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米国株高受けた買い戻し先行も次第に買い見送りムードが広がる【クロージング】

2021/3/23 16:34 FISCO
*16:34JST 米国株高受けた買い戻し先行も次第に買い見送りムードが広がる【クロージング】 23日の日経平均は3営業日続落。178.23円安の28995.92円(出来高概算13億7129万株)と終値ベースでは約2週間ぶりに29000円を割り込んで取引を終えた。前日の米国市場で、ハイテク株などグロース株中心に上昇した流れを引き継いで、東京市場でもこのところ値を下げていた半導体などハイテク関連株中心に買い戻しの動きが先行して始まった。堅調地合いが続いていた景気敏感株を売って、これら成長期待の高い銘柄に資金シフトさせる巻き戻しもみられ、日経平均は29496.83円まで上昇する場面がみられた。しかし、米長期金利の動向が気掛かり材料となったほか、3月期末を意識した持ち高調整の売買も散見され、次第にこう着感の強い相場展開となり、本日の安値で取引を終えた。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄数は1700を超え、全体の8割近くを占めた。セクター別では、空運、海運がともに5%超の大幅な下落となったほか、陸運、銀行、鉄鋼など32業種が下落し、その他製品のみが上昇した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、エムスリー<2413>、塩野義<4507>、KDDI<9433>が堅調。半面、ダイキン<6367>、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、資生堂<4911>が軟調だった。 前日の米国市場では、長期金利が1.6%台へと一服したことから、主要3株価指数は上昇した。この流れを引き継いで、東京市場でも半導体製造装置関連などハイテク関連株に買い戻しの動きが強まった。しかし、寄り付き後早い段階でリバランスの売買も概ね一巡しており、その後は指数インパクトの大きいファーストリテ<9983>が下げに転じたほか、値がさハイテク株なども伸びは鈍く、方向感を掴みづらくさせていた。また、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が23日、下院金融サービス委員会で証言する予定であり、どのような発言をするのか見極めたいとの思惑も相場の重しになっていた。 きょうの市場では、米株高を背景に前日の下げ幅(617円安)の半値戻し水準や心理的な節目である29500円ぐらいまでの戻りを期待する向きが多かっただけに、関係者からは、日米中央銀行による政策修正に伴う悪影響はまだ続く可能性が高いとの声が漏れる。このため、目先は米長期金利の動向をにらみながらの不安定な相場展開が続きそうであり、積極的な買いは控えられよう。 《FA》
関連銘柄 9件
2413 東証プライム
1,679.5
10/8 15:00
-12.5(%)
時価総額 1,140,266百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
4507 東証プライム
2,061
10/8 15:00
-31.5(%)
時価総額 1,833,532百万円
製薬会社大手。1878年創業。抗HIV薬、抗インフル薬など感染症分野に強み。自社創薬比率が高い。HIVフランチャイズなどロイヤリティー収入が収益源。国内における急性呼吸器感染症薬の販売拡大などを図る。 記:2024/08/06
4911 東証プライム
3,604
10/8 15:00
-232(%)
時価総額 1,441,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
6367 東証プライム
19,635
10/8 15:00
-765(%)
時価総額 5,755,293百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6954 東証プライム
4,119
10/8 15:00
-146(%)
時価総額 4,158,324百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
25,460
10/8 15:00
-190(%)
時価総額 12,007,776百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
4,685
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時価総額 10,795,083百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
50,140
10/8 15:00
-310(%)
時価総額 15,955,601百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,581
10/8 15:00
-164(%)
時価総額 14,784,668百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17