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後場に注目すべき3つのポイント~一方19000円台半ばでの値固めの動きも

2020/4/16 12:43 FISCO
*12:43JST 後場に注目すべき3つのポイント~一方19000円台半ばでの値固めの動きも 16日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は続落、米経済指標の悪化で売り優勢、一方19000円台半ばでの値固めの動きも ・ドル・円はしっかり、108円が視野に ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位がダイキン工業<6367> ■日経平均は続落、米経済指標の悪化で売り優勢、一方19000円台半ばでの値固めの動きも 16日の日経平均は続落。234.64円安の19315.45円(出来高概算5億9860万株)で前場の取引を終えた。前日の米国市場では、大手金融企業の1-3月期決算で収益悪化が鮮明となり売りが先行。原油安に加え、新型コロナウイルスによる経済封鎖の影響で、3月小売売上高や4月NY連銀製造業景況指数が記録的な落ち込みとなり、売りに拍車がかかった。ただ、NY州の感染拡大状況が安定したとの報道を受け、引けにかけては下げ幅をやや縮小した。この流れを受けて、日経平均も大幅に下落してスタート。早い段階で一時300円を超す下落幅をみせた。ただ、その後は下値を拾う動きもみられ、下げ幅を縮小していった。 セクターでは、輸送用機器を筆頭に非鉄金属、海運業、銀行業、空運業、証券商品先物、電気機器、精密機器など東証33業種中26業種がマイナス。他方、倉庫・運輸や鉱業を筆頭に、情報・通信、水産・農林業など7業種がプラスとなっている。 東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>や、ソニー<6758>と新型コロナウイルス感染症対策で協業すると発表したエムスリー<2413>が2%超の大幅高となっているほか、任天堂<7974>やKDDI<9433>、NTTドコモ<9437>が小幅にプラス推移。一方、国内工場での大規模な減産実施を発表したトヨタ<7203>が大幅安となっており、その他、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、キーエンス<6861>、ファナック<6954>、SUMCO<3436>、SMC<6273>なども大きく下落となっている。 本日の日経平均は14日の大幅高の半分近くを調整する形で値を消した。これまでは、米国の週間失業保険申請者件数や米雇用統計、日銀短観といった経済指標の大幅な悪化を受けても、その程度は織り込み済みといった様子の動きで、日米の株価は揃ってそこまで大きな反応をみせてこなかった。また、昨日は、IMFが2020年の世界経済成長率予測をマイナス3.0%へと大幅に引き下げたが、日経平均は88円安と小幅な調整に留まった。 しかし、さすがに小売売上高や鉱工業生産指数といった実体経済の動向を表すものとして重要度が高い米国の経済指標が揃って予想を大きく下回ったのには反応せざるをえなかったといったところか。過去最高レベルでの減産調整の発表がありながらも再び1バレル=20ドルの節目を挟んだ水準での値動きとなっている原油価格の動向も気がかりだ。 国内では、新型コロナウイルス対策として、与党が国民1人当たり10万円の現金給付策を求めていると伝わっているが、実施されたとしても貯蓄に回ることが想定され、消費全体の押し上げ効果は見込みにくいとの見方が多い。こうした中、目先は、引き続き新型コロナの新規感染者数や明日に控える中国の1-3月期GDPや小売売上高といった経済指標への目配せが必要な神経質な展開となりそうだ。 しかし、それでも本日の日経平均が前引けにかけて下げ幅を縮小していくとともに、19000円台半ばで値固めをしていきていることは安心感を与えよう。市場の不安心理を表す日経VIも一時は60pt台まであったものが、じりじりと下げてきた後、今週に入ってからは、終値ベースでも30pt台を付けるようになってきた。 依然として、平常時の水準とはいえないが、節目の40ptを切った動きを受けてか、リスクパリティ戦略の動きを表しやすいとされるバークレイズ証券について、先物手口で、昨日は珍しくTOPIX先物ではなく、日経225先物の方で日中取引に7000枚超の買いを入れる動きが観測されている。また、比較的長期筋の動きを表しやすいとされるJPモルガンのTOPIX先物手口でも、規模としてはそこまで大きくはないものの、前週8日から昨日までの間に6営業日連続で買い越してきている。 ボラティリティの高かった相場が落ち着きをみせはじめ、日経平均が19000円台での底堅さを見せるなかで長期筋も少しずつだか様子見一本姿勢から脱し、資金を入れてきているのかもしれない。こうした中、目先の物色としては、本日も好調なマザーズ指数に代表される高成長な中小型株どころを注視していきたいところだ。 ■ドル・円はしっかり、108円が視野に 16日午前の東京市場でドル・円はしっかり。朝方から上昇基調を維持し、107円38銭から107円92銭まで値を切り上げた。新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済への影響が懸念され、安全通貨のドルが選好されている。一方、日本株の下げ幅縮小で、リスク回避的な円買いはやや弱まったようだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は107円38銭から107円92銭、ユーロ・円は117円12銭から117円48銭、ユーロ・ドルは1.0900ドルから1.0911ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・スガイ化学工業<4120>、中央化学<7895>など、14銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位がダイキン工業<6367> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・豪・3月失業率:5.2%(予想:5.4%、2月:5.1%) ・豪・3月雇用者数増減:+0.59万人(予想:-3.0万人、2月:+2.67万人) <国内> 特になし <海外> ・15:00 独・3月消費者物価指数改定値(前年比予想:+1.4%、速報値:+1.4%) 《HH》
関連銘柄 17件
2413 東証プライム
1,519.5
9/27 15:00
+39.5(%)
時価総額 1,031,637百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
3436 東証プライム
1,578
9/27 15:00
+38(%)
時価総額 552,576百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
4120 東証スタンダード
2,110
9/27 9:00
±0(%)
時価総額 2,897百万円
ファインケミカル専業メーカー。1928年創業。和歌山県和歌山市に本社。殺菌剤などの農薬中間物が主力。医薬中間物や機能性中間物、界面活性剤等も。生産性改善や大型新製品の立ち上げにより、業績向上を目指す。 記:2024/07/01
6273 東証プライム
67,290
9/27 15:00
+2,690(%)
時価総額 4,533,260百万円
空気圧制御システムメーカー。空圧機器、自動制御機器、各種濾過装置を製造。エア漏れ可視化技術に定評。国内外で製品供給体制の強化図る。半導体業界向け販売は足踏み。販管費は増加。24.3期3Qは業績伸び悩む。 記:2024/04/09
6367 東証プライム
20,550
9/27 15:00
+1,215(%)
時価総額 6,023,493百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6758 東証プライム
2,861
9/27 15:00
-11,379(%)
時価総額 3,607,956百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6861 東証プライム
71,090
9/27 15:00
-40(%)
時価総額 17,289,657百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,441
9/27 15:00
+215(%)
時価総額 4,483,398百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,751.5
9/27 15:00
+25(%)
時価総額 44,890,687百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7895 東証スタンダード
416
3/15 15:00
±0(%)
時価総額 11,623百万円
食品プラ容器の製造・販売を手掛ける。中国に製販拠点。環境配慮型素材・製品の拡充図る。外食向け需要の回復等で国内は売上堅調。23.3期3Qは増収。センコーグループHDによるTOBは成立、同社株は上場廃止へ。 記:2023/02/14
7974 東証プライム
8,048
9/27 15:00
+52(%)
時価総額 10,451,857百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
1,451
9/27 15:00
-30.5(%)
時価総額 19,272,175百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
2,954.5
9/27 15:00
-6,219.5(%)
時価総額 4,061,525百万円
三井住友銀行、SMBC信託銀行、三井住友ファイナンス&リース、SMBC日興証券、三井住友カードなどを傘下に収める持株会社。総資産は300兆円超。決済ビジネスを強化。政策保有株式の削減交渉は進捗順調。 記:2024/08/22
9433 東証プライム
4,769
9/27 15:00
-59(%)
時価総額 10,988,634百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9437 東証1部
3,880
12/24 15:00
±0(%)
時価総額 12,527,081百万円
NTTグループの中核を担う国内最大の携帯キャリア。金融・決済など非通信領域の強化に力注ぐ。21.3期1Qはコロナ禍で国際ローミング急減。だが非通信領域の拡大などで補う。通期では利益反発・連続増配を見込む。 記:2020/09/03
9983 東証プライム
49,110
9/27 15:00
+1,210(%)
時価総額 15,627,833百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
9,093
9/27 15:00
+201(%)
時価総額 15,666,821百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17