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米長期金利低下を受けたハイテク物色と、衆院解散で政策期待が再燃【クロージング】

2021/10/14 15:55 FISCO
*15:55JST 米長期金利低下を受けたハイテク物色と、衆院解散で政策期待が再燃【クロージング】 14日の日経平均は3日ぶりに大幅反発。410.65円高の28550.93円(出来高概算11億5000万株)で取引を終えた。13日の米国市場において、長期金利の低下を受けたハイテク株物色の流れを引き継ぐ格好から、半導体や電子部品関連株などに買いが先行した。後場に入ると、衆院が解散され改めて政策期待が高まったほか、解散から投票日の前営業日までは株高傾向が続くとのアノマリーも意識された。短期筋が仕掛け的な225先物買いを入れ、後場寄り付き直後には、一時28576.68円まで上昇。その後はこう着ながらも、28500円水準での底堅い値動きが続いた。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄、値下がり銘柄数はほぼ拮抗していた。セクター別では、水産農林、精密機器、電気機器、その他製品、化学、サービスなど21業種が上昇。一方、海運が4%近い下げとなったほか、鉱業、石油石炭、保険、銀行、証券・商品先物など12業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、ファナック<6954>、信越化<4063>が堅調だった半面、クレセゾン<8253>、三菱商<8058>、キヤノン<7751>、東ソー<4042>、商船三井<9104>が軟化した。 米消費者物価指数が市場予想と同じ結果となり、供給制約を背景にインフレ圧力が高まるとの懸念が幾分後退。米長期金利が低下すると、金利敏感なハイテク株の買い戻しにつながった。東京市場でもこの流れを映して、買いが先行して始まった。また、1ドル=113円台で推移する円安水準も投資家心理の改善につながったとみられる。一方、原油市況の上昇傾向を背景にしたコスト負担増が懸念され、海運や空運株には値を消す銘柄が目立っていた。 衆院がきょう午後、解散された。選挙アノマリーを意識した動きにひとまずはなった形だが、関係者からは「岸田首相が『勝敗ライン』と定める自民・公明の両党で過半数の議席に届かない可能性があるとの見方が出始めているほか、成長戦略に関する具体的な中身にも乏しい」との指摘が聞かれ、積極的に上値を買い上がる雰囲気にはなっていなかった。また、今月下旬からは主要企業の上半期決算の発表が始まるだけに、業績動向を確認してから動いても遅くはないとの声も聞かれた。 《FA》
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4042 東証プライム
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時価総額 622,693百万円
総合化学大手。1935年創業。苛性ソーダ、高速液体クロマトグラフィー用カラムで国内トップシェア。臭素は国内生産量トップ。ハイシリカゼオライトは自動車用途中心に出荷順調。分離精製剤の生産能力増強図る。 記:2024/06/24
4063 東証プライム
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時価総額 12,399,777百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
6857 東証プライム
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時価総額 5,974,586百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,079
10/11 15:00
+8(%)
時価総額 4,117,942百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7751 東証プライム
5,040
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時価総額 6,722,166百万円
精密機器大手。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上高比率は7割超。グラフィックアート向け大判プリンター3機種を新発売。 記:2024/04/30
8035 東証プライム
25,620
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+105(%)
時価総額 12,083,237百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8058 東証プライム
2,961.5
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時価総額 12,771,415百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
8253 東証プライム
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時価総額 667,602百万円
流通系で国内最大のクレジットカード会社。そごう・西武、パルコ等と強い提携関係。信用保証や不動産ビジネスも。ファイナンス事業は堅調。インドなど海外事業拡大へ。新中計では事業利益を27年3月期1000億円へ。 記:2024/08/17
9104 東証プライム
4,854
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時価総額 1,757,201百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。非海運事業のアセット積み増し図る。 記:2024/07/29
9983 東証プライム
54,490
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+3,130(%)
時価総額 17,339,862百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10