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前場に注目すべき3つのポイント~景気敏感株へのシフトを見極めたいところ

2020/11/10 8:49 FISCO
*08:49JST 前場に注目すべき3つのポイント~景気敏感株へのシフトを見極めたいところ 10日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:景気敏感株へのシフトを見極めたいところ ■ソフトバンクG、2Q純利益が約4.5倍の1兆8832億円 ■前場の注目材料:スター精密、自動旋盤生産をタイに移管、中国工場の日本向け機種 ■景気敏感株へのシフトを見極めたいところ 10日の日本株市場はギャップスタート後はやや過熱警戒感が高まりそうである。9日の米国市場ではNYダウが834ドル高と大幅に上昇する一方で、ナスダックが下落している。米大統領選の結果に目処がつき不透明感が一段と後退したほか、新型コロナワクチン開発で大きな前進が見られ、実用化期待に景気見通しが大きく改善し寄り付きから大きく上昇。ハイテク株から景気循環株へのポートフォリオの移行が目立っている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比580円高の25440円。円相場は1ドル105円30銭台と円安に振れて推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から連日でギャップスタートととなろう。25000円を一気に上放れてくるため、昨日同様にショートカバーの流れが強まりやすいところ。また、米国ではNYダウが3万ドルに迫る場面がみられたが、その後は上げ幅を縮めているほか、ナスダックが下げに転じていることもあり、ギャップスタート後は急ピッチの上昇に対する過熱感が意識されてくる可能性がありそうだ。 また、米国では景気敏感株へのシフトが強まっており、この流れからはグロース株への利益確定に対して、相対的に出遅れているバリューシフトが波及してくるかが注目されるところである。そのため、決算が評価される銘柄においても、これまで強いトレンドを形成している銘柄へはいったん利益を確定させてくる可能性があるだろう。一方で業績面では手掛けづらいものの、株価水準から割安感が意識されている銘柄においては、見直しの流れに向かう展開も意識される。 米国では新型コロナワクチンに関する報道で物色がシフトした面が大きく、持続性には見極めが必要と考えられるが、日経平均の急ピッチの上昇に対する過熱感が意識されやすい水準でもあるため、割安銘柄を探る流れが正当化されそうである。もっとも積極的にロングポジションを積み上げてきた上昇ではなく、概ね売り方のショートカバーが中心と考えられるため、押し目待ちの買い意欲は強いと考えられる。 ■ソフトバンクG、2Q純利益が約4.5倍の1兆8832億円 第2四半期決算を発表。純利益が前年同期の約4.5倍の1兆8832億円となった。同期間として過去最高となり、コンセンサス(1兆4485億円程度)を上回った。4-6月期に資産売却益の計上などで1兆2557億円の最終黒字を確保し、7-9月期は「ビジョン・ファンド」の損益が前年に比べ改善。また、子会社ソフトバンクの高水準の利益なども寄与した。売上高はコンセンサスには届かなかったが、経常利益は1兆4414億円とコンセンサス(1兆1200億円程度)を上回った。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(24839.84、+514.61) ・NYダウは上昇(29157.97、+834.57) ・シカゴ日経225先物は上昇(25440、大阪比+580) ・1ドル105円30-40銭 ・原油先物は上昇(40.29、+3.15) ・日銀のETF購入 ・米経済対策への期待 ・コロナ向けワクチン開発の進展 ・スター精密<7718>自動旋盤生産をタイに移管、中国工場の日本向け機種 ・サノヤスHD<7022>“祖業”造船撤退、新来島どっくに売却 ・ソフトバンクG<9984>上場AI株へ投資強化、GAFAを本命視 ・日立<6501>年末年始最大で17連休 ・りそなHD<8308>関西みらいFGを完全子会社化 ・アンジェス<4563>米エメンドバイオ買収、ゲノム編集進出 ・NTN<6472>サーボモーター用軸受の発塵9割削減、産ロボ向け小型化可能 ・牧野フライス<6135>レーザー加工機参入、スイス社技術採用で2機種 ・コンテック<6639>産業用コンピューターの基板開発を台湾に一本化 ・昭和電工<4004>中国で電材ガス合弁、来年1月営業開始 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 9月経常収支(予想:+2兆251億円、8月:+2兆1028億円) <海外> ・10:30 中・10月消費者物価指数(前年比予想:+0.8%、9月:+1.7%) ・10:30 中・10月生産者物価指数(前年比予想:-1.9%、9月:-2.1%) 《ST》
関連銘柄 10件
3,828
10/7 15:00
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時価総額 707,801百万円
昭和電工と旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体材料で世界トップシェアレベルの製品多数。製品販売価格の上昇等で、23.12期通期はイノベーション材料部門が増益。24.12期は黒字転換見通し。 記:2024/04/16
4563 東証グロース
57
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時価総額 12,407百万円
大阪大学発の研究開発型バイオベンチャー。遺伝子医薬、DNAワクチンの研究開発などを行う。開発パイプラインにHGF遺伝子治療用製品「コラテジェン」など。早老症治療薬「ゾキンヴィ」を24年5月に発売。 記:2024/08/06
6135 東証プライム
6,310
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時価総額 157,081百万円
大手工作機械メーカー。1937年創業。NCフライス盤、マシニングセンタを国内で初めて開発。金型・精密部品向けのマシニングセンタ、放電加工機に強み。国内では最新の大型機、5軸機を中心に引き合い獲得図る。 記:2024/05/17
6472 東証プライム
266.2
10/7 15:00
+4.7(%)
時価総額 141,742百万円
大手ベアリングメーカー。1918年創業。ハブベアリング、ドライブシャフトで世界シェアトップクラス。ロボット用モジュール等も手掛ける。27.3期売上高8300億円目標。アフターマーケットビジネスの拡大図る。 記:2024/06/29
6501 東証プライム
3,904
10/7 15:00
+143(%)
時価総額 18,101,165百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
6639 東証スタンダード
2,695
4/27 15:00
±0(%)
時価総額 17,787百万円
FA環境対応の産業用コンピュータ、IoT機器等を手掛ける。IoTソリューションビジネス、環境計測ソリューション等も。22.3期3Qは2桁増益。親会社のダイフクがTOB実施。成立なら同社株は上場廃止へ。 記:2022/03/02
7022 東証スタンダード
175
10/7 15:00
+1(%)
時価総額 5,856百万円
機械式駐車装置、ショットブラストマシンの製造等を行うサノヤス・エンジニアリングなどを傘下に収める持株会社。各種産業機械部品、乳化・攪拌装置の製造等も。製造業向けでは乳化・撹拌装置のメンテナンスが順調。 記:2024/08/27
7718 東証プライム
2,038
10/7 15:00
+57(%)
時価総額 86,544百万円
CNC自動旋盤などの工作機械メーカー。小型プリンタや腕時計部品も。米国、欧州、アジア等グローバルに展開。欧米の需要は低調。中国は回復傾向。国内は自動車関連はじめ振るわず。総還元性向5割以上目安。 記:2024/07/27
8308 東証プライム
1,043.5
10/7 15:00
+83.3(%)
時価総額 2,505,423百万円
りそな銀行を中核とする大手金融持株会社。クレジットカードや信用保証、リース事業等も。デジタルガレージとの資本業務提携を強化。十六FGとリテール分野で戦略的業務提携。26.3期純利益1700億円目標。 記:2024/05/16
9984 東証プライム
8,745
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+184(%)
時価総額 15,067,233百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17