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米国株見通し:下げ渋りか、ウイルスへの根強い懸念も追加緩和を意識

2020/4/13 17:10 FISCO
*17:10JST 米国株見通し:下げ渋りか、ウイルスへの根強い懸念も追加緩和を意識 (16時50分現在) S&P500先物    2,745.38(-34.37) ナスダック100先物   8,120.75(-106.75) グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は弱含み、NYダウ先物は300ドル超安。NY原油先物(WTI)の戻りは鈍く、今晩の米株式市場は売り先行となりそうだ。 9日の取引で主要3指数は1%前後上昇して取引を終えた。ダウは300ドル近く上昇し、一時24000ドルを回復。新型コロナウイルスの感染拡大の懸念は根強いものの、一部にピークアウトの兆しが示され、過度な警戒は弱まった。そうしたなか、連邦準備制度理事会(FRB)による中小企業向け支援などが好感され、幅広く買われた。ただ、原油価格の下落で関連銘柄が売られ、指数の重石となった。 3連休明けとなる今晩の取引は、引き続き新型ウイルスの被害状況が注目材料となろう。12日現在、米国の感染による死者は2万を超え世界最多となり、経済への影響を懸念した売りが出やすい。一方、3月の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨などから、FRBは今後も緩和的な措置を打ち出すとみられ、株売りを弱める可能性があろう。また、主要産油国による協調減産に向けた合意を背景に原油価格が持ち直せば、関連セクターの上昇が指数を下支えしそうだ。 《TY》