証プライム
26,235
9/27 15:00
+1,985(%)
時価総額 2,473,593百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
6966 東証プライム
955.9
9/27 15:00
+29.5(%)
時価総額 188,632百万円
リードフレームやプレス用金型、工作機械等を手掛ける。車載用モーターコアで世界トップシェア。超精密加工技術が強み。電機部品事業は好調。電動車向け駆動・発電用モーターコアは需要堅調。24.1期通期は2桁増収。 記:2024/04/16
6981 東証プライム
2,978
9/27 15:00
+64.5(%)
時価総額 6,037,725百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7974 東証プライム
8,048
9/27 15:00
+52(%)
時価総額 10,451,857百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
27,475
9/27 15:00
+1,715(%)
時価総額 12,958,117百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9020 東証プライム
2,917
9/27 15:00
+23.5(%)
時価総額 3,309,080百万円
国内最大、世界でも最大級の鉄道会社。関東、甲信越、東北までの1都16県が営業エリア。流通・サービス事業、不動産・ホテル事業等も。ホテル、ショッピングセンターは売上順調。28.3期営業利益4100億円目標。 記:2024/06/04
9104 東証プライム
5,063
9/27 15:00
-59(%)
時価総額 1,832,862百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。非海運事業のアセット積み増し図る。 記:2024/07/29
9107 東証プライム
2,258
9/27 15:00
+23.5(%)
時価総額 1,613,856百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。LNG船等は順調推移見込む。27.3期経常利益1600億円目標。 記:2024/06/17
9201 東証プライム
2,536
9/27 15:00
-3(%)
時価総額 1,108,597百万円
大手航空会社。航空旅客事業や貨物郵便事業、マイル/金融・コマース事業などを展開。LCCのZIPAIR Tokyo、スプリング・ジャパンなどを傘下に持つ。スマホ決済「JAL Pay」のサービス拡充図る。 記:2024/08/30
9432 東証プライム
149.8
9/27 15:00
-1.5(%)
時価総額 13,564,437百万円
国内最大の通信会社。傘下にNTT東西、NTTドコモ、NTTデータなど。グローバル事業を強化。総合ICT事業は増収。通信端末機器販売収入、システムインテグレーションサービス収入が増加。24.3期3Qは増収。 記:2024/04/14
9519 東証プライム
997
9/27 15:00
+12(%)
時価総額 90,872百万円
再エネ発電所を開発・運営。太陽光を軸にバイオマス、洋上風力発電事業も。小規模分散型の太陽光発電所も順次運転を開始したことで、発電量は順調に増加。東京ガとの間で資本業務提携、第三者割当増資で資本増強。 記:2024/08/26
9983 東証プライム
49,110
9/27 15:00
+1,210(%)
時価総額 15,627,833百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
9,093
9/27 15:00
+201(%)
時価総額 15,666,821百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17