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日経平均VIは大幅に上昇、警戒材料多く株安で市場心理悪化

2021/7/9 13:51 FISCO
*13:51JST 日経平均VIは大幅に上昇、警戒材料多く株安で市場心理悪化 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比+2.94pt(上昇率15.65%)の21.73ptと上昇している。なお、今日ここまでの高値は25.87pt、安値は19.93pt。 昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって下落した流れを引き継ぎ、今日の東京株式市場は売りが先行。日経225先物は下落し、日経VIは上昇して始まった。市場では、東京都への緊急事態宣言発令や、東京五輪の1都3県での無観客開催の決定、ワクチン接種の滞りなどで、経済活動の本格再開が遅れるとの観測や、中国当局による自国企業の海外上場の規制強化など、警戒材料が多く、今日は株価下落を受け市場心理が悪化。日経VIは大きく上昇している。 【日経平均VIとは】 日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。 《FA》